(P[い]4-2)僕の知らない、きみの時間 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
3.06
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591137291

作品紹介・あらすじ

彼女に幽霊が取り憑いた!?
文化祭を舞台に繰り広げられる、キュートな青春ラブストーリー!

文化祭の出し物に、使われていない旧校舎での怪談ツアーを企画した彰矢のクラス。
実行委員の彰矢といちこは、準備のため幽霊が出るという噂の薄暗い校舎に足を踏み入れる。
だが、それ以来いちこの様子がどうもおかしい……まさか本当に幽霊に取り憑かれてしまったのか? 
そして、彼女を案じる彰矢の気持ちは、もしかして……恋? 

恋愛小説の名手が描く胸キュンストーリー! 
文庫書き下ろしで登場です!

【著者プロフィール】
飯田雪子(いいだ・ゆきこ)
静岡県生まれ。静岡大学教育学部美術学科卒業。
1994年、『忘れないで―FORGET ME NOT―』で第1回講談社ティーンズハート大賞を受賞し、作家デビュー。
主な著書に、『夏空に、きみと見た夢』『アニバーサリー しあわせの降る場所』『仔猫の恋』『きみの呼ぶ声』などがある。

感想・レビュー・書評

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  • 文化祭で使用するために、今は使われていない旧校舎を見に行った実行委員たち。
    その日から相方の女子委員の様子がおかしい。
    まさか本当に幽霊に取り憑かれてしまったのか。
    彼女が気になるのは幽霊のせいなのか恋なのか。

    文化祭のために奮闘する生徒たちの姿がなんとも微笑ましくて。
    幽霊との関係も気になるところですが、展開が読めてしまったのが残念。

  • 高校生の彰矢と、廃墟のような旧校舎を使うことにした文化祭と、緊張感がなくドジないちごちゃんこといちこの交流。旧校舎ではいつもと微妙に様子が違ういちこの理由は表紙からも意外性はないけれど、ほのかな秘密っぽさに密やかなわくわく感がある。幽霊に直接語らせずそっと見守るような匂わせ方や芯のあるいちこが良い。

  • メインが幽霊の心残りになっているので、主人公の視点で読むと少し事件が遠い感じ。
    本人同士の気持ちがもう少し見えると良かったかなと思います。

  • 読みやすかったけれど、悠子さんが彰矢の父と会えた場面で、悠子さんの心情をもっと掘り下げたような描写があってもいいと思った。

  • 不思議ちゃんだったイチゴちゃんが
    実は結構しっかりものだったという展開に
    驚きました!
    イチゴちゃんみたいに不思議ちゃんって言われても真っ直ぐに自分のやりたいことをやれる人になれたらなと憧れました♡

  • オチが読んでいるうちにある程度予測できてしまうので、いかに主人公といちこちゃんの関係にはまれるかがこの本を楽しめるか否かの分かれ目かなと。
    個人的にはいちこちゃんが最初に示された性格と最後の振る舞いを同一人物と一致させるのに苦労していまいち…。

  • 高校で文化祭実行委員をしている相沢といちこ。
    クラスメートの元村の発案で、
    長年立入禁止のまま放置されている旧校舎を
    クラス企画に使おうと行動を起こす。

    周囲を上手く巻き込んで旧校舎を利用する許可は
    すんなりと取り付けることができたのだが、
    美人だけど天然ないちこの様子がいつもと違うことに
    相沢は気付いて・・・


    なんとなく予想できる範囲内の展開だったけど、
    読みやすくて適度にほっこり出来て良かったな。
    そして、相沢のいちこに対する認識・感情の遷移が
    とっても自然な感じで共感できたなー。

    昔の恋の思い出に浸りたくなるよ。
    恋をしたくなるよ、きっと。

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