- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591130056
感想・レビュー・書評
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鈴の神さまが可愛い。
一緒に遊んだりアイスクリームや饅頭を食べたくなる。
きっとこの国にはこういう可愛い神さまもたくさんいるんだろうなあ。 私もおじゃる◯さんを思い浮かべてしまいました。
でも、子供の時と大人になってからでは少し違ってるだろうけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この町を守ってくれているのは鈴の神さまだというーー。
鈴の神さま/引き出しのビー玉/シッポと煙管/秋桜/十四年目の夏休み -
中学二年の春休み、本書の主人公「冬弥」は、東京から四国の祖父のもとへ行くことに。きっかけは、突指してピアノコンクールに出れなくなり、怒った母親とした大喧嘩。嫌になってしまったピアノから離れ、祖父の元で息抜きしようと思っていた冬弥だったが、思わぬ出会いのおかげで、音楽への思いを取り戻していく。鈴の神さま「安那」は齢1200を超えているとはとても思えないほど、食い意地が張っているし、なんだかとってもかわいらしい。読んでいると、思わず顔が綻んでくる。あったかい気持ちになれる一冊。
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かわいい神さまのお話
気持がほわっと暖かくなりました -
ただの短編集かと思ったら、どこかしらリンクしてました。
地域が限定されますから、当然と言えば当然ですがw
とある事で家族内(女)と喧嘩をして、おじいちゃんの所へきた少年。
疎開してきた、気持ち新婚妊娠妻。
売れない俳優に、お店の…ひばあちゃん。
そしてまた最後に少年。
年月が行ったり来たりする中で、子供とそのお付きだけが
そのままの姿で現れてくる。
私も見た、おれも見た、と語れる話だったらいいのですが
一種座敷童の様な貴重物(笑)
いや、相手神様ですから、土俵(?)はそんなものかと。
やはり最後の「夏休みがきた」と喜んでいる様が
ほんわかしてしまいました。
無限に等しいほどの時間の中で「長かった」と言われたのが
すごく楽しみにしてくれていたんだな~と。 -
様々な時代の人々と、小さな鈴の神様の話。
様々とはいえ、現代ですが。
ほのぼのとはまた何か違う感が。
天真爛漫、でしょうか。
ほっとする話群です。でも、少し寂しい。
ひねくれた感想を書こうと思えばいくらでも書けるかと思いますが、まあ、いいんじゃないですか。 -
うーん、かわいい!
ピアノを続けたい少年。最近楽しくない。そんな状況を抜け出すため、四国に住む祖父のもとへ。
そこでの生活は素晴らしく、
理解ある祖父と共に伸び伸び過ごし、
音楽に触れ、
自然に触れ、
山の上の神様
安那ー沙耶ーに触れた。
人生からすればたったひととき、
そのひとときで人生が変わる。
鈴の神様に触れたひとはなにを感じ、考え、思うのか。
触れたひとたちの世代を越えた5つのストーリー。
あー沙耶がかわいい。
ほのぼの。ときに泣ける。
そんな感じ。 -
ああ、まあ、イイハナシでした。
ほとんど飛ばし読みしたけど。
江戸なのにお貴族さんなんだか武家さんなんだかごっちゃになってるような。
神さまだからいいのか。
まあとりあえず表紙がかわいらしい。
かわいらしい話。
児童向きに書き直してもいいんじゃない。 -
自分も田舎のゆったりとした時間の中に身を置いている感覚になれる一冊。
冬弥と安那の掛け合いがすごくいい。ほっこりとさせられます。