(P[む]1-14)天空のミラクル 夏の魔法 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591150214

感想・レビュー・書評

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  • 人々の陰の心が集まって魔物が生まれる。現われた吸血鬼は!? 織姫さんの対抗策は抜群です♡ そうだよね~と嬉しくなりました。SF感もあって、ワクワクしながら読みました。
    コンビニたそがれ堂を読み始めた時、風早の街は私の中ではご近所さんのスケールでした。今は海も山もある○○県くらいのイメージ。色々な所とお近づきになれたからかな。

  • シリーズ2作目。

    吸血鬼に宇宙人・・・ うーん・・・
    何だか前作より子供っぽさが増した感が否めない・・
    前作では自信のなかったさやかが、今作では成長している気がしましたが。
    なんか妙に『自分は特別』感を持ちすぎているような・・
    責任感の強さ、というより自分にだけある特別な力にうぬぼれているような印象を受けて残念。
    風早の街の雰囲気も、夏休みを楽しんでいる子供たち、前作に引き続きでてくるタロットカード。
    好きな要素は相変わらず盛沢山なんだけどなー。
    何だかあまり好きにはなれなかったです。

  • さやかが一回り大きく成長を遂げたシリーズ第2弾。

    吸血鬼や宇宙人まで登場で、ファンタジーからSFになってきた風早の街。

    前作では陰があったさやかが、おじさんや桃崎さんやお友達の織姫・風子、風早の街と人々に受け入れられる事で、明るく優しく強くなり、今作ではモテている!

    前作ほどの冒険や戦いのハラハラわくわくはなかったものこ、涙するシーンもあり、心に沁みるお話だった。

    子供の頃にも読みたかった!


    桜子や守護霊達があまり活躍ないのが残念だったけど。

    第3弾、楽しみです。

  • 【あらすじ】
    小学6年生の時岡さやかは、あやかしを払う魔法の力を持っている。
    満月横丁のロックハート邸跡に、最近、吸血鬼にまつわる悪い噂が流れるようになった。
    何でも、今年2005年の8月に、その女吸血鬼がよみがえるというのだが…?

    【感想】

  • 吸血鬼はまだしも、宇宙人来ちゃいましたか。
    涼くんエピソードはらしいけど。

  • 不思議な力を持った女の子、さやかのお話第二巻です。
    風早の人々に起こったとても不思議で恐ろしい事故が出てきます。なにか別の本で読んだ気がしますが、この人たちがこの本の副主役でしょうか。
    ここで、さやかのお兄さんと同じ心臓の病気を持っていた男の子が出てきますが、彼は病気のため事故には遭わず、けれど快方に向かっている「幸運」な子です。辛いことにずっと耐えてきたから、優しくて強い彼は、さやかの友達に加わって、新しい理解者になるのです。
    「ムーン」に振り回されるさやかの姿は、もう少し落ち着きが必要な子どもらしさを象徴しているようにも見えました。
    それにしても、本当に、小学生当時の私につくづく手渡してあげたい物語です。数年の誤差でタイミングが合わなかったのが本当にもったいない!

  • 誰かが誰かにささやけば、魔物の力は強くなる。少しずつ、少しずつ、闇をひろげて―。風早の街に拡散した「吸血鬼」の伝説は、かつての外国人居留地、ロックハート邸の悲劇から生まれた「噂」に過ぎない。けれど、存在しないはずのその「吸血鬼」が、この夏、この街に復活するという。異能の少女さやかは、友人たちとともに謎の解明に挑む。そこに姿をみせたのは!?レトロな街並を舞台に繰り広げられる愛と友情のファンタジー、第二弾!

  • ふしぎな力をもつさやかの、風早の街の物語、第2巻

    季節が夏の話なので、この時期にぜひ読んでほしい(読めて良かった!)

    古い素敵な街並みに眠る、美しい女吸血鬼
    今年の夏、その恐ろしい吸血鬼が復活を遂げるらしい
    小学生を中心に拡まる噂はどんどんと恐怖の色を増し
    やがて運命の夜を迎える

    さやかは友人と、そしてこの街を守ることができるのかーー


    ***


    章タイトルが素敵
    目次を見ただけでワクワクする
    けっこう、本を読み始める際には目次を見るタイプなので、これは自分の中ではけっこう大事なことだったりする

    ベトナムコーヒーなるものの存在を知って、早速自分の住む近くにもないだろうかと調べてみた
    何軒かありそうなので飲んでみたいと思う

    またまた素敵な名前の香水の存在も知られた
    どこかで試しに香りがかげたらいいんだけども…
    気になる

    物語そのものの魅力や面白さももちろん大事だけれど、
    話の中に実際リアルにも存在するもののことを知れたり
    へぇー!と思えることがあるところが
    素敵な作品だなぁと思う
    その不思議な繋がりが、ワクワクドキドキと、そして夢の叶う始まりなんだなぁと

    さやかは、前回得た心の拠り所をより強く、素敵なものにしていく
    なんだか顔がほころんでしまうような淡い恋心のアレコレもありそうで
    次巻が楽しみ
    1人で背負い込まず、みんなで向かおうとする姿が
    安心できた

    しかし、狂おしいほど横丁に行ってみたい気持ちを昇華できずにいる!星くずコーヒー店きてくださいお願いします。。。

  • 天空のミラクル続編。

    ところどころに入るさやかの冷静なツッコミに笑う。
    さて、この巻からの新キャラ・日野原くん。
    からかわれて耳を赤くしたり、目が合うと恥ずかしさで目をそらしたりするくせに、「時岡さんはぼくの魔法だなって、いま、思った」とかさらっと言っちゃうギャップ。たぶん彼が本好きというのも関係あるんだろうなあ。

    桜子姫も、結構おちゃめなところがあったんだね。日野原くんにいたずらしてみたりさ。

    満月横丁の住人たち、おもしろくて好きだなあ。魔法のラムネに、カップにつぐと銀色の星が散るコーヒー。なんて素敵なの。
    たまとシロキチの舌足らずな日本語がかわいくて、だめだわ。頭から離れない。

    そしてそして。あの人とご近所さんだった、ということは、もしかして図書室のタロットの本を修理してくれたのも……? など、いろいろ想像が膨らむ。

    十年後のさやかたちは、どんな夏を過ごしているだろう。できれば、ずっとずっと仲良しでいてほしいな。

  • 好きなシリーズ。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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