おとな小学生 (一般書)

著者 :
  • ポプラ社 (2013年2月6日発売)
3.52
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132340

感想・レビュー・書評

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  • 「後悔してることある?」
    「あるある。それが強さになるんだよ。」

  • □ 14159.
    〈読破期間〉
    2014/8/8~2014/8/9

  • 2014/7/4 読了

  • 子供のころに読んだ絵本の原作を探しに、チェコまで行ってしまうなんて贅沢だな。

    私も子供のころに読んだ絵本を読み返したくなった。

  • よかった。知ってる絵本も知らない絵本も。エッセイもよい

  • 記憶に残るは君のことば
    絵本がわが家には多くあった。
    図書館の除籍図書、貰い物、買ってもらったもの......
    タイトルは忘れても記憶に残っている本は数多い。
    絵本だからこそ記憶に残るのだ。
    本書は著者が読んでいた絵本とそれにまつわるエッセイとマンガ。
    そして、チェコに行った時のことも触れられている。

    懐かしんでも良し、わが子に読む本を選んでも良し。


    『ふたりはともだち』
    この本は光村図書の国語教科書にも採用されていたと思う。
    4年生だったか。
    母もこの絵本が好きで、シリーズを何冊か持っている。
    がまくんとかえるくんの二匹のような「ともだち」を作りたいと思ったものだ。
    そんな思いを同じように抱えていたであろう「その子」と著者の話が切ない。

    『おばけのバーバパパ』
    これもまた母が好きなキャラクター(見た目はきついが、意外とかわいい物好きな母親だ)。
    プラザ(旧ソニープラザ)でも人気があるので、これに対する説明はいらないだろう。
    バーバパパを見て悲しくなるなんて作者は思わなかっただろう、と著者は書いているが、子供はそんなところがあるのではないだろうか。
    私が〜してあげないと〜はかわいそう、とかよく私も思ったものだ。
    感受性はこうやって形成されるのかもしれない。

    『ふしぎなえ』
    安野光雅氏の絵本。
    こういった不思議な絵にはまる時期がある。
    エッシャーやマグリットを毎日毎日見ていた。
    どうしたらこんな絵がかけるのだろうと挑戦してみたり.....
    絵だけだからこそ、想像して遊ぶのだ。
    そして親に報告する。ほら!見て!私が発見したんだよ!と。

    『おおきなおおきなおいも』
    赤っぽい紫が基調になっていたように思う。
    でっかいでーっかいでーーっっかいでーーーっっっかい、お芋。
    芋掘り遠足の度にこれを読みながら、サツマイモを食べていた気がする。
    それにしてもサツマイモ、大学でもいろいろやっていたな。
    青木昆陽に弟子入りだ。

    チェコのエッセーは面白い。
    物語、絵本の国としても有名で、友人からもいいと勧められる。
    絵本、本が好きな人なら、物語に入ったようだと絶賛される。
    著者は思い出の作品を求めて行ったようだが、そこで思い出の本を手に入れるのもいいかもしれない。

  • この人の本、すきだなぁ(^^)


    中身は、著者の小学生のころのエピソードと、それにちなんだ絵本の紹介がされているんだけど、
    「あーあたしも子どものころ、そんなこと考えてたよ!」って面白かった。


    子どものころの話を思い出したくなった。
    だから来週の地元の忘年会は行かないとね!


    小学生ってなんでこんなに想像力豊かで愛おしいのでしょうね♡


    要所要所で、表紙の絵のように、「いまの私」と「子どもの私」が対話してるんだけど
    最後に、子どもの私が

    「子どものわたしに戻りたいって思うこと、ある?」

    って聞くの。


    そしたら、43歳のわたしは、

    「大丈夫、ないよ。おっきくなっていいんだよ」

    って言うんだな。


    うん、私も自分の坊やにそういえる自信がある。

  • 子どもの頃読んだ絵本をテーマに、幼少時代を振り返るコミックエッセイ。

  • 独特の感性に癒されたり目からウロコだったりでサラっと読めるのに侮れないと思わされるのが益田さん。本書は益田さんが子ども時代の自分に語りかけながら印象に残った絵本について語るコミックエッセイ。知ってる絵本が沢山で嬉しくなる。『12のつきのおくりもの』は私も大好き。原書を求めてチェコまで出かけた旅日記も見どころ。他にも『がまくんとかえるくん』!益田さんには申し訳ないけど笑ってしまった。『まちがいケシゴム』未読だけど読んでみたい!一番最後、大人の益田さんのセリフ!素敵だ!私も子どもを安心感で満たしてあげたい。

  • 914.6
    子供の頃の思い出の絵本たち

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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