(P[あ]10-1)地底アパート入居者募集中! (ポプラ文庫ピュアフル あ 10-1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591150849

感想・レビュー・書評

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  • 作者様によると、『ポプラ社さんは児童書のイメージが強かったため、若い読者さまが楽しんでくれそうなものを詰め込み、思いつく限り大胆な展開にしてみた。』との事ですが、確かに大胆で奇想天外なストーリー。
    悪魔にアンドロイド、恐竜に女装男子。アパートの地下は人々の業で深くなっていく異空間。
    よく言えば賑やかで楽しく、悪くいってしまうと要素が多すぎてすこしごちゃごちゃしています。
    主人公とアンドロイドのマキシの友情なんかは結構好きだったので、個人的にはもう少しどれかの要素に振っても良かったのではとも思います。

  • 全てのロジックが意味ないっていうか、ラノベっぽい中にも理屈が欲しいのになぜ地層?なぜ悪魔?なぜアンドロイド?と、納得いかないまま終わってしまいました。中学図書館売れ筋上位&今風表紙で期待して読んだのにがっかりでした。

  • 色々な要素がありすぎてよくわからない話になっていた。淡々と話が進んでいく印象で、もう少し盛り上がる場面が欲しかった。

  • 「潜入、地底アパート!」
    引っ越した先は予想外だらけ。
    メフィストの最終目標は分からないが、欲に負けた人間や闇の深い人間など世の中探せばどこにでも居るだろうし契約に漕ぎ着けるのも苦労はしなさそうだよな。
    食堂の雰囲気からして数名の住人は居そうだが、彼の様に小さな文字に騙されて来た人が多数なのだろうな。

    「突撃、地底大浴場!」
    大浴場で危うく溺れかけた所。
    注意書きに書く言葉は彼の見た物についてもだが、突然変動した水位についての方が詳しく説明すべき内容なのではないだろうか。
    偶然着いてきてくれていた彼が居たからこそ彼は助かったが、一人で来ていたら命の危険だったろうな。

    「遭遇、美少女と恐竜!」
    新たに引っ越してきた住人は。
    何故あの部屋には既にヴェロキラプトルが居たのか謎ではあるが、自らと同じ様な孤独感に惹かれて誰にも気付かれぬ様に地下から上がってきたのかもな。
    安泰な未来を願う親の心配も分からなくはないが、本当にやり事を自分で見つけなければ辛いだけだろうな。

    「徘徊、真夜中の移動パン屋さん!」
    教授らしく説明を加えながら。
    アンモナイトが好きだからこそパンにまでしてしまったのだろうが、説明を聞く分には楽しそうだが模している物の事を知れば知るほど食欲は少し落ちそうだな。
    彼は生物学を教えているというが、あそこまで蛇が苦手となると授業の題材になる事はなさそうだな。

    「覚醒!災厄の雲」
    掘り当ててしまった死の世界。
    実際には何が起きて絶滅してしまったのか未だに解明されていないが、諸説の一つである隕石が引き起こしたものだとしたら逃げる間も無かったろうな。
    彼が本当に阻止すべき事態は今回で無かったのは確かだが、これよりも酷い事が今後起きる可能性があるのか。

  • ・なんかいろんな要素が混在してる。妖怪アパートとか涼宮ハルヒとかドラえもんとか。
    ・当初の予想より面白かった。

    ▼地底アパートについての簡単なメモ

    【アンモナイトパン屋】アパートのなかを徘徊しているパン屋。
    【加賀美薫】210号室の住人。18歳の大学生でツインテのモデル。主人公と最初に出会ったときの第一声が「キモッ」。
    【葛城一葉】主人公。大学生のネトゲ廃人。馬鐘荘の202号室に入居することになった。
    【迎手/ゲーテ】魔法薬からファンシー文具まで取り揃えている雑貨店。ドクダミと正露丸を足したような臭いが充満しているらしい。地底アパートへの入り口でもある。
    【たま】恐竜ヴェロキラプトルの幼生。
    【馬鐘荘/ばべるそう】地底アパート。
    【マキシ】201号室で暮らすお隣さん。完璧なイケメンにしてアンドロイド。正式名称はMAXIMUM-β17(まきしまむべーたせぶんてぃーん)。自称「猫型ロボット」。
    【表紙カバーのイラスト】おそらくは、だが。いちばん大きく主人公。彼が抱えてるのはたま。その斜め後ろにいるのは加賀美薫て、さらに斜め後ろにいるのはマキシ。左上にいるのがメフィさんか。読んだ感じより若く見える。
    【メフィストフェレス】雑貨店「迎手(ゲーテ)」の店主兼アパート「馬鐘荘(ばべるそう)」の大家さん。メフィさんと呼べばいいらしい。マスキングテープでデコりまくった手帖を使いブログもやっている。

  • 流し読み。期待が大きかったからか、残念な感じ。SFやら恐竜やら悪魔やら女装子さんやらが入り乱れてなにがなにやら。 特に恐竜のうんちくには全く興味が出ずσ(^_^;)キャラは可愛らしいんですが…わたしには合わない作家さんなのかもしれません。

  • 悪魔メフィストが大家をやっているアパートに入居した大学生が主人公

    入居した人間の業の深さによってそのアパートは
    地下へ地下へと拡張していき
    その最深部にある扉は、最下層が達した時代と通じている
    ストーリーとしては、その最下層の扉から何かが出てくる、あるいは入っていくことでその時代のものと遭遇し
    トラブルとして対処していく

    登場キャラクターが個性的
    ネトゲーマーの主人公
    イケメンアンドロイド
    ツインテ女装男子
    考古学者のパン屋
    などなど

    アパート暮らしで他者と、そして自分と向き合う
    そんな話

  • キャラクターが個性的
    多分主人公の一葉もゲーオタっていう強い個性があるんだけど周りの人の個性で完全に潰されてる感がある

    今のところ大家のメフィストフェレスがなぜこのアパートを建てたのかざっくりとした説明はあったけどそれ以外が謎のまま。

    マキシと一葉の友情がほほえましい

    読み進めていくと表紙の一葉がどんどんオタク臭半端無い子に見えてくるし鶏みたいなの恐竜だったんだってなるし・・面白い。
    メフィストさんの髪からカラスが出てきたみたいでちょっと綺麗。

  • こんなアパートに入居してみたい。

    内容は?地下層が深くなって何とかする話し?

  • ネットゲームばかりしているために家から追い出された大学生、葛城一葉。妹が手配してくれた賃貸アパート「馬鐘荘」に赴くと、そこには平屋建ての雑貨店が。なんと、一葉の部屋は、地下二階。そこに住む人の業によってどんどん深くなる異次元地底アパートだった。大家は怪しい自称悪魔、隣人はイケメンアンドロイドと女装男子。一葉の新生活はいったいどうなる!?笑いと感動の、奇想天外ほのぼのコメディストーリー!

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著者プロフィール

作家

「2023年 『怪談都市ヨモツヒラサカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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