(P[あ]6-1)いまはむかし (ポプラ文庫ピュアフル (P[あ]6-1))
- ポプラ社 (2013年9月5日発売)
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感想 : 22件
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- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591135884
感想・レビュー・書評
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面白かった。夢中で読んだし、とてもワクワクした。古典をモチーフにした作品というのが好き。いまはむかしの人々を近くに感じることができた。可能なら輝夜と阿生たちの物語をもっと読みたい。
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今までにない、かぐや姫の話だった。説明し難い人の感情を題にした物語で最後まで楽しく読めた。
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面白かった。日本最古の物語といわれる『竹取物語』を、現代の若者向けにテンポよくアレンジしてある。特にかぐや姫が五人の公達にリクエストした五つの品を、それぞれ真実を映したり雷を操ったりできる神の力が宿った宝に見立てたところがよかった。中でも蓬萊の玉の枝は秀逸。月の満ち欠けにあわせて熟す白き果実ーーそれをひとかけ口にすれば、この世の知恵を望むだけわがものにできる。そしてその力を使った藤原不比等が右大臣として君臨したという設定もまことしやかで痛快だ。が、肝心の月守りカップルがかぐや姫と皇子というのはやや出来過ぎで安直感あり。あとラストの2行は蛇足だと思う。