([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)

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レビュー : 213
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591150412

感想・レビュー・書評

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  • 「世界は森」「八月のコースター」「星たちの涙」「ひとつだけの活字」。ツボに入ってしまったのか、1章読むごとにうるうるきてしまって、うわぁ…どうしよう…と収集がつきませんでした。読み終わってからも、余韻が残って心地がいいのです。ほんと手にしてみてよかった…。正直ポプラ文庫だからYAで中高生のよみもの的にしか思っていなかった自分をグーで殴りたい。

    読書が好き、本が好き、活字が好きな人にはたまらないんじゃないかな。活字を拾うという作業。一冊の本にどれだけの活字が使われているのか…考えると、それはもう宇宙に散らばる星の数並みで、どの作品も書き手の想いがつまっていているんだなぁ…と、当たり前なことを改めて思った。うまくいえないけど感謝の気持ちで胸がいっぱい。この本が手元にあるうちに続きが読みたいです。

  • 子供の頃どこだか忘れたが、活版印刷所(?)に行ったことがある。
    活字がいっぱいあり「すごい!」と圧倒された記憶があるが、それで何か印刷してもらったかどうかは覚えていない。

    「八月のコースター」で作る透けるショップカード、少し前に内田也哉子さんの「ブローチ」を読んだばかりだったのでイメージが重なった。

    レトロな印刷機と言えば、(家庭で使える画期的な印刷機だった)プリントゴッコで年賀状を作っていた。
    もう少し昔だと、学校のプリントにはガリ版印刷が使われていたんですね。

    活版印刷を調べていたら、勤務先のそばに印刷博物館があるではないか!
    そして、記念に活版印刷の体験もできるらしい。いつか行ってこよう。

    • Kazuさん
      仕事帰りに印刷博物館に行って、活版印刷機を見てきました。想像以上に大きく重厚!
      実際の活版印刷体験は、15:00からなので終わってました。...
      仕事帰りに印刷博物館に行って、活版印刷機を見てきました。想像以上に大きく重厚!
      実際の活版印刷体験は、15:00からなので終わってました。
      ミュージアムショップに、活版印刷で作った「星の栞」と「桐一葉のコースター」があったので記念に購入しちゃいました。
      本の綴じ方などの展示もあって面白かったです。
      2019/05/16
  • ブクログ談話室で知った本
    以前『「本をつくる」という仕事』という本を読んで、本を作るためのいろいろな側面を知り(とても面白かった♪)、
    その中で知った「活版印刷」という言葉に惹かれて手に取りました
    ほしおさなえさんも『三日月堂』もはじめて知り、2017年12月5日に新版のシリーズ3冊目が発売されてシリーズものなのだとも知り、3冊目は図書館予約済
    3冊目が発売されたからか2冊目の図書館予約数が結構あったので2冊目は古本で見つけたので購入しました^^*

    気のせいかな?
    こちらの文庫本、紙質がとてもしっかりしていて、字の感じもひとつひとつの字間(?)かな?
    何か他の本とは違う感じがしたのですが・・・
    思い込み過ぎ?(笑)

    4つのお話しがあって
    ひとつひとつのお話しのはじめの頁の活版印刷に関わる写真が凄いっ!!中でも活字の写真!!!
    活版印刷三日月堂のある街(町?)川越で生活する人たちと活版印刷
    活版印刷に関するいろいろな細やかな説明と人と人との関わり方、つながりに
    胸にじぃ~んとくるポロリと涙が出るお話しばかりでした
    2冊目、3冊目を読むのも楽しみです

  • 古びた印刷所「三日月堂」が営むのは、昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂にはいろんな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心を解きほぐされていくが、店主の弓子も何かを抱えているようで…。

  • 本好きにはとっても興味深い内容だった。
    派手さはないけど、それぞれのエピソードにとっても温かみがあって、じんわりとステキだった。
    このシリーズ、追いかけよう。

  • ずっと読みたかったシリーズ。
    活版印刷を通して、人々が抱える悩みをあたたかく包み込んでいく…。
    主である弓子さんにも抱えているものがあって、弓子さんも人と関わることで成長している気がする。
    川越に行きたくなるし、三日月堂にも行ってみたくなりました。
    続きが楽しみです。

  • これを読んで、今月発売される自宅でできるミニ活版印刷キットを買おうと思った。
    デジタルにはない温かみがある。

  • 純粋に良いと思える本とは、内容も然ることながら、そこから伝わる世界観や、読後流れてくる静寂の時間に浸らせてくれる作品だと個人的には思っている。そしてわたしはこの本がそれだと思う。素敵なものはずっと変わらず残されればいいのに。手間がかかっても何でも、そこからしか生み出せないものは絶対あるのだから。何かを新たに作り出すのも素敵だけど、元々あったものを守って現代に生かすことはもっと素敵で無敵だと思う。

  • 活版印刷を通して繋ぐ人と人との絆。
    銀河鉄道の夜が出てきたのが嬉しかったなぁ。

  • いいですね、穏やかな気持ちになれる。
    人に何かを伝えること、そこに何を乗せてけばよいか優しく教えて貰えたような気がします。

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著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

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