学校図書館の出番です!

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 118
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591150191

感想・レビュー・書評

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  • 図書館関係者としては読まねばならない。
    けれど返却期限が迫っていたので、あまりじっくりとは読めなかった。
    重要なことはフレーズに残した。
    やる気に満ちている時に再読したい。

  • 一瞬のうちに情報が手に入るこの文化のなかで、読書をするのは、自分のペースで進むことが求められるからだ。時間をかけて本を読むというこの考えは、いったい何を意味しているのだろう。もっと根本的にいえば、それによってわたしはふたたび時間と向き合う、ということだ。読書の最中には、わたしたちは辛抱強くならざるを得ない。一つひとつのことを読むたびに受け入れ、物語に身をゆだねるのだ。さらにわたしたちは気づかされる。この瞬間、この場面を、この行を、ていねいに味わうことが重要なのだ、と。世界からほんの少し離れ、その騒音や混乱から一歩ひいてみることによって、わたしたちは世界そのものを取りもどし、他者の精神に映る自分の姿を発見する。そのときわたしたちは、より広い対話に加わる。『それでも、読書をやめない理由』デヴィッド・L・ユーリン


    講義を理解する理解力がないということは、第一に聞く能力がないということ、聞く能力がないということは集中力がないということである。次に書く能力がないということも確かである。『日本はなぜここまで壊れたか』マークス寿子

    メアリアン・ウルフ
    読むという行為を経験すれば、もう、けっして元のままの自分にはもどらない。インスピレーションを得たり、悲しみを感じたり、読んで心に響いてくるものはいろいろあって、そうして心はかならず豊かになる。人間が本来ならば、出合うことも、理解することもなく終わってしまう幾千もの現実に触れるからであろう。それが読書というものかもしれない。

    江戸川区 読書科2012
    目的を持った読書時間

著者プロフィール

作家。1941年、大阪府に生まれる。大阪薬科大学卒業。日本児童文学者協会会員。参議院議員、衆議院議員を歴任し、子どもの読書推進活動に尽力する。日本児童文学者協会会員。主な作品に、『ふしぎなおきゃく』(ひさかたチャイルド)、『子ども国会』『ゆずちゃん』『おーいタクヤくん』(ポプラ社)、『山のとしょかん』『森の本やさん』(文研出版)など多数ある。現在、文字・活字文化推進機構理事長、出版文化産業振興財団理事長。

「2021年 『ヘレーじいさんのうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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