モーグルビート! (ノベルズ・エクスプレス)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 50
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126011

作品紹介・あらすじ

雪深い山村で生まれ育って、自由奔放なスキーをしていた一子。そんな一子が出会ったのは、スキーで世界を目指す少女、美鈴!そして、モーグルという名の夢。

感想・レビュー・書評

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  • 雪深い山村に生まれた小学6年生の一子は、雪山で自由にスキーを楽しんでいた。
    しかし、近頃はいくら滑っても気持ちが満たされない。
    父親がスキーで亡くなったと聞かされており、母親は一子がスキーをすることにいい顔をしない。
    ある日、遠い親せきにあたる美鈴が一子の家に冬の間だけとのことで一緒に住むことになるが、お互い仲良くできない。
    実は美鈴はモーグルスキー選手で、この村にはモーグルの特訓のためにやって来たのだった。
    ライバル心や美鈴の華麗な演技に刺激された一子はモーグルスキーを始める。
    モーグルに自分の夢と希望を見つけた一子は美鈴に勝つため、そして父に近づくためモーグルの魅力にとりつかれていく。

    モーグルスキーといえば上村愛子さんで、一気に知名度があがりましたね。
    主人公は小学生ですが、モーグルでてっぺんと獲るという夢に向かって進みます。
    恐らく、児童書になると思いますので、小学生のお子様でも十分に楽しめます。
    読みやすく、飽きずに読み進められる本です。

  • 工藤純子さんらしくうまくまとまっている。

  • 父親が事故死したあと、ペンションを営む母と暮らす小6の一子はスキーが得意。モーグルの練習のために一子の家で暮らすことになった美鈴とぶつかり合いながら、一子もモーグルに魅せられていく。夢をみつけて打ち込んでいく子どもたちの葛藤と成長を描く。正統派のスポーツ成長小説。

  • 雪深い村でペンションを経営する母と暮らす一子は、スキーが得意な女の子。
    ある日美鈴という同い年の女の子が、一子の家に居候することになった。
    美鈴はモーグルの優秀なコーチを求めて、この村にやってきたのだという。
    ただ何かを思いつめているような、人を寄せ付けない雰囲気の少女だった。

    美鈴の美しい滑りとエアを見てから、一子はモーグルにとりつかれてしまった。
    今まではスピードとスリルのスキーしかしてこなかった一子だけれど、
    美鈴に負けないぐらいのモーグラーになりたいと思うようになったのだ。

    モーグルの上達とともに、成長する一子と美鈴。
    続編も出るようですので、楽しみです。

  • 「ちょっかり」って(笑)
    アダ名の通り、真っ直ぐすぎる女の子がモーグルとライバルに出会い成長していくお話。句読点が妙に多い気がしなくもないですが、滑走シーンは情景が思い浮かぶほどリアル!続刊が楽しみです。

  • 「ちょっかり(直滑降)」というあだ名がつくくらい、スキーではスピード狂の、小学6年生の一子。しかし、突然一緒に暮らすことになった美鈴の、モーグルの見事なエアを見て、一子はモーグルに目覚める…

    出版がちょうど冬間近、表紙も可愛いし、「モーグルビート!」というタイトルもなかなか楽しそうで、きっとモーグルの意外な一面とかがわかって、これからの季節にもぴったり…と軽い気持ちで読み始めたら、中身に驚かれるかもしれません。もちろん、モーグルという競技の奥深さはちゃんと描かれているのですが、それを軸に、この本は家族の物語、少女たちの成長と精神的自立の物語になっています。それらがモーグルおよびスキーという競技の特性と合間って、緊張感のある物語になっています。あとがきに「ぞっかんに乞うご期待」とありますが、本当に続きが楽しみです。

  • 長野に住む一子は、毎日夢中になってスキーをしていた。誰よりも速く滑れると思っていた一子の前に、コブの斜面を飛ぶように滑る少女・美鈴が現れた。はじめて「モーグル」というスキー競技を知った一子は、美鈴に負けじと特訓を開始するが…。
    無鉄砲でまっすぐな一子とクールで陰のある美鈴がぶつかりあいながら自分の好きな道をみつけていく物語。

  • 冬のスポーツものって、最近はフィギュアスケートとかでてきてたけど、モーグルって新鮮!
    ライバルも友情もあって楽しめます。

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著者プロフィール

『セカイの空がみえるまち』で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。『となりの火星人』、「恋する和パティシエール」シリーズ他作品多数。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。

「2023年 『リトル☆バレリーナ  きらめきストーリー☆3つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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