夢へ翔けて: 戦争孤児から世界的バレリーナへ (ポプラせかいの文学 1)
- ポプラ社 (2015年6月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591145043
感想・レビュー・書評
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明日生きていられるかどうかわからないほどの環境の中で、希望を持ち続けることは簡単じゃ無いと思う。
男尊女卑の強い環境下で、娘に学ぶ機会を与えた続けたアフリカの両親。
孤児院での辛い生活の中でも、いかに自分や周りの人が楽しくいられるかという気持ちを持ち続けた幼いミケーラ。
ミケーラにバレエやアメリカのことを教えてくれたサラ先生。
孤児院からアメリカへ養子縁組の支援者をしてくれたアンドリュー父さん。
孤児院時代の友だちから姉妹となり、近くでお互いを支え合ってきたミア。
たくさんのバレエ関係者の方々。
そして養両親とお兄さんたち。
本当にたくさんの人たちとの人生を左右する出会いがあったのだなー。一期一会。ひとつひとつの出会いを大切にしていきたい。
ミケーラの希望を持ち続ける強い気持ちと、希望を希望や夢で終わらせずに実現化するための努力が素晴らしい。
身近な人やこれからの出会いの大切さに気づかせてくれた一冊。
やりたい事への挑戦を後押ししてくれる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内戦で孤児になった1人の少女がアメリカ人の夫婦の養子となり、心の支えだったバレリーナになるまでの自伝。
その努力と夢への熱意に胸打たれる。彼女の人生はもとより
養子として迎えてくれたご夫婦の素晴らしさにも教えられることが多い。 -
シエラレオネの難民から、世界的なバレリーナへ。
嘘みたいな奇跡の実話。
子どもでも読みやすい話し口調なので、アフリカでの現状やアメリカにわたってからの差別のことなども無理なく学べる。
多少脚色があったり、彼女自身の勘違いもあるのだろうけれど、結構面白いです。