清掃はやさしさ

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591149409

感想・レビュー・書評

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  • 清掃は優しさだということがよくわかった。
    家庭にしろ仕事にしろ全て、優しさをもった清掃から始まるようにしたい。

  • 上司から薦められてお借りしました。とても素晴らしい本でした。
    職場では清掃に関する担当なので、すぐに何か具体的に浮かんでいるわけではないのですが、月並みの言葉ですが頑張ろうと思えました。
    著者ご本人が本当に努力を惜しまない素晴らしい方で、そこに感銘を受けました。大会に向け恩師と毎日特訓をされるところにグッときました。そして自分の名誉よりも、恩師への感謝、清掃業界への貢献、空港を使うお客様へのおもてなしの心など、本当に素晴らしいなと感じました。後半は涙をこらえながら読み進めました。
    上司に返し、自分でも買います。

  • 努力してる!何事にも自分の道を決めて、それを極めたいという好奇心大事!

  •  清掃はプロの仕事。
     自分は、掃除しっかりやろうと思わせる一冊。

  • 清掃はやさしさ。
    この題名にこめられた色んな思いや経験や行き方、人生がたっぷりつまった一冊ですね。
    そして、やさしさとはなにか?一人では何もできない。
    人それぞれにとって大事な事も教えてくれるような気がします。

  • 清掃に国家資格があるとは知らなかった。
    全国大会まであるなんて。ディズニーランドの働き方に近いかも。

  • テレビで著者を知り、興味を持ち読みました。
    中国にいても、そして日本に来てからもいじめられ、その中で自分にしかできない何かを、と思い続けてひたすら清掃の道を極めていきます。
    さらに、技術だけではなく、そこに優しさや笑顔をということを恩師に教えられました。
    新津さんはわたしの何十倍も働いて、自分にしかできない道を切り拓いていて感動しました。

  • 7章

  • 【最終レビュー】

    予約著書・図書館貸出。

    2016.3発刊。春子さんの著書・第2弾。

    既読したばかりの『世界一清潔な空港の清掃人』で触れられなかった

    +〈より詳細なエピソード〉を〈一つ一つ〉を通して感じ取った

    〈春子さん自身の本心が込められた「想いの数々」〉

    *序章…空港は私の居場所

    →〈清掃と掃除の違い・清掃はサービス業〉等

    *第1章…中国から日本へ『私ってなに?と問い続けた』

    →〈突然のいじめと苦悩・家族みんなで清掃の仕事に・日本の高校に通う・再びのいじめ〉等

    *第2章…運命の決断『できるのは清掃だけだった』

    →〈誰もやりたがらないこそチャンスがある・1つクリアできると次の目標ができる〉等

    *第3章…私の道『私の道、ついに見つけた!』

    →〈正しい清掃を知る・清掃の奥深さを初めて実感・清掃は掃除の延長線上ではない〉等

    *第4章…清掃のプロへの一歩『ビルクリーニング技能士になる』

    →〈空港清掃の難しさ・最初のハードル〉等

    *第5章…日本一の称号『これで少しは恩返しができた!』

    →〈「君にはね、やさしさが足りないんじゃないかな」・道具にも汚れにもやさしく・かたちから笑顔を〉等

    *第6章…恩人の死『常務、どうして死んじゃったの?』

    →〈イチ清掃員から教える立場に・中国の空港を見学・1つでも覚えてくれたらうれしい・自己流のやり方には理屈で対抗〉等

    *第7章…2年連続世界一清潔な空港『空港をきれいにする。それが私の使命』

    →〈効果的な清掃方法で作業する・お客さま満足を「考えながら仕事を」・「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演・清掃という仕事の魅力〉

    幾度も降りかかる『逆境の数々=修羅場の連続』

    流石に春子さん自身も、つらくて泣いていたこともあった。でも、人前では、決してそれを見せない。

    逆に、周りで春子さんの姿を見ていた人達が、シッカリと彼女の姿を捉えた上での

    『彼等のささやかなサポート』

    〈春子さんの姿勢をありのままに感じ取っていたからこそ〉

    今の彼女自身そのものだと言えること。

    決して一人では生きてはいけない。

    そんな中で、春子さん自身の『外見=内面』が『キリッと引き締まっていくかのように』

    春子さんのオリジナリティーな姿勢が確立されていく。

    清掃をテーマに書いている中で

    《普段の日常生活の一コマ一コマの『別のキーワード』》

    十二分に置き換えられることは、確信を持ちつつ感じ取りながら

    『自分の中へも喝!』を入れていただけたといってもいいぐらいでした。

    《堅苦しい内容ではないものの『至って飾らないシンプルなメッセージ』だからこそ、深く刻まれるかのような『感性が込められた「自然体な雰囲気」』》

    《自分に常に謙虚かつ甘えてない!》

    同性かつ同世代の立場の目線においても

    《あっぱれ!憧れです!》と言い切れるぐらいの《姿勢・姿》が伝わってきました。

    これ以上言葉では言い表せません。この辺りで…

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著者プロフィール

1970年、中国・瀋陽生まれ。17歳で来日、高校に通いながら清掃の仕事に従事する。日本空港テクノ株式会社に入社後、全国ビルクリーニング技能競技会で最年少優勝。羽田空港の清掃を中心に手がけ、同空港が2013年、2014年、2016年。2017年と「世界一清潔な空港」に選出された功労者のひとりとして活躍。2015年4月からは「環境マイスター」として、技術指導や知識伝達を中心とし、後輩の育成にあたる。現在約700人いる清掃員のリーダー。

「2017年 『“世界一”のカリスマ清掃員が教える 掃除は「クロス」を使って上手にサボりなさい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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