([お]4-2)やがて目覚めない朝が来る (ポプラ文庫 お 4-2)
- ポプラ社 (2011年10月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591126240
感想・レビュー・書評
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穏やかな追憶だけど、決して寂しいわけではない (死別自体は寂しいけど) 温かな物語。親子三代のほかに登場する人たちとの関わり方もまた暖かい。
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静かな気持ちになれる本。生き方と死に方が勉強になった。
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登場人物がそれぞれ素敵でした。
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たくさんの死があるのに、ふわふわした雰囲気。おとぎ話みたいだった。
タイトルが好き。
贈り物を困った時に売れって言って渡す優しさとカッコ良さよ…。 -
暗転後の舞台裏は死の世界と同じ。それは死ぬことにそっくりなのよ。生まれて死ぬ。生まれて死ぬ。生まれて死ぬ。蕗さんは舞台でその訓練をしたんだそう。
(P.089)
それが、涙よりも、もっともっと深い悲しみに捉われているためかもしれないと気づくのに時間はかからなかった。母は、楽しいこと、うれしいこと、たとえば美しい夕焼けを見た時や、庭の花がきれいに咲いた時、おいしいお料理を作った時やなんかに、ふと父の不在を口にした。舟ちゃんはいないんだった。悲しい時や困った時や辛い時ではなく、輝きにあふれる一瞬にこそ、その言葉を。
(P.124) -
期待したけど、ピエタには勝てないな
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江國香織未満
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死なのに重くなく、行間の余白が想像の余地を広げてくれるなぁと。細かく書いていないからこその読み取る、当てはめるなど解釈が多様にできるのが素敵。
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目覚めない朝に想いを馳せる。そのような、気持ちを詰め込んだ、一冊
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地元作家さんを応援。まあいいけど特に文章が魅力的ではないし、テーマもまあ。手元になくても他に読みたいものがいっぱいあるけど、タイトルにひかれてつい手に取って再読するかな。悪くはないけど。