グスコ-ブドリの伝記 (ポプラ社の絵本 13)

著者 :
  • ポプラ社
3.44
  • (3)
  • (8)
  • (14)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 104
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591130186

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幻想的な絵を描く司修の「グスコーブドリの伝記」。
    他にも「セロ弾きのゴーシュ」「雁の童子」と言った素晴しい作品を手掛けられているので、とっても楽しみです。

    ポプラ社のPR
    「賢治の故郷、岩手(イーハトーヴ)を舞台に、賢治の理想と生涯が色濃く重なってくる作品です。司修先生が大佛次郎賞受賞後の第一作として絵本化しました。」

    • MOTOさん
      私も宮沢賢治が描く童話が大好きです。

      童話と言っても、子供の頃は面白いと思えなかった。
      大人になって良かったなーと思える事はそんなに多くは...
      私も宮沢賢治が描く童話が大好きです。

      童話と言っても、子供の頃は面白いと思えなかった。
      大人になって良かったなーと思える事はそんなに多くはありませんが、賢治の童話を楽しく読める様になったのは、良かった事の数少ないひとつです♪

      2012/06/06
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「良かった事の数少ないひとつです♪」
      これから、もっと沢山良いコトと出逢えますよ。。。
      宮沢賢治の話に戻すと、、、長岡輝子の朗読CDブックが...
      「良かった事の数少ないひとつです♪」
      これから、もっと沢山良いコトと出逢えますよ。。。
      宮沢賢治の話に戻すと、、、長岡輝子の朗読CDブックが欲しくてたまらなかった。不思議な語感の言葉が多い宮沢賢治のお話を、耳で聞いて楽しめたら素敵だと思うのです。
      2012/06/07
  • 宮沢賢治の童話を幻想的なブル-を基調に描かれた絵物語。架空の街イーハト-ブ(東北地方)の森、木こりの家に生れたグスコ-ブドリ(ブドリ)と妹ネリの不遇の境遇、冷害による飢饉、両親との生き別れ、クーボ-博士とペンネン技師との邂逅、火山の研究と寒波の襲来・・・ブドリ「空気中に炭酸ガスが増えれば(地上は)温かくなるのですか」博士「それはなるだろう。けれども火山に行った者の一人は逃げられんだろう」・・・人工的な火山爆発による温暖化のため、若くして自己犠牲となったブドリの生き様は、賢治の志しを物語っているようです。

  • 宮沢賢治さんの談話室で『グスコーブドリの伝記』を知り
    青色が好きでこちらの絵本をセレクトして読みました
    厳しい時代に生き、自己犠牲でたくさんの人たちを救ったグスコーブドリ
    胸にグッとくるお話しでした
    司修さんの絵もとても幻想的(青色好きにはたまりません笑)

  • 娘の影響で宮沢賢治を読み始めました。
    勢いにのるとスッとページを読み進めることができました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「流れ方がすごいよ!」
      特にグスコーブドリは、不思議な雰囲気から始まって、どうなる?どうなるって感じで引っ張られました。
      「流れ方がすごいよ!」
      特にグスコーブドリは、不思議な雰囲気から始まって、どうなる?どうなるって感じで引っ張られました。
      2012/11/15
  • 冷害のため家族を失くした幼いブドリ。成長したブドリたちに再び大きな冷害が襲ってきた時、悲劇を繰り返さないためにブドリは自分を犠牲にして冷害を終わらせる決断をする。
    自然災害、文明の限界、人はいかに生きるべきか。これはブドリの使命だった。ブドリにしかできないことだった。自己犠牲の悲しい物語じゃない。強い使命感を持って戦ったブドリの物語。

  • 故郷・岩手(イーハトーブ)を舞台にした賢治の精神が色濃く出た名作を、司修氏(第38回大佛次郎賞受賞後第1作)が絵と文で彩り、贈ります。

  • 地球温暖化の逆をいく様な話。

    もう100年も前にこんな話を考えた宮沢賢治は大した人だと思う。

    ブドリとネリの両親は、口減らしのために自ら命を絶つために森へ行ったのか?

    そこら辺が良く理解できていない。

    司修のの名前は岩波書店の図書誌で見た記憶がある。

    ここで出会うとは思ってもいなかった。

    今年で86歳だね。

  • 宮沢賢治の絵本、というだけでなく、青系の色彩が美しい絵本らしいのでそのうち機会があったら読んでみたいな。

  • 文章と絵が分かりやすいと思ったら、文と絵とも司修さんでしたね。宮澤賢治原作で読みだしたのですが青の絵がすんなりと入って来ます。最後にブドリが帰らない人になってしまうのが悲しいこととして、ため息がでました。

  • 高学年の読み聞かせにどうかと思ったけど、
    子どもには、しかも飢饉やら昔の暮らしを
    知らなければ、とても難しいと思った。

    比喩で描かれている部分を、なんとなくでも
    感じ取れれば良いけど、そう出来なければ
    ただの訳のわからない話になってしまう。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮沢賢治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×