レッツ!!古事記 (ポプラ文庫 そ 1-1)

  • ポプラ社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591153055

作品紹介・あらすじ

シリーズ40万部ヒットの
「新しい単位」などで知られ、
サブカルチャーの垣根を超えて
活躍中の著者による
「古事記入門書」の定番が
待望の文庫化!

神話の基礎知識なども網羅し、
古事記や神話にこれまで縁のなかった
人でも笑いながら神話が学べる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 初詣に行って「古事記」について知りたくなり
    漫画ならば、と手に取った本です。
    五月女ケイ子さんのイラストと解釈がとてもシュールでインパクトも強く自由奔放な神々の神話…
    神様でありながら人間味溢れる感じがビックリするくらい…面白かったです。

    「古事記」は、日本最古の歴史書。
    天武天皇の命によってそれまで存在していたという歴史書を基に稗田阿礼が暗記し、語った神話や伝承などを太安万侶が編集し献上されたという書物。

    五月女ケイ子さんは人気イラストレーターさん。
    「赤ずきん旅の途中で死体と出会う」などの表紙でも有名。
    LINEスタンプ、映画や演劇のフライヤーなども手がけて様々なジャンルにイラストを提供されている方です。

    五月女ケイ子さんは原文口語訳を読みこんで、まるで受験勉強のようにして仕上げたとのこと。
    神様の名前は、覚えにくいし、言葉が難しい上にいろいろな解釈や説がありそれでも多くの人が理解できるように、噛み砕き多少の脚色を交えながら。
    そして、面白いところは直訳を生かし、わかりにくいところは現代風に補えるように工夫もされたと書かれてありました。イラストの感じから、ざっくり適当そうにみえてもしっかり要点などは押さえてあるということでした。

    日本建国の物語。いなばの白ウサギ。天の岩屋戸。
    海幸彦、山幸彦の兄弟のいさかい。等々、

    五月女ケイ子さんに、編集者の人が依頼をしたという
    この作品。難解そうで読まなかった「古事記」でしたが、こんなにも面白く読めて嬉しくなりました。


    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      ⭐ベルガモット⭐さん
      こんにちは!!コメントありがとうございます(^^)

      実は今年初めに…たまたま日光に行ったときに東照宮の近くに
      二荒山...
      ⭐ベルガモット⭐さん
      こんにちは!!コメントありがとうございます(^^)

      実は今年初めに…たまたま日光に行ったときに東照宮の近くに
      二荒山神社が、ありまして…。
      まだ初詣してなかったので
      お参りしたのです。

      縁結びの神話にちなんだ黄金色の立派なうさぎ像がありました。

      古事記に出てくる、
      そこに「いなばの白ウサギ」が、同神社の祭神大国主命と矢上姫の縁を結んだとされる!との貼り紙がありました。

      そんなことから「いなばの白うさぎ」について、しっかりと知りたくなりました。
      子供の頃絵本のおぼろげな記憶しかありませんでしたので…。

      男女間の良縁だけでなく、
      広い意味であらゆる事の
      「良い縁」をいただきたいなぁ…と手を合わせて来ましたよ~

      偶然行っただけなのですが
      今年はうさぎ年でもあるし、
      ベルガモットさんとこうしてコメントできることも嬉しい事が続いてます~

      ⭐ベルガモット⭐さん
      読んでいただいて、ありがとうございました(>_<)


      2023/01/29
    • ☆ベルガモット☆さん
      ちーちゃんさん、お返事ありがとうございます。
      名前も気づいてくださりありがとうございまーす。おお、黄色☆マーク嬉しいですっ♪
      お詣りなさ...
      ちーちゃんさん、お返事ありがとうございます。
      名前も気づいてくださりありがとうございまーす。おお、黄色☆マーク嬉しいですっ♪
      お詣りなさった神社のゆかりのあるうさぎさんの話、素敵です♡
      立派なうさぎ像、ネットで見てみたら金ぴかぴかでご利益ありそうです~
      こうやってコメントし合える、ちーちゃんさんとのご縁は大事にしたいです!!!これからもよろしくお願いいたします。
      2023/01/29
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      ⭐ベルガモット⭐さん
      そうです!!
      お名前 ⭐凄く良いです―⭐

