あん (一般書)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132371

感想・レビュー・書評

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  • 表紙からは想像できない重いテーマだった。どら焼き屋『どら春』を任されるやる気のない主人公:千太郎がひょんな事から元ハンセン病患者だったお婆さんをアルバイトとして雇い、そこからいろんな事を学び成長していく。ハンセン病という病気を詳しく知らなかった自分が恥ずかしい。徳江おばあちゃんの壮絶な人生が、読んでいてとても辛かった。とても考えさせられるお話でした。お話自体はとても読みやすくこれはいろんな人に読んでもらいたいなと思いました。

  • どら焼屋の店主とあばあさんのあたたかい話し。生きるのはつらいけど貴いというちゃんとしたメッセージがきちんと伝わっきたのが、よかった。

  • あんの作り方の奥深さを少しだけ知って感動した
    またハンセン病について全く知らなかったので、この本を読んで知ることができてよかった
    この本を読み終わってどら焼きを食べたくなった

  • 聞く
    生きる

  • ピア・サポーターAさんのおすすめ本です。

    「ある日、ドラ焼き屋に謎のお婆さんが訪ねてくる。
    『ここで働きたいのだけど』
    きっとあんこが好きになる、春にピッタリの心にくる作品。」

    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00539009

  • 2022/9/2

  • 一気に読み終えた。成り行きで好きでもないどら焼きを焼く男と、無給同然で手伝いを申し出る老婆。どちらの人生も、自分の辿ってきた軌跡からは想像もできないし、ましてやその二人が交差することで生まれる物語なんて、どうやって産み出されたんだろう?

  • ほっこり系かと思いきや
    なかなか深いお話でした
    ハンセン病のことほとんど知りませんでした
    想像できないくらいやるせなくて悲しい事があったんだと思います

    どら焼きが食べたくなりました

  • ミニコメント
    どら焼き店の求人を見てやってきた高齢の女性。彼女が「あん」づくりに託した人生とは?深い余韻が残る現代の名作。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/549676

  • ハンセン病という病気になった吉川。
    病気に対する間違った認識はまだあるんだな。
    生きることについても考えさせされた。
    何かのことに熱中できるっていいことだな。

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著者プロフィール

ドリアン助川 訳
1962年東京生まれ。
明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。
早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。
放送作家・海外取材記者を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。担当したニッポン放送系列『正義のラジオ・ジャンベルジャン』が放送文化基金賞を受賞。同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど22言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。翻訳絵本に『みんなに やさしく』、『きみが いないと』(いずれもイマジネイション・プラス刊)がある。

「2023年 『こえていける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ドリアン助川の作品

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