少年探偵 (一般書)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 295
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591142738

感想・レビュー・書評

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  • あの明智小五郎&少年探偵団へのオマージュ。
    小路先生らしさもたっぷりで大満足。
    二十面相の正体は、いろいろ推理したのとは
    違っていて、それもまた嬉しい。
    絶対、あの人だと思ったのだけどな。
    欲を言うなら、後半、お嬢様の活躍がなかったの
    だけがちょっと残念かな。

  • その後の名探偵明智小五郎の物語。
    この物語りを小路さんはどうしても書きたかったのだろう!
    明智のイメージを保ちながらも、名探偵物語を新たにするためにも、怪人二十面相と小林少年を復活させなければ始まらない。
    総ての因縁を整理させて新たな探偵物語が始まる。少し時代がかりすぎた嫌いと、権力趣向なのが難しい!!

  • 表紙の少年が美しくて、好みすぎるっっ!w
    怪人二十面相やら、明智小五郎やら・・・めっちゃ読んでみたくなりました~!!!

  • (2023-07-22L)

  • ちょいと哀しい結末だけど、いろんな秘事を最後に繋げていく小路幸也の真骨頂。ホワイトは花咲小路のセイさんみたいだ。

  • 児童書の体裁をとっていてもやはりこれは一般書で、対象は当時少年探偵団に胸躍らせた少年少女たちですね。(そういえばかなり難しい字にもふりがながないです。)本家を全部を読んだわけではない私でもいろいろと思い出しドキドキしました。小路さんによるこの本での「彼ら」の繋がりはなんとも斬新で鮮やかで、ストーリーも秀逸です。このシリーズは4冊で完結ですが、図書館の予約の都合で三冊目と四冊目の読む順番が逆になりました。正直この本を最後に読んで本当に良かったと思うほど本当に素敵なオマージュ作品でした。楽しみました。

  • 人間関係が未回収。「次郎」が明智と思ったら違った。いったい誰?? かつての明智活躍の時の「20面相」と今の「20面相」は別人?? 初代小林少年はどこへ?? 突然の終わり方に「20面相」は何をしたかったんだろうと思う。
    章ごとに話者が変わる。東京バンドワゴンのような安定感がない。

  • すっごい、ガーっと始まって、がーっと終わった気がする。

  • つまらないわけじゃないけど、消化不良感がすごい。なんか色々未解決なのは措くとしても、この前後編を予定しているとしか思えない内容。乱歩のコアなマニアなら納得なのかな。よくわからん。

  • 色々設定は変えてるけれど、明智センセの冴え渡る推理などなかなか面白かったです。いやしかし二十面相の正体には…正直納得が行かない。
    そして次郎さん、貴方は一体誰なんだ。(読んでいて、個人的にクイーンズイングリッシュが流暢なあの方が頭から離れなかった)

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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