レナとつる薔薇の館 (ノベルズ・エクスプレス)

著者 :
制作 : こよ 
  • ポプラ社
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本棚登録 : 23
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591133736

作品紹介・あらすじ

たった一人の家族、お父さんが、船の事故にあった。でもきっと、無事で帰ってくる。レナは、ひいおじいさんかもしれない人のお屋敷を訪れます。庭に美しい紅薔薇が咲きみだれる立派なお屋敷、しかしそこは吸血鬼の館とうわさされていて-。一人の少女が、みずからの生きる道を見つけていく物語。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙がいいですね。
    児童文学をあまり読んだことがないんだけど、お説教くささは最低限に抑えてある。
    前半はすごく楽しめて読めたんだけど、後半になるとちょっと展開が一直線で、最後も大団円すぎる気がした(まあ、児童向けなのでそれでいいのかも)。
    吸血鬼ものだと思って読むと、がっかりすること必死です。

  •  1870年。ロンドンに住む11歳のレナ。父がセイロン島に行くことになり、伯父の家にあずけられた。ところが、レナの父の乗った船が遭難した。いとこたちは、黒髪で肌の浅黒いレナを「ジプシーの魔女」と呼び、いじわるばかりする。伯父の家は、レナにとって居心地のいい場所ではなかった。
     レナは、もとは母のものだった古いトランクの中から、レナの祖父がその父にあてた手紙を発見。自分にとってはひいおじいさんにあたるその人物の住む屋敷を訪れる。

  • 小森香折の新作。
    今回は児童文学作品なので
    メッセージ性の強い作品で
    差別・偏見・思い込みなど
    そういうことはいけませんよと
    いうことが物語の中に盛り込まれていて
    とてもよかった。
    やっぱり児童文学は好きだな。

  • はじまりはよくある感じ…?と思ったら、なかなかどうして!
    ハラハラ×ドキドキ!
    でも、謎はきちんと気持ちよく解決してます。
    物語の根っこにあるのは、差別・偏見かな。まっすぐな感じが伝わってきて、すっきり読めました。。
    表紙の雰囲気は好きだけど、挿絵は所々古さ?(←悪い意味じゃなくて)を感じるようなものもあって、児童文学っぽいというか、「名作劇場」的な懐かしさを感じました。

  • 小公女セイラばりの活躍をする女の子、レナが主人公です(笑)
    レナの母親は既に亡くなっていて、父親も行方不明。引き取られた叔父の家では子供たちからいじめを受ける。そうしていると、レナの祖父が実は有名な地主の家柄の出身だったことが判明し、レナは叔父に身売りされる前にと逃げ出して、祖父の実家を訪れる……

    と前半はこんな感じのありきたりと言ってしまえばありきたり(?)なストーリーなのかもしれませんが、楽しかったです。
    とくに良かったのが後半のレナが、自分の不吉とされる緑の目と、母親の身分で、周りから誤解を受けることについて言った言葉が印象的でした。
    たぶん魔女狩りとかが背後のテーマとしてあるのだろうと感じます。

    結末も先が読めてしまうのですが、レナがどうなるのだろう、とは多々気になりましたし、児童文学らしい分かりやすい描写もとても勉強になりました。
    レナが人形に救いを求めつつも、気を張って言うべきところはちゃんと発言するというのにも好感が持てましたし。

    私のようなひねくれ者が読むのでなければ、たぶんもっと楽しめるお話だと思います(苦笑

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プロフィール

東京都に生まれる。『ニコルの塔』でちゅうでん児童文学賞大賞、新美南吉児童文学賞を受賞。作品に「歴史探偵アン&リック」シリーズ、『いつか蝶になる日まで』『レナとつる薔薇の館』『時知らずの庭』など、翻訳に『ぼくはきみのミスター』などがある。

小森香折の作品

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