だれかさんのかばん (ポプラちいさなおはなし)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 87
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591130995

作品紹介・あらすじ

みんながかえったあと、木のえだにぶらさがっていたちいさなぬののかばん。だれのかばんでしょうか…?子どもたちのこえがきこえてくる、五つのちいさなおはなしです。

感想・レビュー・書評

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  • ☆可愛い動物たちの五つの小さな物語。

    モノクロの挿絵が多い中、緑やピンク、赤や黄色のカラフルな色がキラキラと目を引く「空いろ水いろ」が一番好き。りすちゃんたちが可愛い傘をさしてるよ。雨だけどみんなにこにこ楽しそう♪

    モノクロを上手く使っている「足音」もいいな。モノクロのおぼろ月、少し色の入ったほの白いコブシの花に心が和む。うさぎのおじいさんが耳をピンとする所もいいな、…静かな時間が流れている。不安なクマの母子の為にお父さんの足音を聞いてあげる優しいおじいさん。

    うちのうさぎも時々耳をピンとする。誰かの足音を聞いているのかな。

  • 1.2年。森のなかまたちの何気ない日常で起こるとっても優しい物語。短いお話で分かれているが、落ち着いた表現に加え表現が文芸的なため、子どもの語彙力では感じきれないところがある。穏やかなお話が好きな子に。

  • わたしが一ばんおもしろかったところは、「いいにおい」の中で、ブタちゃんが花の上で、お昼ねをしていたとこで、キツネくんがよびかけて、「ふくのむねのところがいいにおいする」と言っていたのに、こぼしたスープのにおいだったところです。

  • やさしいおはなし。

  • キツネの子と、森の仲間たちの小さなお話が5編。

  • かわいらしくって、ほっこり心があったまる、5つのちっちゃなお話。
    ゆっくり、ゆっくり過ぎる時間。
    やさしい視線。
    高橋和枝さんの、やわらかな、あたたかい絵が、よりほっこりさせてくれます。

  • かわいいお話したち。

  • かわいらしい小さな5つのお話。
    ふんわり暖かくて、くすぐったいようなやさしさです。
    低学年でも読めるけど、もう少し上の子の方が楽しめるんじゃないかなぁ。
    子どもより、むしろ大人うけかも。私は大人目線で楽しみました。
    挿絵もふんわりしててステキです。

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著者プロフィール

1929年東京都生まれ。コピーライターとして活躍後『こりすが五ひき』で講談社児童文学新人賞佳作入選。「きつねのこ」シリーズ(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』(小峰書店)で小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で野間児童文芸賞など受賞多数。子どもやそのまわりのおとなたちの姿をあたたかく、真摯に描いた多くの作品が愛され続けている。2018年逝去。

「2018年 『おばあちゃんのわすれもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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