山城柚希の妖かし事件簿: 縁は異なもの!? (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 68
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591141298

感想・レビュー・書評

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  • 「となりのもののけさん」で主人公の柚希の短篇を読んで、面白かったもので……。

    アラサーで、準社員、面倒見がいいくせに(いや、いいからこそなんだろう)、損ばかりしている主人公。

    しゃばけの現代版のような感じがするのは仕方ないかもですね。

  • アンソロジー『となりのもののけさん (ポプラ文庫ピュアフル)』でスピンオフの短編を読んで面白かったので、本編を手に取ってみました。

    化粧品売り場で働く柚希は、彼氏がいたためしのない29歳。結婚したくて焦るが、妖怪が見えてしまう(というか懐かれてしまう)体質を抱えている。
    代々家に仕える天狗の黒兵衛は、柚希を姫とあがめる。つくも神と化した面・小夏は姉貴分。小鬼の妖怪も柚希を慕う。
    そんな中、デパートで会ったイケメン神主・正臣に「何かが憑いている。自分が祓う」と言われ、彼の実家である神社に通うことになる。
    真面目な正臣に惹かれ始める柚希だが、正臣が妖怪を異様に恐れていることに気付く。
    正臣の祖父は昔、山の中で不審な死を遂げており、正臣はその時大きな妖狐の姿を見かけ、祖父の死に妖怪が関わっていると思い込んでいる。
    妖怪と共生している柚希とは反対に、正臣は霊感があるのに妖怪が視えず、片っ端から祓おうとする。二人の考えはとことん合わず、険悪な雰囲気に。
    二人は、正臣の祖父が死の直前に気に掛けていた山の祠へ向かうことになる。そこで大きな妖狐と対峙し、狐がかつて神だったこと。祀られていた祠が雑な扱いを受けたために妖怪と化したことなどが分かってくる。
    正臣の祖父に導かれるようにして、妖狐は去っていく。

    妖怪に対し、少し考えを改めた正臣。最後はより精進して姿が見えるようにするために、柚希に弟子入りしたいといった。

  • デパートの化粧品売場で働く美人なのに彼氏のいたことのない、実家の妖怪屋敷に住む二十九歳の柚希が、神主の正臣と出逢い舞い上がったり、揃って山で狐に襲われたりする。柚希と彼女を姫様と慕うお付きの者みたいなカラス天狗の黒兵衛のコンビが可愛い。妖怪を祓うことに拘る正臣と反発する柚希の変化も好ましかった。

  • 気軽に読める妖怪物。柚希が空回りしてるんだけど、押しまくるわけじゃなく妖怪を大事にしているのが良い。

  • 誕生日が来て30まで後一年! に焦る主人公に
    運命の出会いかと思われる男性が。

    家庭の特殊事情を考えても、あらびっくり、な
    声掛け内容。
    というよりも、正体…いや職業? が分かった時点で
    やはりそっちか~という感じでしたが。
    しかしまぁ出会いがなければ発展しないわけですし
    そこを頑張るのは大事かと思われます。
    が…ぼろを出さないよう、帰宅後即座に
    知識の埋め合わせをお願いせねば!w

    気配は分かるのに、視えはしないという
    アンバランスな男性。
    それは何故かと言いますと~というのも
    そのうち分かります。
    妖怪と神様の区切りはなんですか? ですが
    人間の気の持ち様、というだけ。
    それを言うなら、人も悪人と善人がいるわけですし。

    一応何事もなく終了、した物語ですが
    これはこれ以上の発展は…頑張れw

  • ライトタッチで面白い話。

    妖怪が見える女性と、妖怪を払うことにこだわる男性の話。ちょい恋愛寄りかと思えば、結構違うところが良い。
    主人公と妖怪の掛け合いが面白い。

  • 妖怪が見え、妖怪と共に暮らす柚希さん。待ち望んだ恋の予感に喜ぶも、あれっ?なことに・・・。柚希と妖怪たちの関係がいいな。お迎えにきてくれる黒兵衛や雨が降ったらきてくれる唐傘小僧、新入りの小鬼もかわいい。そして柚希の危機には、妖怪たちみんなで助けにきてくれて・・・。正臣さんも、いつかそんな妖怪たちの優しさを感じることができればいいね。ただ、山の狐の思いや消えてしまう妖怪のことを思うと、ほのぼのだけじゃなく切ない気持ちにもなりました。

  • 続編楽しみ。

  • デパートの化粧品売り場で働く柚希は、美人なのに年齢=彼氏イナイ暦という29歳。その原因は妖怪が見えてしまうこと(だと勝手に思っている)。ある日、柚希は職場で男性に声をかけられる。滅多にない出来事、しかも相手はイケメン。「ついに私にも運命の出逢いが!」と思ったのもつかの間、男性が発したのは「あなたの背後に妖気が」という意外な言葉だった。男性は異常なほど妖怪を憎んでいるようで…笑って泣ける、もののけエンターテインメント小説!

  • こういう系統のファンタジーで、主人公がアラサーの結婚を焦っている女性という設定が目新しくておもしろかった。
    主人公柚希の男前で姉御肌なところや、お供の妖怪たちとの信頼関係などがストーリーにうまく関わっていて、一気に読み終えることができた。

    どこか不器用なイケメン神主さんとの恋模様も気になるので、次巻にも期待したい。

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著者プロフィール

青谷真未 (あおや まみ)
『鹿乃江さんの左手』で第二回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞し、同作でデビュー。
著作に『鬼の当主にお嫁入り ~管狐と村の調停お手伝いします~』『読書嫌いのための図書室案内』などがある。

「2020年 『恋する弟子の節約術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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