おとめの流儀。

著者 :
  • ポプラ社
3.90
  • (9)
  • (20)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 121
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591147412

作品紹介・あらすじ

凛々しくキュートな“なぎなた少女”の青春物語

中学生になったばかりのさと子が入部したのは、全国でもめずらしい「なぎなた部」。
凛々しい美人だけどかなり変わり者の2年生・朝子さんしか部員はおらず、さと子は部員集めに奔走する。
なんとか急造したへっぽこなぎなた部は部長の朝子さんの独断で、思わぬ相手と闘うことに――。
一方、変わり者といえばお母さんもだ。
「どうしてうちには、お父さんがいないの?」と聞いても、
「オトウサン? 何それ?」とトボけるばかり。
でも中学生になったから、もう騙されてあげられない。
さと子の13年の人生をかけた闘いが始まる。

「なぎなた部、かっこいい!
ぐふぐふ笑いながら読み、試合シーンに息をのみ、最後はまばゆくて文字がかすんで見えました。……涙のせいかもしれません。
さわやかで、切実で、頼もしく愉快な中学生の姿に触発され、私もなぎなたを手にしたくなりました!」 
――三浦しをん氏

強くなれる。大事なものを、きっと守れる。
俊才が放つ、青春小説の新たなる傑作!


<著者プロフィール>
小嶋陽太郎 こじま・ようたろう
1991年長野県松本市生まれ。信州大学人文学部在学中。2014年『気障でけっこうです』(KADOKAWA)で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。第二作は15年『火星の話』(KADOKAWA)、本作が三作目となる。端正な筆致と軽やかな感性で注目を集める現役大学生作家。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 軸はスポーツ(なぎなた)の話なのだけれど、家庭の事情なども絡んで来るのでなかなか読み応えがありました。
    小嶋さんの作品は2作目なのですが、流れる様な独特の文章がやっぱり好きで癖になります。それになぎなたの試合の描写が、なぎなたに馴染みの無い私にもとても分かりやすかったです。

  • 凛々しくキュートな“なぎなた少女”の青春物語

    中学生になったばかりのさと子が入部したのは、全国でもめずらしい「なぎなた部」。
    凛々しい美人だけどかなり変わり者の2年生・朝子さんしか部員はおらず、さと子は部員集めに奔走する。
    なんとか急造したへっぽこなぎなた部は部長の朝子さんの独断で、思わぬ相手と闘うことに――。
    一方、変わり者といえばお母さんもだ。
    「どうしてうちには、お父さんがいないの?」と聞いても、
    「オトウサン? 何それ?」とトボけるばかり。
    でも中学生になったから、もう騙されてあげられない。
    さと子の13年の人生をかけた闘いが始まる。

    「なぎなた部、かっこいい!
    ぐふぐふ笑いながら読み、試合シーンに息をのみ、最後はまばゆくて文字がかすんで見えました。……涙のせいかもしれません。
    さわやかで、切実で、頼もしく愉快な中学生の姿に触発され、私もなぎなたを手にしたくなりました!」
    ――三浦しをん氏

    強くなれる。大事なものを、きっと守れる。
    俊才が放つ、青春小説の新たなる傑作!

  • おなじみの部活もの。なぎなた部をとりあげていることと剣道部との対決にもっていくところがユニークなところ。設定、筋運びは鉄板ネタのもの。部員が集まらない。集まったのはポンコツ系。辞めたいという人が出てくるが、チームワークとなぎなたの魅力が求心力となる。軋轢や不仲。やる気のない先生。強くて魅力的なライバル。自分との戦いに、人間としての成長。家はシングルマザーで、父親探しが一つのテーマになる。公園にホームレスのような人がいて、アクセントとなっている。難しい言葉はカタカナにするなどして中学生の雰囲気をうまく出している。なぎなたのディテイルが新鮮で面白いことと、成長の経過がうまく描けている。

    『だけどきっと、相手は問題じゃない。逆だ。相手がだれでも、それとたたかうのは常に自分。自分のことを、よく見なきゃ。ひとりにひとつずつ、自分のたたかいがある。自分だけのたたかいが。それはたぶん、すごくシンプルで、すごく当たり前で、そして、すごく重要なことだ。』

    肝心の試合は全校生徒が観客になるといった設定もおなじみ。事前に練習試合をしており、試合本番では成長を見せて勝つというところが、なんと1勝4敗というのがちょっと珍しい。しかしそれでマネージャーになっていた部員が復帰したりといった成長物語になっている。もしかして2狙い?映画化してもいいドラマにはなると思う。

    ホームレスは実は新聞社の人だったり、父親との離婚の理由といった説明が不足していて不満が残る。

    文庫王国2018エンターテインメント1位

  • サクっといきたい時は小嶋陽太郎なのである。
    読みやすい、後味が良い、登場人物に悪意が少ない、軽いのに薄くない。

    この作品も小嶋陽太郎らしい小説。中学校でなぎなた部に入った主人公が部活仲間とともに成長する姿を縦軸に、剣道部との対決や主人公の父親捜しを横軸にして青春小説の模範解答のような物語を編み出している。半世紀生きたおっさんには少々甘酸っぱさがツラい部分もあるが、この小説はティーン向け…せいぜい20代までだろう…であればドストライクゾーンの味付けだと思う。

    ちょっと残念だったのは父親捜しと、それを手伝うワンカップのおっさんの掘り下げ方がザツだったとこ。もうちょっと練りこむか、いっそ省いて、スポーツ青春小説1本に焦点を絞ったほうが良かったのではないか?

    なぎなた部の活躍をもう少し読みたかった。特に主人公が小学校時代通ってた道場仲間との再戦は、ワンカップの部分を省いてでも、書いて欲しかったなぁ。とこれは個人的趣味の範ちゅうかな。

  • 2018/2/26

    913.6||コジ (3階日本の小説類)

    中学生になったばかりのさと子が入部したのは、全国でもめずらしい「なぎなた部」。凛々しい美人だけどかなり変わり者の2年生・朝子さんしか部員はおらず、さと子は部員集めに奔走する。なんとか急造したへっぽこなぎなた部・・・。
    さわやかで、頼もしく、愉快な中学生の姿が描かれています。
    あなたもなにか始めてみませんか!!

  • あさひなぐでも最近人気?な薙刀部を舞台にした青春物。
    お父さん探しの件や薙刀部対剣道部の描き方などよくできているとは思うが総評としてはまぁまぁという感じで特にみんなに進めようとまでは思わないのが残念なところ。主人公にいまいち感情移入できないのがだめなのかなぁ??

  • 中学校女子薙刀部。「あさひなぐ」の中学校バァージョン。前半は本当にかぶってる。さすがに後半は違った。
    2018.1.8

  • なじみのうすいなぎなたを題材にした作品。最後の剣道部との戦いはドキドキする。聡子の父親探しとの2本柱での展開。初心者、経験者、弱小者。それぞれのなぎなたに対する思い、向かい方がアツイ。

  • 爽やか青春なぎなた小説!

    アニメ化とかしそう。

  • なぎなた。
    長野、松本城付近。
    中学生

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1991年長野県生まれ。信州大学人文学部中退。2014年『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『今夜、きみは火星にもどる』『おとめの流儀。』『こちら文学少女になります』『ぼくのとなりにきみ』『ぼくらはその日まで』『悲しい話は終わりにしよう』『放課後ひとり同盟』『友情だねって感動してよ』がある。

「2019年 『行きたくない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小嶋陽太郎の作品

ツイートする