山手線探偵 まわる各駅停車と消えたチワワの謎 (1) (ポプラ文庫)
- ポプラ社 (2015年1月2日発売)


- 本 ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591129685
作品紹介・あらすじ
<<文庫書き下ろし>>
☆神出鬼没の名探偵?
☆助手は小学生&自称ミステリ作家??
☆そして――謎解きはなぜか電車内???
本当にどんな事件でも解決できるの!?
★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★
山手線の電車内だけに現れるといわれる神出鬼没の名探偵――
山手線探偵・霧村雨。
彼を支えるのは、小学5年生の助手・シホと、見当違いな推理を
働かせまくる自称作家の三木幹夫。
彼らトンチンカン3人組が事件に挑む、ほんわか下町人情満載の
ユーモアミステリ。
★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★
感想・レビュー・書評
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山手線の電車の中で探偵業を営む霧村と自費出版作家のミキミキと何故か現役小学生五年生のシホのトリオがおりなす短編連作探偵小説。
キーワードはチワワと小学生五年生の男の子達。
寄せ細工のようにいくつかの事件が折り重なって謎解きを複雑にさせる⁉️ついには殺人事件にまで発展。事件解決に奔走するトリオがどたばたするエンターテイメントユーモアミステリーでもある詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
受験ノイローゼで線路に落ちて自殺したと思われる少年の死の真相を追い、山手線をぐーるぐる回って事件を解決する探偵もの。気軽に読める。2013/384
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事務所の家賃を払えなくなって山手線の電車の中で商売をする探偵霧村雨
その助手のシホと自称作家のミキミキが事件を解決していく話。 -
設定はキャッチーだけど、それほどおもしろさは感じなかったです。山手線の活かしどころが難しいのかも。ばらばらの事柄が1本に繋がっていく感じは、まぎれもなく七尾作品のテイスト。明かされていない設定もあるので、シリーズ化するのかもしれないですね。
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【再読】
山手線電車内を事務所代わりにする探偵と小学生の助手、自称ミステリ作家が活躍するシリーズ第一弾。痴漢冤罪からはじまって軽い短編集かと思ったら大間違い。すべてが絡み、点と点が線になった時になんとも言えない気持ちになった。
一気に読みたくなる1冊。 -
ある事情により山手線を事務所代わりにしている風変わりな探偵、霧村雨。そのアシスタント、広報役であり、ワトソン役として話しの語り手になるのは小学生のシホ。このシホが良い。
それだけと言えばそれだけ。 -
シホがなんともこましゃくれているw
それにしても、山手線の中にだけ現れる探偵なんて奇抜な設定。
自称作家と3人のかけあいがおもしろい。
最初の、痴漢冤罪事件の解決が鮮やか。
やるじゃん、山手線探偵。
チワワのまいちゃんのいきさつはせつない。
まいちゃん、人間の勝手に翻弄されちゃって、、、
金太郎君と幸せになれるところだったのにね。
山手線みたいに輪になった事件。
きれいに解決してすっきり。
シリーズ続編も読んでみたい。 -
読み始めた段階ではわかりませんでしたが、全編通しで話しがつながっている構成。”山手線探偵”だけにぐるりとつながっている、というところでしょうか。
しがない探偵である霧村の推理により謎のつながりを解明してゆくところはそれになりに読み応えがあるのですが、せっかくの洞察力のすごさがインパクトの少ない描写にとどまっているような気がしました。落ちぶれキャラだけど推理力は抜群というギャップがあるので十分魅力的なキャラなのですが…。それとミキミキさんがちょっと中途半端なような気もします。
山手線で活動する探偵というのが現実的かどうかはともかくキャラをみがけばもっとオモシロイ作品になると思います。続編があるようなのでそちらも読んでみようと思います。
著者プロフィール
七尾与史の作品





