春へつづく (teens' best selections)

著者 :
制作 : くまおり 純 
  • ポプラ社
3.35
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  • 本棚登録 :61
  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591134412

作品紹介・あらすじ

卒業式の朝だけ、願い事を叶えてくれる「あかずの教室」の扉がひらく-一日も早く大人になりたいと願う中一女子、修学旅行で人生初の告白をしようと奮闘する中三男子、自称"本の森の番人で千二百歳"の司書の先生…不思議なジンクスが伝わる中学校を舞台に繰り広げられる、切なくて温かい八つの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 2017年4月23日

    装画/くまおり純
    装丁/矢野のり子(島津デザイン事務所)

  • 卒業式の日にだけ開いて、願い事が叶うという開かずの教室。そんな教室の噂と、その学校に通う生徒たちの1年を描いた作品。開かずの教室の噂の真実にはちょっとクスッとした。思えば伏線はずっとあった。噂なんて所詮そんなもんだろうな。ほんのり残る余韻が切ない1冊。2013/104

  • う~ん
    こうゆう本はなんていえばいいのかわからん
    ○○がテーマの本です
    ってかんたんにいえないなぁ

    北海道のさむいさむい町が舞台の中学校のはなし
    短編集
    新鮮なのは学校司書のはなしがあるところかな

    あとコンビニパートのおばさんとか
    お父さんに会ったことなくて有名なミュージシャンってのは母のうそって話とか

  • 小中学校の時にその学校独特の噂や伝統はありませんでしたか?この物語の中学校では、卒業式の朝にだけ開くという三階にある開かずの教室で、あるポーズをとり、3回願い事を唱えると叶えられるという噂があります。春へとつづく季節の中で本当に叶えたい願いとは?中学生ならではの思いや願いにちょっぴり懐かしさを感じます。

  • とにかく大人になりたかった、昔の私に贈りたい一冊。卒業式の朝だけ開かずの教室で願い事をすれば叶う、という不思議な言い伝え。短編ごとに主人公は違うけど、それぞれがその噂を知っている。でもそれぞれの話が密接に繋がっているわけではない。ふんわりとした春の雰囲気がある小説のように感じた。噂も人によって伝わり方がちょこっと違っていて統一感がなくてよかった。
    学校司書が出てくるのもポイント(笑)

  • 北海道のとある中学校に、卒業式にまつわるジンクスがある。
    いつもは開かずの教室が、卒業式の朝だけその扉が開いていて、その教室の
    窓から外に向かって、ある動作をしながら願い事を唱えると願いがかなうらしい。

    早く大人になりたい中一の知咲、修学旅行で告白を決意した中三の雄飛、
    コンビニパートの響子、学校司書の実知花・・・。

    卒業式のジンクスに触れつつ、それぞれの境遇を受入れて暮らす登場人物たちの物語。

  • 北海道旭川の中学校を舞台にした連作短編集だ。
    中学生や図書館司書、近所のコンビニのパートさんまで、さまざまな人物の思いや生活が短い編になって積み重なっていく。
    ヤングアダルトの位置づけだと思うんだけど、そのわりにはコンビニパートの編などはけっこうアダルトな内容に感じた。エロとかグロとかじゃなくて、人間とか夫婦関係の暗さの深度というか。

  •  卒業式の日の朝、普段は鍵がかかっているはずの開かずの教室の扉が開き、そこであるポーズをして願い事を唱えると願いがかなう…そんな噂の伝わる中学校。1話目は1年の美咲、2話目は3年の雄飛と別の人物が主人公の8話。中学校の生徒だけではなく近くのコンビニの店員や学校図書館の司書など大人が主人公の話も。こっちの話の人物がこっちの話では脇役として登場したり、ちょこちょこリンクしている。さりげなくでてくる“学校オリジナルの体操”というのが…。

  • 北海道にある中学校を舞台にした連作短編集。校舎内にある「あかずの扉」がキーワードとなってるのかな。春へ続くって素敵だと思うけど、でもどこかもの悲しい話が多かった印象がある。

  • 信じて願えば叶う、そう信じることができる中学生の話。
    だけど、中学生の抱えるモヤモヤは
    結局言葉を知ればしるほど大きくなる。
    語彙力が増えることで言葉のもつ葛藤も増える。
    それでも爽やかさの残る中学生の思い。
    絶対に忘れないで、と願いながら忘れてほしい、と望む葛藤。
    これは一生付き纏う二義性だと思う。

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