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- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591125823
感想・レビュー・書評
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■ 1253.
<読破期間>
2012/5/3~2012/5/5詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランス語で出版されたものを著者自ら日本語に書き直した本。
表紙に惹かれて買いました。
百貨店をリストラされた神脇、姑の介護に明け暮れ夫との関係も冷えきっている神脇の妻・香里、援交中の女子高生の紗綾のそれぞれの視点で語られますが、その三者が交わるようで交わらない。
援交を、クラシック音楽やフランスというキーワードで美化している感はありますが、少なくともふたりは本気なんだろうなぁ。
本気すぎるがゆえに、最後のまさかの結末に一気に転がっていきました。作者も、よくここまで救い用のない結末を思いついたな…… -
日本在住35年にも及ぶシャネル日本法人社長の著書。
援助交際やリストラなど日本での事象を盛り込みんだ、「絆」をテーマにした、きれいな日本語で書かれた、美しい物語ではありましたが、、。
申し訳ないけれど、私には「おじさんによる、おじさんのための、おじさんのおとぎ話」にしか思えなかった。けして悪い本ではないけれど。