飛ぶ教室 (ポプラ世界名作童話 20)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 131
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591151860

作品紹介・あらすじ

世界中で愛され読みつがれてきた名作に、現代の児童文学作家たちが新しい命をふきこんだ、ポプラ世界名作童話シリーズ。

「読みきかせ」から「ひとり読み」へのステップアップにピッタリです!!
●低学年から読みやすい、正しく美しい日本語!
●第一線で活躍する児童文学作家が、名作に新しい命を吹き込みます!
●人気の画家が、名作の世界を表現力豊かに描きだします!
●世代をこえて愛されてきた世界名作をベストチョイス!


もくじ
1 『飛ぶ教室』の冒険について
2 禁煙さんについてのくわしい話
3 セバスチャンの交渉
4 ノックアウトに終わった勝負
5 正義さんの長い話
6 まどべのジョニー
7 正義さんとのさんぽ
8 第三音楽室
9 両親にあてたマルティンの手紙
10 体育館でのクリスマス集会
11 クリスマスのプレゼント
12 夜間ポストと流れ星

感想・レビュー・書評

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  • 世界名作童話は心が浄化されます。
    大人になった今だからこそ忘れかけている大切なことを思い出させてくれる。

  • 少年たちの友情と正義感について
    生き生きと描かれていた。
    学校の寄宿舎には正義さんこと
    真面目な先生と、禁煙さんという学校外の先生
    の大人が、子どもたちに
    道を示してくれている。
    こういう大人と、少年時代に関わるのと
    体裁、義務しか見えない大人の関わりの中で育つのでは
    ぜんぜん、違うだろうな。って思う。
    もちろん、ルールや大枠も大事なんだけど
    そこに愛があるかどうか
    が鍵なんだろうな。
    クリスマスに
    お金がなくて帰れなかったマルティン。
    帰る家がなくて帰れなかったジョニー
    正義さんと、禁煙さんのように
    子どもたちの心を守れるような大人に成長
    したらいいなあ

  • 面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ面白かったよ

  • ちょうどクリスマスに向けてのお話で、今の時期(クリスマス前)にピッタリな1冊でした。
    『飛ぶ教室』は、実は、別の訳者さんによる本を図書館で借りたのですが、少し文章が硬くて読みにくく、数ページで挫折。
    でも、内容が気になって気になって…。
    そんな時、こちらの子ども向けの本を見つけたので、もう一度チャレンジしました。

    読んでよかった!
    表紙の通り、ドイツの寄宿舎に住む小学生~中学生くらいの子ども達が主人公で、決闘だったり、友情だったり、昔の子どもたちの寄宿舎での暮らしぶりが何ともいえずいい感じなのです。
    宿舎の舎監もしている『正義さん』と呼ばれる先生がまた、子どもたちの気持ちに寄り添える素敵な大人で生徒からの信頼も厚く、外で知り合った『禁煙さん』と呼ばれる大人もまた、子どもの心を分かっている、こんな素敵な大人が周りにいたら、子どもは真っ直ぐに成長できるのだろうな、と感じました。
    家庭で様々な事情を抱える子どもたちは、色んな苦悩も抱えて生きていますが、それをお互い察し、友情を大切にするのです。
    読後感がとても充実した気持ちになれる1冊でした。
    大人になってから読んだけれど、子どもだったらどう感じただろうか、そんなことも考えました。

    ストーリーが理解できたので(あとがきにも書いてありましたが)、以前挫折したこれよりもう少し長めの他の訳者さんの『飛ぶ教室』も読めそうな気がしてきました。

  • 禁煙さん萌

  • 学生寮で過ごす少年の日々。未来ある少年達と彼らを見守る大人の話がすごく心温まる。
    良いなぁ。

  • 児童書で泣いたのはひさびさ。
    知人にすすめられて、かねてから読みたかった本。子どもの友情と大人たちの友情。タイトルからSFのようなものを想起していたが、基本はスクールライフ。

    これは児童向けの短縮版なので、全訳にいつか挑戦したい。

  • とても面白かった。
    マルティンが帰宅後真っ先に言った「帰りの切符もちゃんとあるからね」。この物語が書かれたのは1933年とのこと。90年前の14歳。

    昔読んだときは、いい子すぎる!現実的じゃない!みたいな、斜に構えたわかったふりした感想をもったけど、読み返したら全くだった。
    誰よりも現実的じゃないか。何もわかってなかったのは、中学生の私。

    正義さんと禁煙さん。素敵な大人。
    正義さんは、きっとマルティンが「帰りの切符もちゃんとあるからね」と言える子だから、プレゼントしたんだろう。
    信頼できない人に囲まれながら、それでも絶望せず信頼できる人を見つけることのできる心の強さのある人。

    読み返して良かった。

  • 良い話しだ。涙ぼろり、友達っていいなあ。大人と子供って、こんな関係がいいなあ。

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