ミナトホテルの裏庭には

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 460
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149102

感想・レビュー・書評

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  • 何といっても、装丁がかわいいです!

    <我儘を言い合い、聞き合うための互助会>の我儘書道。いいなぁ。
    いくつになっても、なんの気兼ねもなく、弱音や愚痴をこぼせる関係ってありがたいですよね。

    世の中から取り残されたように感じるときも、
    誰か気にかけてくれる人がいるだけで救われる。
    ひとりぼっちじゃない。それだけで心強くなれる。
    我慢することもいいけれど、肩ひじ張らずに甘えることがあってもいいんですね。

    平田カラメルちゃん失踪事件で、
    常に猫成分が不足しているという女性登場に、私も~!(笑)

    残念だったのは、ようやく鍵が見つかった裏庭の花園の描写が少なかったこと。
    『秘密の花園』みたいでわくわくしてたんですが…。

    きれいな花は、地上のいたるところに咲いている。
    でも咲くのは花だけではない。
    世の中のどんな花より美しい”笑顔”の花。
    優しく心にしみる一冊でした。

    • けいたんさん
      こんばんは(^-^)/

      読み終わったんだね〜♪
      我儘書道って素敵だけど、いざ書くとしたら何を書こうって迷ってしまう。
      うさちゃん...
      こんばんは(^-^)/

      読み終わったんだね〜♪
      我儘書道って素敵だけど、いざ書くとしたら何を書こうって迷ってしまう。
      うさちゃんならなんて書くかなぁ。
      陽子さんの過去が好きだわ。
      色々あっての人生だよね。
      辛いことがあったから人にも優しくなれる気がするよ。

      うん、うん、装丁がいいよね。
      お話にぴったり合ってる♪
      2016/12/26
    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんばんは~♪

      お知らせコメントできなくてごめんね。
      ちょっと心配事が重なってしまって、ここしばらく思うように本が読めな...
      けいちゃん、こんばんは~♪

      お知らせコメントできなくてごめんね。
      ちょっと心配事が重なってしまって、ここしばらく思うように本が読めなかったの。
      そういう時って、ダメだね。
      心で読めないね…。
      色々あっての人生。そうだよね。
      弱虫なくせに、へんなところで生真面目だから、頑張りすぎちゃうとこあるんだよ。
      この本のなかで、我慢しすぎないで逃げてもいいって書いてあったでしょう。
      それ読んでなんか、少し楽になったの。
      って、私もけいちゃんに、肩ひじ張らずに甘えてみた。(#^^#)

      我儘書道、いいよね~♪
      私もけいちゃんだったらなんて書く?って聞こうと思ってたの!
      この前『ビオレタ』とどちらが?ってお話したけど、
      う~ん、決められない。どっちも好き♪

      またあとでね。(*^-^*)
      2016/12/26
  • 『手の中にある』を読んでぽろぽろ泣いた。

    『咲くのは花だけではない』を読んだ後、湊さんの優しい言葉で心が溢れ感想は湊さんでいっぱいになるだろうと思った。だけど『手の中にある』を読んだ後では湊さんや芯が若造、坊やに思えてしまう(笑)
    じいちゃんたちの深さに比べたら…。『手の中にある』でわかる陽子さんという人、陽子さんの書いた半紙の我儘に込めた思い、木山くん、福田くん、美千代さんの言葉の重み。あぁだから、だからみんなあんなに一生懸命にと切なく思った。

    陽子さんはみんな自分の事をわかっていないというけど、みんなわかっていたんだよ。だからこその「我儘を言い合い、聞き合う互助会」の発足だった。素敵な優しい人たちだね。そして誰かを喜ばせたい気持ちを最大の我儘と思う陽子さんもやっぱり優しい人なのです。

    大切なものを亡くした人に、うまく眠れていない人に、疲れている人に、悩んでいる人に、そして誰かに悩みを相談されてる人にも読んでもらいたい作品。きっと、あっと思う優しい言葉が見つかるはず。

    時系列でいうと『手の中にある』が先なのに『咲くのは花だけではない』を最初に持ってきたのがうまいなぁ。物語がぐっと良くなっている。

    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんばんは~♪

      寺地はるなさんの新作だよね?知らなかった~
      『ビオレタ』を読んで、この作家さんの雰囲気がとても好きで。
      ...
      けいちゃん、こんばんは~♪

      寺地はるなさんの新作だよね?知らなかった~
      『ビオレタ』を読んで、この作家さんの雰囲気がとても好きで。

      けいちゃんのレビューで、読みたくてうずうず!
      積読山が大変なことになっているというのに(笑)
      2016/09/15
    • けいたんさん
      うさちゃん♪

      こんばんは(^-^)/
      寺地さんの新作だよ。
      表紙の可愛さに購入しちゃった(*≧艸≦)
      ただ、優しいだけの話じゃ...
      うさちゃん♪

      こんばんは(^-^)/
      寺地さんの新作だよ。
      表紙の可愛さに購入しちゃった(*≧艸≦)
      ただ、優しいだけの話じゃなくて、人の嫌なところも書いてあって私はそこがいいなって思ったよ。

