- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591130124
感想・レビュー・書評
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まっすぐな風子
あこがれの先輩 凪子
名家の華の乙女が通う高校で起こったのは
心温まる優しい結末でした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少女小説。
女学院での一年を描いている作品です。
読了後には、ほのぼのとした気持ちになります。
あきこさんは、ツンデレなんですかね…?
でもこの小説の世界観は彼女によって
作りだされている気がします。
風子とは今後もこの関係を続けていくのでしょう。
花言葉がたくさん出てきて、
勉強になります。 -
恥ずかっしい位のまっすぐさ。
くすぐったい位の女の子っぽさ。
コバルト文庫かと思ってしまうがポプラ文庫です。
開いた文庫本で顔を隠しながらムフムフして読んでしまった。
(決して内容がいかがわしいわけではなく)
1学年たった30人という選ばれし華族家系のお嬢様が通う
女子校に入学した風子だが、学園内はは異端児。
田舎で陶芸家の祖父に育てられる自然時だわ、
「華族」という言葉すら知らないわ、
皆の憧れのお姉さまに意図無く近づけちゃうわ、
目まぐるしくおきる事件すらも悉く美しく着地させる風子。
彼女の性格ゆえの結果だけど、何より備わっている強運もすごい。
世の中、そんなにうまくいきません…
分かっているからこそ、彼女の資質とその運命に微笑んでしまう。
登場する少女たちも王道中の王道を行く感じで、
カバーをかけて読んでいたのだけど読後に改めて表紙絵を見て
ビジュアルイメージと私の脳内画のブレのなさに驚いた(笑)
残念な点といえばあまりにも多くの事件を詰め込みすぎて、
その1つ1つが駆け足気味に見えてしまうこと。
清清しさが第一の1冊と思うけど、逆にアッサリしすぎに感じられしまう。
もっと魅力を隠し持ってるはずのルームメイトたち、
もっと長く深い切ない距離があっただろう恋愛、
もっと鬱々としただろうライバル関係…
それらが感慨少なく終わってしまった気がします。 -
折原みとさんの本は、「時の輝き」以来十数年ぶり。
重厚な本も良いけど、時にはこんな少女小説もありかな。
本を読むことの楽しさを覚えた、少女の頃の気持ちに戻れた。
美しい日本語とお花、それからハッピーエンドが好きな方には是非。
私は、すごく好きです。 -
本屋で適当に手にとって買ってみた。
内容はめちゃめちゃ軽い。少女漫画を読むような感覚。
さらっと読むにはおすすめです。 -
笑ってしまいそうなほど幼稚な文章と、あまりにご都合主義的な展開ですぐに先が読めてしまう。
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2010/6/14
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活字しか無い少女コミック。もう少し膨らませてもいいんじゃないかなーと思うくらいにひとつひとつのエピソードがあっさり終わるけど、折原さんの作品を手に取る人からすれば、まぁ期待通りなのでは。
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名門女学校を舞台にしたストーリー。
女子校ならではの嫉妬やイジメ。
友情や姉妹の絆も。
少女漫画を読んでるみたいにスラスラ読めた。
女子高生の好きなものも色々出てきて楽しかった。