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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591139363
感想・レビュー・書評
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職も住居も失ったごくごく普通の青年が、町はずれの神社で、口の悪い(でもものすごく美人の)神さまに出会う。宝くじを当ててもらい、住処を得た青年は、その対価として、その神社に、願いごとのある人を連れてくるように言われて――。
ただのほのぼの系でなく、ときどき切ない描写があるのがよかった。
全体的にほんわりとあたたかな話で、読後感もいい。
最初はよくある日常×ファンタジー系かと、軽い気持ちで読んでいたが、終盤、美人なのに、がさつで口の悪い神さま・瀧子さんの悲しい過去に思わず涙してしまった。
ところどころ文章に拙さを感じる部分もあったが、それを上回る物語性に、一気読みしてしまった。
デビュー作とのことで、期待を込めて★5つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示