らくだい魔女とはつこいの君 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)
- ポプラ社 (2011年10月8日発売)
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感想 : 11件
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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591126127
感想・レビュー・書評
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舞台は赤の国。
カイがメインの物語。
これまで謎めいていた彼のことが明かされる。
全体を通して切なさが漂うお話。
…カイは何かと設定盛り盛りだな笑
ムンデ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(2018-11-17)
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“「案内するって、カイってば、ずいぶんこの国のことにくわしいんだねー?」
「そりゃそうさ。オイラはこの国の生まれだから」
「えっーー……?」
言葉もでないでいるあたしたちをそのままに、カイは「ついてこい」というように手をうごかして、そのままスタスタとあるいていってしまった。”[P.43]
15巻目。
カイくん……これは泣く……。
“『男らは石棺にきざまれたいつわりなき歴史を見せてほしいと申しでた。しかしそれはカンドラの巫女としてゆるしてはならぬこと。けれどわらわはかわりにひとつ条件をだしました。ーーわらわのいちばん大切な者をこの王国からつれだしてほしいと』
「えっ」
巫女のことばに、あたしはドキリと心臓がはねあがる。
巫女のいちばん大切な者、それは弟であるレグルス王にちがいない。でも、もしその男たちが、王をカンドラからのがしたのだとしたらーー
(それってつまり、レグルス王はどこかで生きているってこと……?)”[P.151]