      こちらこそ
      これからもどうぞよろしくお願いいたします~
      ⭐ベルガモット⭐さん
      そうです!!
      お名前 ⭐凄く良いです―⭐

      こちらこそ
      これからもどうぞよろしくお願いいたします~
      2023/01/29
  • 面白かった!古事記の漫画、古本屋でふと目について回収してきたんだが、シンプルな線でいて、表情がたまらなく、絶妙に古事記の世界観と合致してる気がする(個人的感想)。そして、ページが進むにつれ、ツボによりいっそうハマり、より一層深く刺さる。なんでしょうねぇ、、シーンの選定やコマの1つ1つの切り取り具合が妙に良い。アディクティブな作家だと思いました。他の書籍もチェックしてみようと思います。

  • ちーちゃんさんのレビューで読みたくなってお取り寄せ。五月女さん古事記の原文訳を読んでまとめて簡単にするのは大変だったと思います。かなりかみ砕いてのマンガ化で、「脚色」に近い作業だとあとがきには触れてありました。

    五月女ケイ子さんの世界観と古事記の唐突不思議世界が妙な説得力を持つ。意地悪、気性が荒い、マウント、争い殺し合い、女たらし、理不尽な行動など神の奇天烈行動を巻頭はカラーであとは白黒メイン&五月女さんとオロチ博士との対話で理解が進むような気がする。カタカナ名前の神様だけれど、黒目多めで表情の豊かさと動きのややアンバランスな画風に味があってハマる。神様の中ではタケミカヅチの斜め前髪で剣さばきの見事さが推し。端折っているような緩い内容がクセになる。途中のとばしてもよい話とか巻末のスポットシリーズもアクセントになっている。古事記は他の本を読んでも何度も挫折していたので入門編としては親しみやすく大まかな枠組みがなんとなくわかる素敵な本。

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      ☆ベルガモット☆さん
      こんばんは(^^)

      レビューしていただいてありがとうございます!!

      この本……。
      「古事記」という日本の大切な書物...
      ☆ベルガモット☆さん
      こんばんは(^^)

      レビューしていただいてありがとうございます!!

      この本……。
      「古事記」という日本の大切な書物をここまでくだけて、あからさまな感じで描いて大丈夫なのかしら……??と心配してしまいますよね~w
      でも、私はそのおかげで楽しく読むことができましたし
      いなばの白ウサギが良縁の神様だという理由も知ることができて良かったのですが…w

      あ、それから
      ダ・ヴィンチ1月号についてですが。
      図書館で読んですぐに
      TSUTAYAさんで購入しようと思ったのですが、もう取り寄せできません!!と断られてしまいました。
      遅かったんですね。人気なんですね。残念でした~













      2023/02/06
    • ☆ベルガモット☆さん
      ちーちゃんさん、こんばんは☆
      こちらこそ、この作品に出会うきっかけをつくってくれてありがとうございます!
      ちーちゃんさんのおっしゃる通り...
      ちーちゃんさん、こんばんは☆
      こちらこそ、この作品に出会うきっかけをつくってくれてありがとうございます!
      ちーちゃんさんのおっしゃる通り、くだけた内容で、ちょっと大丈夫?!って思っちゃいますけどかなり楽しく読めましたよ♪神様や神社が身近に感じられるようになりました。

