- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591153291
作品紹介・あらすじ
<内容>
小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。物静かな店主・弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い……。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる感動作。
静岡書店大賞を受賞・ブクログ1位・読書メーター1位など、話題沸騰の人気シリーズ、待望の第二弾!
<もくじ>
ちょうちょうの朗読会
あわゆきのあと
海からの手紙
我らの西部劇
<プロフィール>
ほしおさなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』にて、第12回鮎川哲也賞最終候補。『空き家課まぼろし譚』『活版印刷三日月堂』「ものだま探偵団」シリーズなど著作多数。
感想・レビュー・書評
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「星たちの栞」を読んだ後、印刷博物館に行って活版印刷機を見てきて良かった。
「あわゆきのあと」で、少年が三日月堂の探検に行ってその古い機械を覗き見する場面、あの印刷機のイメージを鮮明に思い浮かべることができた。
つい最近知ったのですが、今年になって、川越に活版印刷所が復活したのですね。櫻井印刷所です。
社長は三日月堂と同じく若い女性の方で「活版お披露目会」には、ほしおさなえさんも参加されています。
この作品の影響力たるや、すごいものがありますね。
小説を読んでいると心に響く言葉との出会いがありますが、この本では[海からの手紙]の次のセリフでした。
"飛びたいから飛ぶ、飛べるから飛ぶ、だけど飛ぶには技術が必要、飛びたくても技術がない人は飛べない、だから飛べる人は飛ぶべきだ。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
H31.1.12 読了。
・前作同様に活版を通したハートフルなストーリーでした。弓子さんの活版印刷の技術も向上し、常に新たな技術を得ようという姿勢も今後楽しみな展開が待ってそうな予感。
「海からの手紙」が特に良かった。「我らの西部劇」には続きがありそうな終わり方だったので、今後に期待。
続編も読みたい。
・「本には文字しかない。色も形も重さもない。でも、その言葉が、わたしたちのなかで色や形や重さを持ったものになる」
・「不思議なものだ。活字はここに確かに存在する。だが「文」というものはない。「意味」もない。活字で文を組んでも、バラせばもとのひとつひとつの活字に戻ってしまう。なのに、刷り上がった文からは、思いが浮かび上がってくる。声が浮かび上がってくる。その人がそこにいるような気がする。」
・「人間、生まれたときは手ぶらで、なにも持ってない。苗字とか住所とか肩書とかだんだん持ち物が増えてくるんだ。」
・「部屋の中を見回す。これが全部文字……。言葉で世界を表そうと思ったら、これだけの量が必要なのか。」
・「傷があるからこそ形が生まれ、命が宿る。傷がない人生は生きているとは言えない。」
・「時間は流れる。人は変わる。それが生きているということだから。」 -
「ちょうちょうの朗読会」「あわゆきのあと」「海からの手紙」「我らの西部劇」の4編。前半の2編は読みながら涙がじわじわっと出てきた。後半の2編はいまいち入り込めず、途中で止まってしまい返却日が近づいてきたのであわてて読んだ。そのせいかあまり理解できない状態になってしまいました。もっと時間をかけてゆっくり読めばよかった。けど「海から~」と「我らの~」のは、今までのストーリーとちょっと違っていて…ちょっとYAな感じが強く出ていたと感じた。人と人のゆるやかな繋がり方が心に響く。
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小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。店主の弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い…。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる、大好評シリーズ第二弾!
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三日月堂シリーズ第2弾。
4編の連作短編集。
ちょうちょうの朗読会
あわゆきのあと
海からの手紙
我らの西部劇。
「あわゆきのあと」がとても良かった。
短編が4作になると、好みのものばかりではなく…
☆4つに。 -
シリーズ2作目。連作短編集。
様々な思いや悩みを抱えた人が、三日月堂で、悩みを解決していく。皆が抱えている悩みは軽くはなく、むしろ重め。
弓子さんが特に何かをするわけでもないけど、弓子さんの生き方が素敵。
弓子さん自身も悩みや不安などたくさんあるんだろうけど、だからこそ、弓子さんの言葉に重みがあるように思う。
続きが気になる。 -
ふぅ、幸せな時間でした。
弓子さんも三日月堂もちょっとずつ成長していく様が素敵でした。
第三話には、ところどころ心の芯に響く言葉が散りばめられていて読めて良かったです。 -
2019/09/19 読了。
図書館から。
あわゆきの話にうるっと。
豆本の話もよかったなぁ…。
以前出てきた人がまた出てくるといいなぁ…。
著者プロフィール
ほしおさなえの作品






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