ズッコケ中年三人組age46

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 175
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126943

作品紹介・あらすじ

誰でも年をとることからはまぬかれない。三人組もどのように年齢をかさね、人生をかさねるのか!?ズッコケ三人組の担任だった宅和先生。三人組を6年間見守り共に卒業した宅和先生が…。

感想・レビュー・書評

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  • 中年になるとより死が身近なものになってしまうのかなぁ・・・。
    次回作期待です。47歳になった3人組かぁ。

  • モーちゃんの父親の訃報が届き(物心つく前に両親が離婚したのでモーちゃん自身は父親を知らない)、同級生が自殺していたことを知り、モーちゃんの兄が事故死していたことを知り(物心つく前に両親が離婚したのでモーちゃん自身は父親を知らない)、恩師である宅和先生が亡くなる。

    宅和先生の葬儀後、先生の自宅に現れた老婆は「宅和先生と男女の関係だった」と言い、過去の日記を持ってくる。
    どうしたものかと悩んだ先生の家族はハカセに調査を依頼する。ハカセたちが老婆の居所を突き止めたところ、どうやらすべてはボケてしまった老婆の妄想だったらしい、とのことで一応の決着をみせる。

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    年をとると何度も知り合いの死を経験することになる。何度経験しても知っている人の死はつらい。
    今回の三人組はほぼ活躍せずに、色んな人の話を聞いて回るだけだった。死んだあとでも色んなことを言う人がいる。いい話もあれば、よくない噂もある。まさに死人に口無しだ。

    宅和先生の葬儀で六年一組の同級生たちが集まってくるあたりは、何度も一番最後のページの座席表を見て、ああこんな子いたなあ、と頷きながら読んだ。

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    ハカセと荒井陽子が家で食べているのはカタカナの料理ばかりで、肩が凝りそうだと思った。おじさんズッコケシリーズもあと少し。このまま全部読み切ってしまうつもりだ。

  • 小6の頃、リアルタイムでちょうど読んでいた作品。
    同い年だったハチベエたちも46歳。自分も大人になってわかるけど大人って自分たち以外の人たちに翻弄されることが多いなと思う。親の世話、恩師の死、同級生の死。なにかと心が揺さぶられる出来事が多いのは自分たちも同じ。それでも色々抱えて生きていかなきゃと思わせてくれた。

  • ズッコケ三人組age46
    著作者:那須正幹
    発行者:ポプラ社
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    誰も年をとることからはまぬかれない。

  • 子どもたちが図書館で借りてきて、僕も読んだのだが、果たして子どもが読むのに適当だったのか・・・
    「死」を取り扱っているのだが、その背後には当然「老い」があって「ボケ」や「現実認知」の問題も含まれている。特に、今作は「性」の問題が生々しく描かれていて戸惑う。
    ともあれ作者を信頼すれば、これらは書かれるべきものだったのだと思う。

  • 病気、認知症、死…なんとも 重苦しい内容。40才台も 後半にちかづいてくると 身の回りが 慌ただしくなっていく。自分も 気を付けなくっちゃ。

  • 前作まではほのぼのした雰囲気で安心して読んでいられたんだけど、ここへきて一気に現実の厳しい面が前面に出てる。それが決してありもしないことではない、ってとこが切実に迫ってなんとか読了。シリアスな一冊。

  • たまたま図書館で見つけて。
    懐かしいなー、と思ったら中年編でシリーズ化されているんですね。
    途中の話からになってしまいましたが、十分読み応えがあります。
    惜しむらくは昔のシリーズをすっかり忘れていること、おそらく読んでいたのから相当いろんなエピソードがあったこと。
    中年編を一から読みたくなりました。

  • 暗い話ばかりにげんなりしたけど、またこのシリーズの違う作品を読んでみたいと思えた。

  • たくわん先生もなくなるのかー
    なんだか無常だねぇ
    妄想の話も、妄想じゃないかもしれないし。真偽はわからないまま。
    人間は一面しかみせないから、わからないよね
    しんみりした回だったなあ

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著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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