- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591147771
作品紹介・あらすじ
女性の管理職を3割増やすなら、
男性の家庭進出も3割増やすべし!
今や11万人ともいわれる「主夫」。キャリア女性たちの活躍の裏には、家事・育児を担う男性の姿があった。
圧倒的な年収差や健康上の理由、妻の転勤などで、労働戦線を離れざるを得ない人も多い。
主夫は個人の選択でなく、家族のサバイバル戦略として考えなければならない。
リアル主夫とその妻の取材をもとに描き出す現代夫婦の新しい肖像。
大黒柱妻・小島慶子さんと著者の対談のほか、主夫家庭の妻たちの座談会なども収録。
感想・レビュー・書評
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11341993 -
50歳目前で無職になり、オーストラリアで言葉もわからずもがき苦しんだ夫
自分がイメージしている自分像とのギャップに気付かずに生きてきたことに気づき、プライドずたずた。
ぼくは、周囲が期待しているとおりのできる子という幻想は砕かれ、空っぽになった自己イメージを冴えない自分で埋める作業。でも、不完全な自分でも生きていかなきゃいけないなら自分にできることは何だろうと考え始める。それこそ、自由になることだ。そして、至らない自分を受け入れることは、自分へのいたわりの気持ちを持つことだ。
理想と現実のギャップに苦しむだけの客観性があればまだいい。苦しむことさえ自分に許せず、自分を騙し続ける不自由さが男にはありがち。 -
「「専業主夫」になりたい男たち 白河桃子」読了。前半は読むのがしんどかった。自分にとって専業主夫はなりたくてもなれないものだったから、羨ましいような腹立たしい気分が混じっていたからかもしれない。でも長い人生、そんな期間はあってもいいなと思えるようになると気持ちが楽になり読むのが楽しくなった。
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婚活ブームの火付け役の著者による、新しい家庭の形を考えた一冊。
どこまで自分たちの価値観と背負ってるものを降ろして考えられるかという哲学的側面あり。 -
男女共に働き、家事をすることが、常識としても意識としても普通になり、実際にも普通になると変わるのだろうなあと思いつつもその場合はふうふで降りるパターンのように、どちらがハードな残業するような働き方では成り立たないよなと思いつつ読了。
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P173
小島慶子:みんなの欲しがる男(笑)を落とす自信がなかったんです。だから、そういう男を落とせなかったとしても、男性と同等の年収と立場を手に入れればいいと思ったんです。そうすれば、男選びは、純粋に好みだけでいいじゃないかと思って。
P232
(無職のハニーを愛せるか問題)
「主夫のおかげで生活はすごく助かっているのに、女心が救われないんです。」
「お金や仕事って、男性性に関しては性的な魅力にも繋がりますからね。」
ダンナが専業主夫であり、私が大黒柱である逆転夫婦な我々。よく「専業主夫家庭がうまくいくにはどうしたらいいか?」ということを日々ディスカッションしているがこの一冊はその助けになった。
私側(妻側の目線)としては「社会で活躍していなくても、プライドを傷つけず、居場所を確保することが重要」なんだろうとは薄々感じていたが、この本で「男性が『(世間一般で男性の領分とされている稼ぐことから)降りること』」と表現されていて、やっぱりなー、と感じた。
私としては専業主夫家庭がうまくいくには、女性が主夫を受容すればことたれりと考えていたが、どうやら世間ではそうではないらしい。
いちばん驚いたのは「妻が大黒柱になる決心がいる」ということ。
えーーーーっ、そうだったんだ!!!いるんだ、決意!
自然な成り行きで、結果的に「大黒柱」になった私には目からウロコ。
さらには「稼がない男性には性的魅力を感じない」という本音も世間には色濃く残っているらしい(この本では「無職のハニーを愛せるか問題」とされている)。
お金になんて性別ないよ!!!誰が稼いだってお金はお金ゃん!と思う私は、たぶん世間一般の常識がどこかで欠落しているのだろう(笑)ということがよくわかった一冊。
それからこの本の後半で、「(うまくいっている)専業主夫家庭はマイノリティーである自覚があるがため、夫婦の意思疏通がよくなされ、結果的にカップルのクォリティーがあがる」という説にも納得。 -
救いの書
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例が極端すぎんよ〜 女性の6割が非正規かつ300未満の収入なのだから、本人1000万稼いで旦那も主夫業の傍らに500万稼ぐとかなんじゃそらって、かんじ
経済的余裕は精神的余裕もうむし、それが肉体的健康につながるんだが この本に出て来る人たちはとりあえずみーんなすごい健康(多少のガタはあっても)それが一番わかった
でもねー男の人も女の人もほんとに、選べる社会にしたいよね〜
やりたい仕事をする、ではなく こんな生活がしたい、からそれができそうな仕事に就くね、ほほー