坂の上の坂

著者 :
  • ポプラ社
3.59
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本棚登録 : 984
レビュー : 179
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126578

作品紹介・あらすじ

年金、雇用、医療、災害…国も会社もあてにならないこの時代、50代からの30〜40年をどう過ごすのか?あなたの人生の後半戦、この一冊が分かれ道。仕事、住まい、お金、パートナー…。前時代的な価値観の呪縛を脱ぎ捨て、今こそ真の豊かさに舵を切れ。

感想・レビュー・書評

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    坂の上の坂

  • みんなで一緒に「上手く生きる」から、それぞれ一人一人が豊かさを楽しむライフスタイルへの移行

    自分自身が設計した「幸福」のスタイルで「家」づくりをすること

    あなたの価値観を柔らかく多様にすること 価値観の違う他者を認めてリスペクトすること

    自分の過去を整理し、どの方向に進みたいのかを考え続ける態度が大事です。

    会社のなすがままにされること。そして人生の後半を形づくるベースになる大事な中盤戦で、誰かの価値観に振り回されることです。

    生きた証は会社でなく、家族に記憶される
    自由な思索の時間と、家族で過ごせる時間こそ、いかに大事であるか。

    Yes,but.... の思考

    「会社」ではなく「社会」へ、さらには「家族との人生」への意識をシフトすること。

  • 最近、20代にやっておきたい事などなど、年代別のノウハウ本がありますが、なかなか50を過ぎると手遅れなのか、そんな本はありませんでしたが、この本の副題には「55歳までにやっておきたい55のこと」ってあり、すでに55歳になったばかりの私としてはいささか手遅れですが読んでみました(でも、55もあるのか、5つくらいに絞ってよ(笑))

    でも、作者の個人の思い入れが強い部分も多々見られ、これをみんながやったから幸せかと言うとまた別問題。本当の意味は、モノの見方を少し変えてみたり、自分なりの価値観を見出して生きるという例だと捉えました。いずれにしても坂の上には「まだ坂」が続くと言う事で、徳川家康じゃないけど人生とは「重荷を負うて、遠き道を行くがごとし 急ぐべからず 不自由を、常と思えば不足なし・・・」なんだろうなあ。

  • 『坂の上の雲』の愛読者であればだれでもこのタイトルは気になる。中学の娘でさえも『坂の上の坂?』といって食いついた。非常にうまいネーミング。
    著者の名前は知らなかったものの、『民間人が初めて公立中学の校長になった』、『地域の塾の先生が公立中学で時間外に教えている土曜寺子屋』など、藤原和博氏の活動は以前からテレビのニュースでよく取り上げられていることもあり知っていた。明治時代、誰もがロマンをもち、坂の上をみればそこには目指す雲があった。90年代半ばまで続いてきた成長の時代には、誰もが同じ方向に進んでいれば、みんなで幸せになることができた。成長社会の拡大し続ける市場がそれを受け入れてきた。しかし成熟の時代にはいった今の日本では、坂の上にあるのは雲ではなく次の坂。坂の上の坂に備えて、画一的な成功モデルではなく、それぞれの幸せにむかって、どういった備えが必要なのか、すでにそれを経験してきているヨーロッパと対比しながら書かれている。とにかくサラリーマンには頭が痛くなるような指摘がいっぱい。パートナーとの関係の見直しや、地域社会との関係の強化などの重要性について丁寧に述べられている点は、吉越浩一郎氏の『老後が楽しみになる生き方』を思い出させる。

    • hossy000さん
      パートナーとの関わり方、吉越さんの主張と重なる部分は自分も同感です。
      それらを読むことができたことが自分にとってはとても良かったと思っていま...
      パートナーとの関わり方、吉越さんの主張と重なる部分は自分も同感です。
      それらを読むことができたことが自分にとってはとても良かったと思っています。なんとか実践できるよう心がけています。
      それ以外もかなり考えさせられる本でしたね。
      2012/01/27
  • 生き方について書かれた本。
    一般的なキャリアだけではなく、引退後の夫婦関係や人生を豊かに過ごすために、お金や人生の下り方について触れられている。

