- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591144916
感想・レビュー・書評
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これを読んで「昔の古きよき時代のプロデューサーの戯言」と思うのか?
それとも「まだまだテレビには可能性がある!」と思うのか。
人によって感じ方が、大違いになるのでは?という内容でした。
私は基本的に好意的に読めた。
やっぱりテレビに憧れを持ってこの業界に来たことは事実であり、真剣に必死になって取り組んでいることを否定することは出来ない。
どんな仕事であっても、必死になるから意味がある。
テレビはそれだけ必死にさせるだけの、魅力ある箱である。
そんな事を改めて考えさせられる本だ。
(2015/4/17)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テレビプロデューサーがどういうことを考えて番組を作っているかが多少わかる。
ただ、著者が昭和世代の人なため、101回目のプロポーズのような年代のドラマや当時のテレビ局をヨイショする部分が随所に見られて、若者からすると冷める。
作者の人脈自慢や作品自慢っぽい部分もあってうーんという感じ -
「おもしろくなければテレビじゃない」と80年代を疾走したフジテレビのDNAを受け継ぐ著者の仕事史。彼女の軌跡はフジテレビ隆盛の神話でもあり低迷の物語でもあります。ひょうきん族エピソードもトレンディドラマ秘話も面白いですがフジテレビを出た後の制作会社やCSで模索している奮闘が現在のテレビの現状にどうインパクトを与えるかは現在進行形の物語です。さてそれはプロローグなのか?エピローグなのか?