      私「ビオレタ」読んでなくて…
      ブクログでも読んでいる人多いよね。
      うさちゃんが「ミナトホテルの裏庭には」を読んで「ビオレタ」と雰囲気似ていたら読んでみようかな(笑)
      人任せだね〜 うさちゃんの感想楽しみにしております♪

      今日子供が帰省してきたのでちょっとバタバタしています。
      しばらく更新が遅くなると思います。心配しないでね。
      2016/09/17
  • 訳ありの人がやってくるミナトホテル。
    経営者の1周忌に向け、主人公は裏庭の鍵探しを頼まれる。
    何気ない日常の中に見え隠れする限界。
    気に食わないからと簡単に辞めてはいけないが、死ぬほどつらい場所で我慢する必要もない。
    頑張らなければいけないが、頑張りどころを間違えてはいけないのだ。
    泣けた。

  • 人生に疲れて眠れなかったり食欲がない時には、ミナトホテルに行くといい。
    そんな不快もきっと解消されるはずだ。
    ストレスを抱えてヘトヘトに疲れた心も軟らかくほぐしてくれる。

    「死ぬほど辛い場所で、青筋立ててがんばる必要もない。がんばりどころと、そうでないところを間違えてはいけないよ」
    もうこれ以上は無理な位がんばった人には「休めばいい」と優しく諭してくれる、そんな言霊を沢山貰えた。
    ぐっすり眠れば自然と食欲も出てくるはず。
    たっぷり眠って美味しいものを沢山食べたら、きっと元気も出てくる!

    最近ぐっすり眠れていない私も、ミナトホテルのベットで爆睡して、綺麗な花が沢山咲いている裏庭をのんびり眺めていたい。
    我儘を言い合い、聞き合う互助会に私も参加したいな。

  • 強くて明るくて優しい人だって、痛いものは痛いんだ。
    疲れたら休むことができる場所。もうこれ以上は限界、と思った時に行く場所があるのとないのとでは気の持ちようがずいぶん違うから。

    だから、そんな場所を提供するミナトホテル。
    「必死で戦っているから疲れるんだ、そうだろ」(94 ページ)
    それ以上はもう無理なほどにがんばっているのだから。
    疲れたら休めばいい - きれいな花が咲き誇る、このミナトホテルで。

    ---

    「全力で戦ったんだね。疲れたんだね。いいよ。ここでゆっくり休んでいきなよ」と言える人。
    大きな力強い応援歌でなく、静かで美しい静寂を提供できる人 - そんな人になりたい、と思わせる物語り。

  • じわじわ来る。
    ミナトホテルのオーナーの陽子さんが亡くなってからの、芯が主人公の本編と、陽子さんを描いた短編。短編の方はじわじわどころかぐいぐい来た。
    不器用な人たちとさりげなく支えてくれる仲間たち。や、人間なんてみんな不器用なのかも。
    おかげさまで私はミナトホテルに泊めてもらわなくても大丈夫だけど、裏庭には遊びに行ってみたい。

  • やさしいお話だった。互助会って素敵。
    年をとって、互助会を作りたくなる友達がいてくれたらとても素敵だろう。
    最後にみんなで希望を書くところが一番好きだった。

  • ミナトホテルには、
    心を休めるための静かな部屋と
    ゆっく眠れるベッドがある。
    裏を返せば、それしかない。
    看板もなくひっそりとたたずむこのホテルに
    それでも客たちはつかの間の休息を求めてやってくるのだ。
    今の自分にはまだ、このホテルが必要なかったとしても
    こんなホテルがどこかにあるんだと思うだけで
    なんだか安心していられそうな気がする。

    心が疲れて、
    もうこれ以上1mmだってがんばれない・・・なんて時が来たら
    またこの本を手に取ってみようと思う。

  • 疲れた人が休むための場所。逃げ場としてのホテル。
    読みながら、「ああ、こんなホテルがあったら、自分も弱った時に行きたいなぁ」と思いました。

    疲れたら休むのが一番。そして、休むことは悪いことじゃない。
    そう思える、優しいお話でした。

  • 大通りから入った閑静な地に佇む通称「ミナトホテル」は、大正末期に建てられたキャラメルのような見た目の宿泊施設だ。館内には四季折々美しい花が飾られ、骨董家具が設えられた六つの客室は防音仕様。看板を出していないのに、人知れず「眠れない」「食べられない」お客が集い、時には長期で滞在する者たちも―。誰かと繋がりあうことのよろこびを、やさしく温かく力強く紡ぎ出した、心に響く物語。

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著者プロフィール

寺地 はるな(てらち はるな)
1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第四回ポプラ社小説新人賞を受賞。
著書に『ミナトホテルの裏庭には』『月のぶどう』『今日のハチミツ、あしたの私』『みちづれはいても、ひとり』『架空の犬と嘘をつく猫』『大人は泣かないと思っていた』『正しい愛と理想の息子』がある。

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