    例として、
    自分なりの価値観を持ち幸せに生きよう。
    価値観が多様な時代なのだから。ヨーロッパにはそれを受け入れる宗教がある。日本にはないので、自分の物差しを持つ必要がある。
    テレビをなくして会話をしよう。孤独を癒せる。

    パーキンソンの法則:組織は肥大化する。
    優秀な人は現場から離れていき能力を活かせなくなる可能性がある。そのため役に立たない管理職が発生する。
    管理職だけに全うすると、組織外では通用しない自分に気づく。

    その他、第二の故郷づくり、健康のための運動、死と向き合う、会社以外のコミュニティ、夫婦で共通の趣味を、など。

  • サブタイトルが一番わかりやすい。
    自分のライフスタイルは一度振り返る必要があると痛感させられます。


  • やっぱり、藤原さんの本は、心に染みる。。

    以下、気になった点のメモ



    ・海外経験などないのにヨーロッパに赴任しました。
    42歳では、新規事業として介護事業に参入しました。
    ホームヘルパー2級の資格もこのときに取りました。
    47歳では、収入が激減することになる民間校長になって、
    52歳で退任しました。

    ・優先順位をはっきりさせる

    ・自分で本を出し、講演できるスキルを身につける
    50歳までに本1冊を。メモでも、blogを書き続けるのが良い。
    →こどもへ楽しくスポーツを教える方法とか★

    ・若いうちから、投資経験を

    ・体を動かし、体の資産づくりをする

  • たいした事は書かれていない

  • 70ページ
    起こってほしいと思っている社会変化は、実はシンプルなことです。みんな一緒に「うまく生きる」と言う高度経済成長的なライフスタイルから、それぞれ一人一人が豊かさを楽しむライフスタイルへの移行です。そのためには、義務教育のカリキュラムからデザインし直したなければならない。
    画一化された正解主義的なやり方が、結果的に多くの人々を呪縛し、不幸な顔にしていると感じました。

    95ページ
    今なお古い成功モデルにとらわれてしまっていると、自分を苦しめることになります。人生の正解なんてない。自分で納得できる解ー納得解を作り上げるしかないのです。

    96ページ
    正解を見つける力(=私は「情報処理力」と呼んでいます)で君たちは東大に入った。しかしこれから求められるのは、正解のない問題にアプローチする力(=こちらは「情報編集力」と呼んでいます)である。


    109ページ
    報酬マトリックスを自分で書いてみると、いろいろなことが見えてきます。自分が果たして権力志向なのか、プロ思考なのか。報酬を大事にしているのか、それ以外の価値を大事にしているのか。それは、どのくらいのレベルなのか。そして、自分が得ている報酬はどの強みから生み出されているのか…。
    このマトリックスを活用するために、ぜひやってみて欲しいことがあります。これはどうしても求めたいと言う「経済的ではない価値」を、自分なりに具体的にリストアップしてみることです。

    126ページ
    なぜなら、会社と言うのは、役割と機能を編集する装置だからです。人間の歴史を記憶したりする装置ではない。あなたがいくら会社でがんばって実績を上げたとしても、あなたの人生の記憶が会社に残る事はありません。
    では、自分の人生を記憶してくれる装置はどこにあるのでしょうか。それこそが家族を含めたコミュニティーなのです。

    265ページ
    端的に語るとするならば、必要な事は「会社」ではなく「社会」へ、さらには「家族との人生」へ意識をシフトすることです。
    とりわけ45歳から55歳の間に、「社会的なものごと」への関心が、ビジネスや会社の軸からだけではなく、別の視点からも捉えられなければならない。それが新しい行動へとつながり、これからを生き抜く重要なカギになると私は考えます。
    この新しい視線の獲得こそ「坂の上の酒」を上る原動力になるのです。

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著者プロフィール

教育改革実践家、奈良市立一条高校校長


「2018年 『45歳の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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