ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 504
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149362

感想・レビュー・書評

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  •  桜風堂書店物語がとっても素敵だったので、他の作品も読んでみたくなり手に取りました。
     想像にたがわず、暖かい素敵な本でした。
    最後の秘密の扉の前までは、ファンタジーだと全く思っていませんでした。
     大切な本を装丁しなおす素敵なお仕事「ルリユール」、この職業の名前自体初めて知りましたが、大好きな本だからこそ、何回も読んでボロボロになってしまうことが、多々あります。
    それを、もっと素敵にしてくれる心の籠ったお仕事は素敵だと思いました。

  • 村山早紀は「その本の物語」から2タイトル目。…と思ったら、遠い昔にシェエラザードひめのぼうけんシリーズを読んでました。佐竹美保の挿絵も大好きだった。

    ルリユール、という語感、響きの良さに惹かれて購入したけれど、この年になってこれを楽しむのは少し厳しいな、と感じてしまった。もしかしたら自分にもこんな不思議な出来事が、なんて、そんな想像が出来る年齢の頃に読みたかったな。

  • 本を直す職人・ルリユール。お祖母ちゃんの家に来た瑠璃は、訳があって少しの 間ひとりで暮らすことになりました。

    お祖母ちゃん住む町・風早には、必用な人にしかたどり着けないルリユール職人の住む洋館があるといいます。
    瑠璃は道に迷い、その時洋館を見つけ赤い髪のクラウディアさんに出会います。
    クラウディアさんの洋館には、親族から嫌われていても自分には優しかった伯父さんからの本・宝島を直してほしい編集者や家族写真のアルバムを作ってほしい上品な女性がやってきます。
    瑠璃は依頼を受けるクラウディアさんを見て、ルリユールを習いたいといいだします。

    本を直すルリユールは、思いでも直すし人の気持ちも直します。依頼人を通して、瑠璃やクラウディアさんも必要とされる相手を見つけだします。
    『コンビニたそがれ堂』などと同じように傷みを受け入れて新しい自分になれるかな。と思える作品でした。

  • 久しぶりに手に取った村山先生の作品。風早の街、狐の神様など知っている物語の欠片が散りばめられていた。こんな奇跡を読むことができて嬉しい。クラウディアの好きなレモンバターのパスタ、作って食べてみようと思う。

  • 単行本未収録の短編が掲載されていたので、購入しました。

    お姉さんの視点から描かれたお話。
    出てきた手作り絵本のお話がとても素敵でした。

  • 立て続けに風早シリーズを読んだのですが、思わずもらい泣きしそうになりました。
    この物語も続編が楽しみです。

  • ”ぶんこでいず”でおススメの一冊。なるほど、不思議でほっこりの大満足でした。
    あらすじ(背表紙より)
    風早の街でひと夏を過ごすことになった少女・瑠璃は、夢に導かれて訪れた洋館でクラウディアという謎めいた女性と出会う。彼女は本の修復や造本をするルリユール職人、どんなに傷んだ本でも元通りにできるという。ぼろぼろになった依頼人の本を、魔法のような手わざで綴じなおすクラウディア。あるいはそれは本当に魔法なのか。その手伝いをするうちに、瑠璃のなかに秘められていた悲しみも修復されていく。本を愛するひとたちの美しく不思議な物語。

  • 生きているものには、限りがある。
    限りがあるからこそ、儚く美しいのであって、そのことを私たちはよく知っている。
    けれど、知っていても、失いたくないものがある。

    自分にとって大切な本。
    その一冊は、やっぱり本じゃなきゃだめで。
    データで残っていたって何もならないのだ。

    だから、『天文と気象』のエピソードで、落書きの名前を残しながらも、直して欲しいと伝えた意味はいろんな部分でよく分かる。

    最後になってくると、クラウディアが本の生命を永らえることの悲哀も分かってしまう。

    レモンバターパスタと、スパムのおにぎり。
    なんだか、ごちゃごちゃっとしたファンタジーではあるけれど、ピュアフル文庫らしくて良いかな。

  • 最近読んだ中では最高。
    とても面白く、魅力的な文章、キャラクターは最後まで飽きさせない。設定も秀逸で、児童文学の括りに収まらない素敵な本。せっかく「ルリユール」なのだから、文庫版も特装版を作って欲しいなと思うほど。

  • コンビニたそがれ堂が合わなかったけど、これは面白かった。次巻も読んでみよう。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2020年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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