      ダ・ヴィンチ問い合わせありがとうございます!ホントはプレゼントしたいところです☆また掲載されるよう頑張りまーす
      2023/02/07
  • めちゃくちゃ面白かった。脚色の度合いがすごいが、多くのページに解説(これもまた面白い)も入っているから古事記の一連の流れを捉えられる作りになっているんだと思う。原文を読んだ事ないから分からないけど。
    とにかく神しか出てこない。読んでいて「神って何?」って気持ちになる。あと、神は欲にみちみちている。
    黄泉比良坂や出雲大社、因幡の白兎から八岐大蛇。どこにでもすぐ行ける距離に住んでいるし伝説の内容も知ってはいるけど、そこにしっかりとした繋がりがあることはよく理解していなかった。
    島根には小さな神社でも神様の逸話(他の国から来た神様が美しい姫に会いに行き帰りそびれる話しとか)が残ってたりする。この本を読んでいれば島根旅行も楽しめるかと思います。

  • このところ以前読んだ本を再読したりで、積んである本が全然減らず。。。
    ずっと読んでみたかったこの本、漫画だし、すぐに読めるかもと手に取ってみた。
    昔話をミステリにしたアノ本の表紙を描いた方の本。
    古事記って現代の感覚からするとぎょっとする奇想天外さ、それがこの絵とぴったりで品のない話もクスリとさせる。
    頁下のオロチ博士の冷静な解説もわかりやすかった。
    ギリシャ神話の神々もやりたい放題だけど、日本の神々も負けてない。
    ヤマタノオロチが大洪水を表していたとか、山彦と海の女神の結婚は山が海の力を手に入れるとか、言われてみればナルホドなことがポロポロとあったり。
    それにしても神々の名前が長くて覚えられない。
    そして、最後はわかってたけど、急にソコか!って気持ちになる。

    出雲大社、一度は行きたいな。その時にこの本を是非持って行きたい。
    職場で出社時に清掃のおじさまからいきなり飴ちゃんをもらう。
    なんとなくラッキーな朝、神々に祝福された気持ちになる。 

  • 古事記そのものは難しくて原作を読む気にもならなかったけど、これは1日で読み切った。五月女さんの漫画は偉大。神々の不思議な世界観をそのままイラスト化してわかりやすくしてくれて、感謝しかない。こういう本って、大枠を知っているだけでもドラマや観光の楽しみ方が変わるから、出会えて嬉しかったな。卒業旅行の出雲大社横の博物館で買ったのもいい思い出。

  • この漫画の中でも、日本の神様たちは、かなり唐突で、自由奔放だった。

    このシュールな世界観は、著者である五月女ケイ子さんの絵のタッチのせいなのかなと思ったけど、ページ毎の解説やあとがきを読むと、どうやらそこはあえてつっこまずにそのまま書いているようだった。

    神様は喧嘩もするし嫉妬もするし嫌がらせもするし女好きだし、(神様なのに…!)原作で読んだらちょっとモヤモヤしそうだけど、この独特のタッチで描かれていると、むしろ「まぁ誰しもこんな感じよな…」と親しみをもって受け入れられるから不思議!笑

    そう考えると、一見古事記と対照的に感じる五月女ワールドは、やっぱり古事記と好相性なんだと思う。
    五月女さんに企画を持ちかけたらしい編集者さんナイスだな〜

    話が急展開すぎて、??となる部分が多いけど、ページ毎に著者とオロチ博士が突っ込んで解説してくれてるので、勉強になる。解説もまたシュールでおもしろい。
    (著者「忘れがちなのですが、出てくる動物や人はみんな神様なのですよね?」笑 p97)

    古事記が、はじめての人も詳しい人もぜひ読んでみてほしい。

  • 五月女ケイ子さんが大好きなんだけど、このマッチングはすごい!!
    古事記のなんとも言えないシュール感が、五月女ケイ子さんの訳とイラストによって、よりわかりやすく面白くなっている!!!
    一気読みしたし、もっと古事記のことを知りたくなった。
    本当にナイスな本だ!!!
    続きを読みたいし、ほかの色んなものも書いて欲しいー!!!

