UNTITLED (一般書)

著者 :
  • ポプラ社
3.14
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本棚登録 : 344
レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591135488

作品紹介・あらすじ

『タイニー・タイニー・ハッピー』で大ブレイクを果たした飛鳥井千砂、3年ぶりの単行本! ある家族が抱える各々の秘密が曝されたとき、人間の本性が浮き上がってくる。家族小説の新たな方向を指し示す傑作長編!

三十一歳の桃子は実家暮らしで未婚。自分の中で培ってきた“ルール”を厳格に守り、家族や勤めている会社の人間にも一切スキを見せることなく暮らしている。ある日、桃子の携帯に弟の健太から2年ぶりに連絡が入る。子供の頃から迷惑をかけられっぱなしで、「一家の癌」だと思っている弟からの連絡は意外な内容だった……。

累計部数20万部を超す大ベストセラーとなっている『タイニー・タイニー・ハッピー』で一躍人気作家の一人となった飛鳥井千砂さんの、3年ぶりとなる単行本の新刊は、これまでの作風とは一線を画した、人の本質へ果敢に踏み込んでいく、まさに新境地といえる物語。

感想・レビュー・書評

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  • 真面目ってわるいことじゃない。
    なにを「真面目」とするのかにもよるけれど。

    ひたすらおなじ道しか見えていないような
    歩き方をしてしまうのなら
    「真面目」からうまくはずれる方法を
    覚えた方がいい。
    ただ自分が苦しいだけだから。

    ということに自分では気が付けない。

    ケンジもマサミもいいこと言ってると思うけど
    言い方が・・・
    桃子相手だから、その言い方では
    素直に聞き入れるのはむつかしい。

    そして佐野。
    最後でやってくれたね。
    読みながら発狂しそうだった。
    だめだめ、そんな男。

    かわいそうな人。
    すごくがんばっているのにもったいない。
    がんばっているからもったいないのか。
    幸せなところが見たかった。
    いや、でも桃子にとって幸せって
    なんなんだろうな。

  • *31歳の桃子は実家暮らしで未婚。自分の中で培ってきた“ルール”を厳格に守り、家族や勤めている会社の人間にも一切スキを見せることなく暮らしている。ある日、桃子の携帯に弟の健太から2年ぶりに連絡が入る。子供の頃から迷惑をかけられっぱなしで、「一家の癌」だと思っている弟からの連絡は意外な内容だった…*

    読み始めてから、既読と気付く。が、当初の感想とは違う思いで読み終えました。行き過ぎの感はあれど、常にルールを守り、「正しく」生きている桃子が疎まれ、糾弾され、報われないことにやるせなさを感じた初読。今は、「正しいこと」は人の数だけ違うんだなと考えさせられた。ただ、最後の50ページ、スマートな佐野さんらしからぬダメ男っぷりや曖昧で唐突なラストは、取って付けたような違和感でがっかり。それまでの、飛鳥井さんらしい細やかな描写や展開が秀逸だっただけに、残念。

  • 飛鳥井千砂さんの文庫になっている作品は全部好きで読んでいる。「学校のセンセイ」と「タニー・タニー・ハッピー」が好きで何度か読んでいて、他の作品も最初はもやもやするのに、最後はなんだかほっこりする作風がすごく好きだった。
    この作品は、今までの飛鳥井千砂さんの作品とは全く違っていてなんだか最後までもやってする。
    いつも飛鳥井さんの作品に出てくる性格が歪んでいるキャラも読み終わる時には好きになれるのに、今回は全然ヒロインの事好きになれなかった。
    あーでも義理の妹の雅美はなんだかいいキャラだった。

  • 31歳独身の桃子
    完璧主義で社会のルールを重んじ
    1度も破ったことがないと豪語しながら
    上司と不倫中。
    それこそも 相手の家庭には全く迷惑を
    かけていないのだからルールを
    犯したことにはならないと言い張る
    読んでいて痛々しくなるが
    最後の最後に思わぬ展開が…

  • 私の知ってる飛鳥井千紗のストーリーとは違っていた。
    戸惑ったけど、やっぱりいつものスタイルが読みたい、と思って終わった。

    ここまで感情を沿わせることのできない主人公は珍しい。
    自分独自のルールや常識に囚われるな、ということか。

    この辺は校閲の責任?残念。
    P. 237で明後日と言い、P. 238で明日と言う。矛盾。
    P. 286 言う間でもなく

  • 似ている、かもしれない。

  • 桃子、自分のペースできっちりしすぎ。
    あたしも自分のルールを押し付けるところがあるので気をつけないとと反省してしまった(笑)。
    弟の彼女、雅美くらいのほうが、友人や同僚として付き合うのには楽なのかもしれない。

  • 読んでるときはそうでもなかったけど、読後感はあんまりおもしろくなかったな、というものだった。
    終わり方もなんか唐突。

  • 170902
    「あなたは誰なの?」

  • 読んでいくうちに、主人公桃子を嫌いになっていく(笑)。ラストがすっきりしない。

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著者プロフィール

飛鳥井 千砂(あすかい ちさ)
1979年生まれの小説家。北海道生まれ、愛知県稲沢市育ち、神奈川県在住。
2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2011年刊行の文庫『タイニー・タイニー・ハッピー』が20万部のベストセラーとなる。他の代表作に『アシンメトリー』『君は素知らぬ顔で』『UNTITLED』『鏡よ、鏡』『女の子は、明日も。』『そのバケツでは水がくめない』など。

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