なでし子物語

著者 :
  • ポプラ社
4.13
  • (110)
  • (131)
  • (45)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 588
レビュー : 124
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591131428

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 時代背景が昔っぽいけど、意外と 自分世代のようで…。不思議な感じの地域感。
    いわゆる立場の違う二人の子供が互いを必要とし、強く生きて行こうとする。
    続きが知りたい。

  • その後の成長と、起こりうる別れを乗り越えて、強く生きていることを願わずにはいられない。フィクションだけど。

  • 伊吹さんの作品は、必ず心に染み入る言葉がある。
    ほっこりと優しく泣かせられます。

  • 子どもたちのその後が気になる。母親のことも。

  •  燿子と立海。とってもかわいくて、そしておはなしもとても面白かった! 図書館で借りて読んだけれど、自分でも買いたい。文庫が出たので、文庫を買おう〜⭐︎

  • 人のつながりのあたたかさが心に沁みるとてもいいお語でした。
    知らない作家さんだったけど読んでよかった。(後で知ったけど四十九日のレシピの人でした。)

    昭和50年代の静岡、天竜川源流近くの『常夏荘』という名家の別邸で暮らす人々の物語です。
    夫に先立たれひっそりと暮らす女性、大人の理不尽さに振り回されて心を閉ざす子供たち。
    屋敷に住む使用人達に見守られながら、どこにも居場所のない彼らがゆっくりと距離を縮め、前を向いていく姿に涙しました。
    ノスタルジックな雰囲気もあいまって、彼らが愛おしく、自然と優しい気持ちになれます。

    家庭教師が最初の授業で教えた
    「自立、かおを上げて生きること。
    自律、うつくしく生きること、あたらしいじぶんをつくること。」
    この言葉を胸に前を向こうとする姿がけなげでね。

    出会いが契機になるってあるんですよね。彼らが出会えてよかった。
    家庭教師の青井さんも大好き。サリバン先生を思い出したりして。

    いい本との出会いも人生を豊かにしますね。
    期待せずに読んだせいか、とても得した気分です♪

  • 自立、かおをあげて生きること。
    自律、うつくしく生きること、あたらしいじぶんをつくること。

  • 「やらまいか」いい言葉だな、と思います。それぞれの立場でそれぞれの理不尽に翻弄されて、耐えている姿に涙がこぼれました。青井さんの言葉に心打たれ、お祖父ちゃん温かな眼差しにこちらまでほっこりしました。自立と自律。もううずくまらなくても大丈夫なように。3人の未来が明るいものであるように。そう確信できる最後でした。

  • いじめの描写や葛藤はリアル。だけど不思議、な感じ。
    読み終わった後は前を向きたくなる。

  • 自分のことをグズで何にもできないと思っていた燿子が、峰生の人々との暮らしの中で少しずつ変わっていく。「自立、かおを上げて生きること。自律、うつくしく生きること。あたらしいじぶんをつくること。」最初の授業で習った言葉を大切にして、自ら新しい自分になろうとする燿子がとても愛おしい。そして立海くんもとても可愛い。ふたりがまた出会えることを、そして、立場の違いを超えて、今のように親しくできることを祈っています。

全124件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

伊吹有喜(いぶき・ゆき)
1969年三重県生まれ。三重県立四日市高等学校、中央大学法学部法律学科卒業。四日市市観光大使。1991年に出版社に入社。雑誌主催のイベント関連業務、着物雑誌編集部、ファッション誌編集部を経て、フリーライターになる。2008年に永島順子(ながしま・じゅんこ)名義で応募した『風待ちのひと』(応募時のタイトルは「夏の終わりのトラヴィアータ」)で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。2009年に筆名とタイトルを改め同作で小説家デビュー。2014年『ミッドナイト・バス』で第27回山本周五郎賞候補、第151回直木賞候補。2017年『彼方の友へ』(実業之日本社)本作で第158回直木賞候補。

なでし子物語のその他の作品

なでし子物語 Kindle版 なでし子物語 伊吹有喜

伊吹有喜の作品

ツイートする