しんぞうとひげ (ポプラせかいの絵本)

制作 : モハメッド チャリンダ  Mohamed Charinda 
  • ポプラ社
3.71
  • (4)
  • (8)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 68
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591144718

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • [墨田区図書館]

    読み聞かせグループのお母さんが読み聞かせで使っていて知ったこの本。題名もだけど、現物の挿絵がとってもインパクトあり!!

    これはアフリカのタンザニアで伝わるお話。題名通り、ひげとしんぞうが出てきて、最後はそれらが"人間の男"につくようになったという"始まり"話。

    でもその前提が、、、、両者ともに3週間(21日)も水だけで食べ物がなくて飢えていて、ひげが心臓を食べようとした、と。最初両者に手足が生えて腹すかせているだけでも「えっ」と「うえきばちです」並みにショッキングなのに、出会って相手を食べようというのもまたかなりシュール。でもこれはアフリカの万年飢餓を反映してるんだろうな、教訓とかでもなく、単なる日常の情景として。

    でもそこから逃げる心臓がまたすごい。「食べられないために隠れたいから飲み込んで」。おーい!腹をすかせた人間がパクパク食っちゃったの方がまだしっくりくるんですけど。確かに"のみこんで"であり、"食べて"ではないけど、相手の腹に収まる時点で既に食われる発想と何も変わらない気も、、、、そして冒頭に紹介されているアフリカの昔話のはじまりと終わり(シメ)も一品もの。

    「パウカー(はじめるよー)」
    「パカワー(はーい)」

    「きょうのはなしは、これでおしまい。
    きにいったなら もってきな。いらなきゃうみにすてとくれ。」

  • デザイン/楢原直子

  • ところ変われば
    よくわからない
    本の福袋練馬

  • 大人向けのお話し会のプログラムに、この本が入っている確率が大変に高い。
    では大人向けなのかというとそうでもなく、就学前のお子達も喜んで見ている。
    幅広い年齢層に好まれる本だとも言える。

    表紙をめくってすぐの、見返しからお話は始まっている。
    「しんぞう」と「ひげ」が主人公の、ちょっと特殊なストーリー。
    それぞれ顔と手足がついて擬人化されている。
    「謂れ話」の種類なのだが、日本人にはない発想で、色彩がとても鮮やか。
    「ティンガティンガアート」という技法らしく、これは創始者の名前に由来するという。
    6色のエナメルペンキで、タンザニアの動物や植物たちをのびやかに描いてある。
    異文化体験は、こんなところからもやってくるのね。
    鮮やかな色彩を、綺麗と見るかクセが強いとみるかで分かれそうだ。

    後書きにアフリカ大陸の地図と、この民話の故郷であるタンザニアの紹介が載っている。
    地図を見せ、そこをざっと説明したとして、約10分。
    テキストは少な目で見やすく、絵も遠目が聞く。
    この本をメインにして、かがく絵本と紙芝居を組み合わせても良いプログラムになりそうだ。

  • 2019  3-3
    30年度  2-3
    7分

  • なんだかとってもゆかいです。
    アフリカの民話だそうです。

    -むかし むかし、あるところに、しんぞうとひげがおりました。-

    どうです。
    グッときますねぇ。
    絵もなかなかいかしてます!
    後書きまでしっかり読むと、とても勉強になります。
    とてもよかった。

  • 絵本じゃなくてもいいなぁとも思うけど、絵本で伝えるしかないのかなぁ。

  • あるとき、心臓は21日間何も食べていなくてお腹がぺこぺこだった。
    一方、ヒゲも21日間何も食べていなくてお腹が空いていた。
    鳥を取って食べようとしたけれど逃げられてしまう。
    そして、22日目に2人は出会った。
    心臓はきちんと挨拶をしたけれどヒゲは挨拶もせず、心臓を食べようと追いかける。
    食べられてはかなわないと心臓も逃げる。
    心臓が逃げている途中で男に出会う。
    心臓は男に自分をかくまってくれと言うが、男は出来ないと言う。
    心臓は更に逃げ、また別の男に出会う。
    男は心臓を助けることに協力し、口の中へ入れて隠す。
    心臓は男の胸のあたりにとどまり、そこでヒゲに見つからないかとドキドキし出した。
    ヒゲもやってきて自分も飲み込んでくれと言うが、男は承知しない。
    そこで、ヒゲは男の顎にくっついてヒゲが口から出て来るのを待つことにした。
    それ以来、心臓は胸でドキドキいい、ヒゲは口の周りに生えているのだった。

    アフリカのタンザニア、ザンジバル地方の民話。
    心臓とヒゲの起源譚。

    心臓とヒゲが動いてお腹を空かせて相手を食べようとするなんて面白い発想。

    絵はティンガティンガというタンザニアの絵の技法で描かれたものだとか。

    話の初めの掛け声はパウカー。
    それに聞き手がパカワーと答えて始まるのだとか。

  • アフリカの民話。
    心臓が人間の胸でドキドキし始めたのは・・・。

    面白ーい。

全9件中 1 - 9件を表示
ツイートする