コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか (ポプラ新書)

著者 :
  • ポプラ社
3.45
  • (11)
  • (38)
  • (38)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 346
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591146927

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この著者のような、コーヒーハンターが日本に居たとは知らなかった。
    コーヒー品質、味のピラミッドを作るのは本当に大切だと思う。食に対するコスト意識ばかりで、品質に対する部分が希薄になっているのは気になる

  • コーヒーに対する見方が変わりました。
    日常的にコーヒーを飲む人は読んでおくべき本です。

    これからもコンビニコーヒーは飲みたいですし、
    家でコーヒーを飲む際は本書の美味しいコーヒーの淹れ方が参考になると思います。

  • 一気に数時間で読んでしまった。しっかりした豆を買って、淹れたてのコーヒーを飲みたくなる。

  • コーヒー狂、川島氏の半生とともに、一般に平均してあまり知られていないコーヒーに纏わる真実の数々を解説している。『コーヒーは、ワインと違って品質に見合った価格かつけられていない』という、この言葉に始まりこの言葉に終わる業界の実態。コーヒー産業におけるスタバの位置づけを理解していないような人間は一読すべき。

  • 低価格から最高級まで、グレードの中でより良いコーヒーを目指す筆者の熱意が伝わる一冊。
    コーヒーにおいて、文化・商習慣的に価格と味が必ずしも一致しない現状が生まれた経緯と、目指すべき理想形が示されてて、美味しいコーヒーが飲みたくなった。

  • タイトルに書いてあることが本書のメインではないけど、それは新書のタイトルの定番なので、気にしたらダメ。
    でも、コンビニコーヒーは確かにコーヒーの基準になってしまった。100円よりも高いコーヒー飲んで、セブンイレブンより美味しくなかったらちょっと不機嫌になってしまう自分がいる。
    家で飲むコーヒーも値段と味のバランスを考えながら選ぶようになった。
    こんな風に消費者がコーヒーを選ぶようになれば、筆者の言う通りにワインと同じようになるかもしれない。

  •  不味いコーヒーがなぜ蔓延するのか。10円余分にかければ劇的改善するはずなのに、とは著者の言。
     さらには、コーヒーはワインと同じフルーツに源を発しているというのは意識すべき視座。
     すなわち、ワイン・ソムリエと同じく、コーヒー・ソムリエが居てもいいし、かようなソムリエが評価基準の客観化と更新に意義あるのは当然予想されうる。

     もっとも、アルコール飲料で、夜の似合うワインやウイスキーと、昼の似合うコーヒー・紅茶と完全に同一視はできまい。
     コーヒー豆にウイスキーボトルの如く1〜2万円をかけられる人がどれほどいるか?。少なくとも私は無理だ。

  • コーヒーを取り巻く世界の状況から日本独特の「コーヒー進化」、そしてコーヒーの美味しい淹れ方まで、世界的な「コーヒーハンター」が、コーヒーの最新事情と奥深き世界を説く。

    仙台でもコーヒー屋が増えてきた。
    コーヒーのイベントも。
    興味深い。

  • 著者の思い入れや経歴は要らない。どんなコーヒーが何故美味しいのか。客観的な根拠、分析が欲しかった。興味あるテーマなのに、解答不十分につき残念。

  • コーヒーは農産物で、生きている者であることを再度思い直した。

全37件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1956年静岡県生まれ。1975年中米エル サルバドル国立コーヒー研究所に留学し、コーヒー栽培・精選を学ぶ。大手コーヒー会社に就職。ジャマイカ、ハワイ、インドネシアで農園開発を手掛け、マダガスカルで絶滅危惧種の発見と保全、レユニオン島では絶滅したといわれた品種を探し出し、同島のコーヒー産業復活を果たす。2007年に同社を退職後、日本サステイナブルコーヒー協会設立し、2008年に株式会社ミカフェートを設立。

「2022年 『人生を豊かにしたい人のための珈琲(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川島良彰の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
エラ・フランシス...
宮下奈都
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×