ほしのはなし (単行本)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 154
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132135

作品紹介・あらすじ

人はみんな自分の星を持っているんだ。「いつだって ひとりじゃないんだよ」満天の星の下でかわされる、おじいちゃんと少年の心温まる「ほしのはなし」。-北野武初めての絵本作品。

感想・レビュー・書評

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  • 北野武さんの本であり、折りたたみ本という点にも興味を持って読んでみた。
    なるほど大変な折りたたみ方で、裏表紙に開き方の解説まで載っている。
    そして全部広げると、横85センチ、縦100センチにもなった。
    自宅の床の上にでも広げて親子で眺めるというコンセプトか。

    全体が群青の夏の夜空で、そこに煌めく星々がたいそう美しい。
    点在する白い活字がやや小さめで、全体が大きいだけに身体ごと移動しないと読みにくい。
    う~ん、子どもたちにこの夜空を見せてあげたかったのに、残念。
    これでは、あらかじめどなたかに「向う側を持ってください」とお願いするしかない。それも大人に。

    夏休みの話なので、今まさにぴったり。
    夏の宵、こんな風に夜空を眺めた思い出がいくつも蘇ってくる。
    縁台に腰かけて父と話したことや、兄と話したこと。今でも鮮やかに思い出す。
    群青の夜空の元で、内容もきわめてストレートに伝わってくる。
    お話会向けではないかなと思い☆ひとつ減らすけど、タケちゃんごめんね。

  • 北野武さんの人間性というか、こういうロマンティックな一面があるんだなと思う。本質は何かと問いかけてくる絵本だ。

    当然、圧倒的な星空に、こどもたちはくぎ付けになる。

    夏の夜空を眺める前に、ほしぞらの素敵さを共有してみては?

  • 大阪市内の図書館には1冊の所蔵しかなく、
    その1冊も大阪市立中央図書館、館内閲覧用
    今日は西長堀通ったから寄ってみました^^*
    貸出していないのは、折りたたみ式のしかけ大型絵本だからのようです(取扱が繊細ですね)
    北野武監督作品『HANABI』の中でも使用された点描画の細やかな作品を展覧会でも観ていたので
    ぜひ観たいと思い拝読しました
    大きな大きな星空の絵本
    細やかな星の点描画
    夜空につつまれているようでした☆彡.。

    なつやすみにひとりで新幹線に乗っておじいちゃんのいえにいってすいかを食べながらきいた
    『ほしのはなし』
    折りたたまれているものを広げて広げて(23cm×32cm 裏表で35頁分!!でかいっ)
    天の川とよんでいる銀河にある一千億の星は
    生まれてきたすべての人の星
    ひとりひとり自分の星があって、星となって宇宙でつながり、ひとりじゃない
    いろんな星がおまえをいかしているんだよ

    おばあちゃんを冬に亡くしてひとりで暮らしているおじいちゃんが
    孫に心配ないと話して聞かせているのかな?

    保育園とかのお泊まり保育の夜の読み聞かせにすごくいいかも♡
    大きな大きな星空の絵がとても素敵だと思います☆彡.。

  • 美しく大好きな絵本。大きく広がる綺麗な星空。

  • [墨田区図書館]

    全てのページが一枚の大きな紙を折りこまれたもので、広く広がる夜の星空が現れる作りとなっていて、とても綺麗。
    連れ添いをなくしたおじいちゃんの孫への語りが、とてもいい。

  • 地球ができてから今までにどれだけの人が生まれてきたか知ってるかい?1000億人もの人が生まれてきたんだ。そして、天の川とよんでいる、この銀河は1000億の星があるんだ。そこにはひとりひとりの自分の星があるんだ。

  • 北野武の才気を感じさせます。

  • 形態が面白い絵本だが、読み辛くはないか?
    紙を開くのにはナーバスになる

  • でっかくなります。
    星の見方が少し変わるかも。

  • 本のつくりは面白いが、はなしは月並み。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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