- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591131077
作品紹介・あらすじ
古書『浪漫堂』に郵便配達人が一通の手紙を届けにくる。神道寺がその手紙を開くと、なんと、神道寺を逆恨みしている怪人八一三の脅迫状だった。浅草にある凌雲閣を爆破するというのだ…。再び怪人と対決することになった浪漫探偵社の面々。はたして、怪人をとらえることができるのか!?大正時代を舞台にした新シリーズの第3弾。
感想・レビュー・書評
-
冴子ちゃんが健気で可愛い。
おいしいところは神道寺さんが持っていくパターンが良いですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
偉人谷崎潤一郎や竹下夢二が出てきて、時代背景もわかり面白かった。
イラストも可愛いし、よも見やすい推理小説だった。
珍しく、一気に読むことができ、1時間位で世も終わった。
第3弾が気になる。 -
道明寺と怪人八一三の対決 第2ラウンド。
青年になった芥川君が登場。
ウラの読み合いでの軍配は道明寺にあがる。
しかしまたもや逃げられてしまう。
次の対決が楽しみ。 -
“新田警部が、男の人を小さく指さす。
「お、おぼっちゃまくん!?」
男の人が頭を下げる。
「ご無沙汰しています」
「何年ぶりかな」
男の人が少し考える。
「かれこれ十五、六年前になると思いますよ」
「もう、そんなになるか」”[P.89]
3巻目。
おぼっちゃまくんだ!
“「怪人八一三、いや、白鳥謙吉、おまえのほんとうの目的は、己れの罪を消すことにあったのか」
「網走監獄でのような、囚人暮らしはこりごりだからな。だが、目的は、あくまでも浅草凌雲閣だ。いちど、持ち運べないものを盗んでみたくてな。わははは」”[P.131]