([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)

著者 :
  • ポプラ社
4.03
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本棚登録 : 1989
レビュー : 317
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126653

感想・レビュー・書評

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  • 自分に描けるレシピはあるんだろうか?(。-_-。)

  • 登場人物に胸糞悪い人が多くて途中までは若干イライラしながら読んでたけど、最後には丸く収めてくれてハッピーエンドになってよかった。

    人それぞれ、色んな人生がある。そんな中で、色んな事情や苦悩と戦いながらも、幸せを探して歩き続けることの大切さ。そんなことを痛いほどに感じた。

    ほっこりとした読後感。いい本だと思う。

  • あたたかいなぁ
    大切なことは伝わってる
    大丈夫

  • すっごくジンときてしまった。
    ラストのお父さんがイモとハルミを生まれ変わりかって思うとこがなんかもう切なくて。
    でも百合子の最後の決断は如何なモノか。。。
    賛同致しかねるなぁ。
    幸せになれたようなので良かったが。

  •  すべての人の人生が、幸せでないことは分かっている。終わり良ければすべて良し、でさえないことも。でも、居た堪れなかった。
     乙美さんは、若い頃に苦労や寂しい思いをたくさんしてきて、ようやく一緒になれた熱田さんとの生活は、幸せなものだったのだろうか。彼女が夫と最後に話した時のエピソードは、悲しい。悲しい気持ちのまま、亡くなってしまったんじゃないだろうか。あんなのって、ない。あんなに良い人が、なんで恵まれないのかな。
     井本が戻ってこなくてもそれでいい、と熱田さんが言うのは、ただの自己擁護だ。あれが妻であったということを心のどこかで信じていたいんだろう。自分を心配して戻ってきた、と。
     熱田さんみたいな昔の男の人が、わたしは気に食わない。奥さんが死んでから、“あいつは幸せだったのだろうか”なんて、なんでもっと早くそれを考えてあげなかったの。なんでそんなに声を荒げたの。なんでたまにでも奥さんを褒めたり、日頃の感謝の気持ちを示さなかったの。そんなこともできないなんて、昔の男のプライドはばかみたいだ。そのプライドによって得られるものなど何もない。
     乙美さんは幸せだった、って言うかもしれないけど。それでもわたしは熱田さんの態度には納得できない。

     エピローグはぐるーっと問題を大解決させるようなハッピーエンドだ。だが、現実を省みると、溜息が出るなぁ。
     奥さんに先立たれた高齢の父親を、一人で住まわせること。熱田さんみたいに家事もこなせるようになり趣味を持って友達との交流を楽しむようになるなんて、そう上手くいかないだろうし。
     そして触れられてはいないが、浩之の浮気相手亜由美の子どもたちの今後のこと。現実に親に恵まれない子どもはたくさんいるだろう。あんな母親のもとでどう成長していくのだろうかと考えるだけで恐ろしい。

     ただただ温かい気持ちになれる本、穏やかに読める本、というのではなく、どこかしらで現実を突きつけられる本でした。

  • 亡くなった素敵な奥さんの話。確かに映像化したくなる。

  • 小泉今日子さんの書評をきっかけに購入。
    子供が欲しかったのにできなかった時の想いや
    最近亡くした父の四十九日法要のことを思い出して
    涙が止まらなくて困った。
    今、この瞬間が辛くても自分がいなくなった時に
    もっと人に優しさを残せるような
    乙美さんのような人になりたい、なれるようになりたいと
    改めて今の生活を振り返りまた泣いている。

  • 人への想い。
    何気ないことが大切なんだと思いました。

  • 奥さんを亡くした旦那さんとその娘(娘にとっては義理の母)が四十九日を迎えるまでを描く一冊。
    子どもを産むこと、産まないこと、産めないこと等について考えさせられ、小泉今日子さんがレビューした通り、子どもを産まない人生を肯定できるような、優しい本だった。

  • 20160306

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著者プロフィール

伊吹有喜(いぶき・ゆき)
1969年三重県生まれ。三重県立四日市高等学校、中央大学法学部法律学科卒業。四日市市観光大使。1991年に出版社に入社。雑誌主催のイベント関連業務、着物雑誌編集部、ファッション誌編集部を経て、フリーライターになる。2008年に永島順子(ながしま・じゅんこ)名義で応募した『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」)で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。2009年に筆名とタイトルを改め同作で小説家デビュー。2014年『ミッドナイト・バス』で第27回山本周五郎賞候補、第151回直木賞候補。2017年『彼方の友へ』(実業之日本社)本作で第158回直木賞候補。

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