その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 643
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591140741

感想・レビュー・書評

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  • 私が幼い頃に図書館で出会った『風の丘のルルー』を同じように触れて育った女の子が主人公のお話。
    ルルーに触れたことある人はルルーに再会した気分になるし、初めてルルーと出会った人はきっと新たな友達になれる。そんな本。

    本文中の「子供の頃に好きだった本は、おとなになってもずっと本屋さんにあると思ってた」って一文は刺さる。私もそう思ってました……

  • 上下2巻、600ページのファンタジーは読みごたえがありました。

    もともとは子供向けのお話し「風の丘のルルー」があるのですが、こちらは読む機会はなかった。本書では二人の少女、南波と沙綾のストーリーの中に”その本”として登場してきます。

    本の中のファンタジーの世界が、やがて現実の世界へと織り込まれ、繋がっていく展開。ネバーエンディングストーリーやナルニア国物語にも似た雰囲気。大人でも楽しめる物語として上手く構成されています。

  • タイトルと表紙の絵(上下巻とも)に
    呼ばれるようにして購入。
    物語の中に物語があって、フシギな感覚になる。
    なのに話がごちゃ混ぜにならないところが凄い。
    ルルーの気持ちの揺れは、決して楽しいものばかりでは
    ありませんでしたが、
    あたたかい気持ちになる出来事も
    切なくなる出来事も、全てルルーを通して
    私自身の心を育ててくれるような読書時間でした。
    ポプラ文庫はちょっと厚めの紙を使っているのか、
    本の厚みの割にすすっと読めてしまうので
    読書気分も同時に満たしてくれる気がします。
    ルルーのお話はもっと沢山知りたいし
    続けて下巻を読んでこの物語の世界に浸りたいです。

  • 作品の在り方としては、斬新な構成だと思う。

    新編でも、スピンオフでもない。

    同じ著者が書いた『風の丘のルルー』を再構成し、この本を読んでいるという体の南波と沙綾が存在する世界が描かれる。

    普通は、書かれる順番としては逆だ。
    ルルーの世界が形作られた後だからこそ、「その本」を読んでいる我々読者と似た時間軸を生きる人たちに現実味が出てくる。これってものすごく、面白い!

    上巻では、まだ南波と沙綾の世界よりもルルーたちの世界の方が色濃く感じられる。

    ルルーの物語は、タイムパラドックスを利用した過去と現在の因果が上手いなぁと思うし、それ自体として完成度が高い。
    ここに敢えて外側の世界を作ることで、村山早紀は何を伝えたかったのだろう。

    急いで下巻に向かおうと思う。

  • ずっと友達でいられると思っていた。なのに、約束を破ったのはわたし―。病院のベッドで眠り続ける、かつての親友・沙綾のために、きょうも朗読を続ける南波。それは二人が子どもの頃に好きだった魔女の子のお話だった。遠ざけられても、裏切られても、なお魔法の薬で人々を癒そうとした風の丘のルルー―。大好きだったこの物語が、あなたを呼び戻してくれたら…。今を生きる十代の女の子と、本の中の冒険が響きあう、遙かなる魂の物語!

  • 魔女のお話し
    久々にこういった、優しいファンタジーを読めた

  • ルルーの物語がとても素敵。この物語の核の部分になるんやろうけども、ルルー以外の部分が不鮮明過ぎて…
    とりあえず下巻に期待!

  • 小学生のときに読みたかったな。

  • ずっと友達でいられると思っていた。なのに、約束を破ったのはわたし―。病院のベッドで眠り続ける、かつての親友・沙綾のために、きょうも朗読を続ける南波。それは二人が子どもの頃に好きだった魔女の子のお話だった。遠ざけられても、裏切られても、なお魔法の薬で人々を癒そうとした風の丘のルルー―。大好きだったこの物語が、あなたを呼び戻してくれたら…。今を生きる十代の女の子と、本の中の冒険が響きあう、遙かなる魂の物語!

    人間と仲良くなりたくて、でも信じきれなくて心細くなるルルー。
    同じ境遇の狼娘と出会い、(誰かに友達になってほしくて、誰かを好きになってたわけじゃない。自分が誰かを好きになることが一番幸せなこと)と気づけた時、私の心の中にも光が射した。

  • 大学生の女の子2人(現代)の物語と、童話である魔女のルルーの物語が交互に出てくる。
    現代は、徐々に明かされる2人の関係や状況がなかなかヘビーで、間に挟まるルルーの話がシビアながらも癒される。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2020年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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