それは甘くないかなあ、森くん。

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 91
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591139622

感想・レビュー・書評

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  • 百貨店の外商担当の森は、顧客に切れて、勢いで退職してしまう。
    寮も出ることになり、住むところのなくなった森は、友達の元を訪ねて1週間を過ごした。

    著者の作品だから、と期待しつつも、表紙に不安を覚えながら手に取りました。
    いやいや、とてもいい話でした。

    森くんには、彼を助けてくれる友達が沢山いて、初めて会ったカナちゃんにも信頼される。
    人徳だと思います。

    退職のきっかけは、タイトル通り甘くないか~という所ですが、この1週間で、彼は一皮むけて成長します。
    自分の失敗、自分の甘さと向き合う勇気を持った森くんはとても魅力的です。
    彼の更なる成長を応援したいと思いました。

    それにしても、表紙は前島氏ですよね?
    怖すぎですから…

  • 小野寺史宜さんの「みつばの郵便屋さん」は、ほのぼのとした読んでて心暖まる物語でした。小野寺さんの著作、別のものも読みたくなって、「それは甘くないかなあ、森くん。」(2014.7)を読みました。期待通りの面白さ、読後感がいいです。森由照(もり よしてる)26歳、短気を起こしてデパートを退社、会社の寮にも住めなくなって、知り合いの家を訪ねて泊めてもらいながら1週間を過ごしていくストーリー。同級生や先輩の男女との語らいの中で、甘かった森くんが、日々成長していく姿が頼もしく心地よいです。

  • 2017/7/8
    前の同じ作者の本の印象からこれもほんわかした本なんだろうと思って読み始めたけど、こっからどうほんわかするんだ?という始まり。
    まあほんわかしたんだが。
    挫折というほどではないけど足踏みとか一時停止とか人生であってもいいよね。と思った。
    私は止まりすぎかー
    森は一人じゃなくていいなぁ。

  • 甘い。甘すぎる。
    しかも、子どもを使っている…

  • 営業先のお客さんの態度に、キレちゃって仕事を辞めた森くん。住んでるところは、会社の寮だったために追い出され、森くんは1週間の放浪する。高校や大学の友人のところを渡り歩く。



    なんというか、森くんは甘いのかもしれない。読んでて、困るなら実家を頼ればいいじゃないと思ったが、そうもいかないのかな。
    友達のところで出会った女の子が、ちょっと森くんに転機を与えるかんじになる。
    んで、みんな抱えていた問題がちょっと解決するかんじも良かった。


    しかし、最後はうまくいきすぎではと思ったが、それもいいのかな。


    2015.10.25 読了

  • やっぱり小野寺さんの小説はいい。
    軽い感じで、主人公の森くんも若く、頼りない感じだけど、だんだん深く、深くなって行く。大事な事に気付いたり、影響を受けたりしてちょっと大人になって行く。

  • どんなに森くんは甘いんだろうと思い、森くんの「甘さ」にイラっとしてしまうのだろうかと思っていたのだけど、全くそんなことはなく何気に大人の青春小説だった。森くんも森くんを泊める人々も、憎めないキャラでとても良い。皆もがき、それでも当たり前のように前に進もうとしている感じが真摯すぎなくほどよく緩くて心地が良い。ラストはちょっとうまくいきすぎかなという感もするけど、この作品ではこの収束が一番はまるのだろう。元気の出る本だった。

  • 会社を辞め、知人宅を泊まり歩く。それはちょっとした休暇のつもりだった。だが、ある日、「樹里ちゃん」という小さな女の子を預けられ、森くんの放浪生活に異変が起きる―。街の灯りが流れ飛ぶ、哀愁と希望の青春小説!

  • 初めては、いまいちだったけど、だんだん乗ってくる。

  • yuumei 有名デパートを3年でやめた森君。姉が海外旅行から帰るまで友だちの所を転々とするが……。

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プロフィール

小野寺 史宜(おのでら ふみのり)
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。2018年、『ひと』で「本の雑誌が選ぶ上半期ベストテン」2位。
著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『カニザノビー』『牛丼愛 ビーフボウル・ラヴ』『ホケツ!』『ひりつく夜の音』『太郎とさくら』『本日も教官なり』『リカバリー』などがある。本作は『その愛の程度』『近いはずの人』に続く「夫婦三部作」のラストを飾る作品である。

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