慟哭の家

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 122
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132357

感想・レビュー・書評

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  • 重い・・・・ が、避けてはいけない現実を知らせてもらったと思う。このかたの作品はリアルっぽくてイイ。 #読書 #感想部

  • ダウン症の子供を持った父親が、妻と子を殺して自分も自殺を図る。裁判で極刑を望む被告(父親)と、被告のために何ができるかを考え抜く弁護士の行動を通じて、障害者を家族に持つ事がどういう事か、自分は普段どのように障害者の事を考え、接しているかなど改めて考えさせられたような気がする。

  • 愛しているから殺しました。妻とダウン症の息子を手に掛けた男は死刑を望む。殺すことは愛情か、生まれるべきではない子はいるのか、障害を通して命の重さを訴える一冊だが、小説としては面白くなかった。レポとして読んだ方が面白い。

  • とっても複雑な気分、どんより重たい気持ちになりました。

    優しく献身的な妻、賢い子ども、安定した仕事…が押川お父さんの理想としていた家庭像だったようですが、理想とは大きく違っていた現実。健太の介護としつけを妻に押しつけてて、肝心のお父さんの出番でも「知らん」とか「躾がなっていない」とか逃げてばかり…それじゃぁ父親として夫としてアテにしてもらえなくても仕方がないと思いました。本当は由佳里も、そんな押川お父さんにうんざりしていたのでは?

    職場でダウン症の子どもがいることを隠していたり、家庭内の事情を相談しなかったことなど、心の奥では健太の存在を認めていなかったから、リセットしたかったから殺しちゃったの?

    「他人に迷惑をかけない・誰の助けも借りない」みたいな押川家のルール…意地を張ってる頑固者みたい。もっと素直になればよかったのに…。

  • 後味があまり良くないです。

  • 第三者がいなくなった瞬間に人を止めるものはなくなる。
    その第三者が消えつつある、人の中で。
    ただ、一歩踏み出したら世界は反転する。
    きっとね。

    詩を読んで心をつかまれた。

  • 成人した障害児を抱える家族の苦悩について考えさせられました。重いテーマ。最後まで読むのがしんどかったなぁ…

  • 愛していたから2人を殺したという押川であるが、愛情が表現されている箇所などどこにも見当たらず、逆に妻とダウン症の息子に対する絶望感やイライラが表立ってしまい、嫌な奴だなとしか思えなかった。
    病弱でありながら、ひとリで息子の世話をし、心の中の闇を誰にも相談できずにいた由香里が気の毒で仕方がない。
    理想と現実のズレを、ただ、幼少期の虐待を理由に受け入れられないでいるのは、甘えがあるとしか思えないのだが、もっと他に違う選択はできなかったのだろうか。

  • ダウン症の子どもと妻を殺害し、自らを死刑にするよう懇願する男。
    裁判は人間の尊厳を問うものに。

    出生前診断や着床前診断で異常遺伝子を発見できる昨今。人の命を選別できるのか?

  • 考えさせられる本。

    きれいごとだけではすまないものをつきつけられた感じがする。

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著者プロフィール

江上 剛(えがみ ごう)
1954年、兵庫県生まれの作家、コメンテーター、実業家。本名、小畠晴喜(こはた はるき)。元日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。元(旧)みずほ銀行築地支店長。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、1977年から2003年まで旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。2002年『非情銀行』で作家デビュー。2004年から2010年までは日本振興銀行に関わっていた。 
代表作に『隠蔽指令』、『庶務行員 多加賀主水が許さない』、『ザ・ブラックカンパニー』、『ラストチャンス 再生請負人』など。それぞれドラマ化されている。

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