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- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591146002
作品紹介・あらすじ
死が迫ったとき、あなたは
微笑むことができますか?
敗戦の破滅に追い込まれるなか、
国を憂い、家族を思い、愛する者を護るために特攻死した少年の、
短くも烈しく燃えた生涯とその時代。著者渾身のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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帝国陸軍・荒木幸雄陸軍伍長は1945年5月27日神風特別攻撃隊第七十二神武隊として沖縄周辺の海で特攻死した。表紙の写真は特攻前に撮られた実際の写真である。
死を直前にしながら彼らの表情には悲壮感のかけらもなく、朗らかに微笑んでいる。短くも烈しく燃えた若者たちは死が迫った中何を思っていたのだろうか。国を思い、家族を思い、彼らはその若き命を捧げた。彼らの死の上に現在我々は今の平和を享受できているのだ。
先日衆議院で安保法案が可決された。戦争は絶対にしてはならない。その思いは全ての人が共通して持っているだろう。デモで反対を主張するのも一つの方法だろう。ただ戦争法案と煽り、徴兵制復活だと人々のヘイトを煽る行為が果たして本当に建設的な行為なのだろうか。今我々がしなくてはならないことは、抽象的なことを喚き散らすのではなく、きちんと問題点を指摘することではないだろうか。国際情勢をきちんと理解し、これからの国家安全に真に必要なことを議論することを忘れてはならない。
今の中高生には戦争そして特攻隊の事について知り、真剣に考えてもらいたい。当時と今とでは情勢が違うのでもし自分であったらなどと考える必要はないが、生命を尊重する心、平和を愛する心を是非学んでいただきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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