  • めっちゃ母に薦めた
    母激ハマりしてる

  • 古事記に触れたくて手に取った一冊。初めて手に取るにはベストだった気がします(ノω`*)漫画で読みやすくて面白い。ざっくり大まかに古事記を知ることが出来たように思います♪2017.03.28.読了。

  • 最高!出雲大社に行って以降、入門書を含む2冊の現代語訳の古事記を読んだが、意味がわからなさすぎて挫折。名前が難しいし展開が突飛すぎる。
    この漫画を読んで、古事記はこうやって突っ込みながら面白おかしく読むのが良いと気づく。続編を期待。このあと里中真智子版を読む予定。

  • 古事記に登場する覚えにくい神々も絵で描いてあれば解釈しやすい!ふんわりとした存在の神様たちに想いを馳せることができた。

  • 古事記をサラッと一通り読んでみたい、という人にはオススメです。概要がわかります。
    絵が独特なので、好き嫌いが分かれるかもしれません。

  • 五月女ケイ子さんの絵が好きで購入

    古事記も、凄く簡単にまとまっていて
    五月女さんのイラストとあいなって
    良い感じに面白く出来ていた

    古事記初心者、古事記って何?のさわりを
    見るにはいいかな☆

  • はしょってるような、そうでもないような、だいたいこんな感じ。
    わかりやすくて、面白い。

  • 「新しい単位」が好きなので、たまたま見つけて即購入。
    古事記って神様の名前が覚えづらいから手に取りにくいんだけど、漫画みたいな感覚でさらさらっと読めてしまった一冊。
    受験生とかいいんじゃないかな。
    最後の「神武天皇となります」の頁が1番好き。

  • 恣意的な表現が分かりやすい。

  • 絵が変でおもしろいです。
    古事記なんて読む気が全くしないけれど、漫画になってるとなるほど読めますね。

    しかし古事記ってストーリーめちゃくちゃですね。
    古すぎて、抜け落ちてる部分があるのか?ってくらい、はちゃめちゃ。

    この方の絵だから笑いながら読めるけど、文章だったらクソつまらんです。

  • 昔の物語ってけっこう頭おかしいこと言ってて。神様が左目を洗ったら、あたらしい神が生まれた!とか。そういう頭おかしいエピソードを、ぶっ飛びテイストのイラストで書いた、爆笑間違いなしの一冊です。

    もはや途中、なに書いてあるかよくわからない。

    最高に面白かったです。堅苦しい話と思っていた古事記を、まさか身近に感じる日が来るとは!嘘だろと思ったエピソードも、リア充女子旅を斡旋する伊勢神宮観光ガイドを見たら同じように書いてあったので、信じることにします。

  • きゃー面白い。
    大分端折ってあるけど、
    まぁ大まかな流れはわかるし大丈夫でしょう。

    ブロスで毎回楽しみにしている五月女ケイ子の漫画で大好きな古事記が読めるなんて。
    解説のオロチ博士も洒落てるし、笑いながらゆるっと読めます。
    続きも出して欲しいなぁ。

    それにしても山幸はやっぱり嫌いじゃ。。。

  • めちゃくちゃ読みやすいしおもしろいので古事記に興味ある人はぜひ読んでほしい

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著者プロフィール

イラストレーター、エッセイスト、漫画家。山口県生まれ。横浜育ち。大学卒業後、独学でイラストレーターになる。2002年、挿絵を担当した『新しい単位』(扶桑社)が30万部を超えるベストセラーとなり、アジア各国でも発売。 『乙女のサバイバル手帖』(平凡社)、『五月女ケイ子のレッツ!!古事記』(講談社)、『親バカ本』(マガジンハウス)など、独自の目線の著作も多数。コントユニット『男子はだまってなさいよ!』 の舞台出演をはじめ、テレビ・ラジオ・舞台などで幅広く活躍している。LINEスタンプ「五月女ケイ子のごあいさつスタンプ」シリーズは、国内だけでなく海外でも人気に。2018年には、台湾で展覧会「五月女桂子的逆襲」を開催。


「2022年 『桃太郎、エステへ行く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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