オレたちの明日に向かって (teens' best selections)
- ポプラ社 (2012年10月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591131053
感想・レビュー・書評
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保険の仕事を垣間見られて、面白かった。
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姉が起こした事故などから保険の必要性について興味をもった中学2年の勇気は職場体験で保険屋を選ぶ。実際にお客様との打ち合わせ現場に付き添ったりしながら世の中を少しづつ知ってゆく。ちょっぴりスリリングな展開もあって貴重なYA!
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中学生の「ジョブトレーニング=職業体験)の話。
中2の花岡勇気(はなおかゆうき)は、長身でバスケ部所属だが、いまいちさえない。親友はこれまた恥ずかしい名前の希望(きぼう)、通称きぼちん。勉強も得意とはいえず、憧れの中里さんを見つめる毎日。
ジョブトレーニングの授業に来たのはいつもお世話になっている保険代理店の今井さんだった。
勇気の母が車をぶつけるたびにお世話になっている今井さん。
そしてこのたびは、保育士の姉、玖美さんのひき逃げ事故にもかかわってもらっている。
勇気は、ジョブとレーニング先に、今井さんの保険代理店を選ぶ。
そこで、出会う保険にまつわる事故とその背景、真相によって、勇気は少し広い世界を知ることになる。
ジョブトレーニングという呼び方がちょっと鼻につくような~なぜ職業体験ではいけないのかな?
保険の在り方、「ひとを生かす保険」とは何かを考えさせる。
章の間にはさまる今井さんの業務日記で、現在の今井さんの抱えている案件がわかる。 -
なんかもう少し盛り上がりがあって終わるのかと思ったら、ちょっと拍子抜けの感。でもまあ、中学生は読んで損はなさそうな小説ではある。
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全体的に昭和な雰囲気。「めっちゃ」とか「どや顔」とかいまどきの言葉が頻繁に出てくるのになぜか。
この著者の『明日につづくリズム』と『私のすきなひと』の方が、無理がなく安心して読めました。女の子が主人公のほうがいいのかも。 -
瀬戸内海に面した小さな田舎町で中学生をしている勇気は、図体はでかいもののいまいちウダツがあがらず、身長を活かそうと入部したバスケ部でも「ウドの大木」扱いでどうにも自身のもてない日々を過ごしている。
そんな中、保険屋の今井さんと「ジョブトレーニング」という3日間の職業体験活動を通して、今まで自分が見たことのない世界や自分の未来について思いをめぐらせるようになる。
ヤングアダルト向けということですこし甘いというか、「中学生の職業体験でこんな経験させないだろう」とかいろいろ突っ込みどころはあるのだけれど、前向きな気持ちになれる。