([ほ]4-2)活版印刷三日月堂: 海からの手紙 (ポプラ文庫)

  • ポプラ社
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本棚登録 : 902
レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591153291

感想・レビュー・書評

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  • それぞれの短編は独立していますが、登場人物同士でバトンがつながっていく感じがいい。「あわゆきのあと」では泣きそうになりました。

  • 「ちょうちょうの朗読会」『車のいろは空のいろ』自分も大好きだった本。暫く読んでいなかったけど表題だけで涙。この作品を愛しく呼び起こすエピソード「あわゆきのあと」母さんはきっと、春がくることを思ってこの名前をつけたんだ(涙)「海からの手紙」時間は流れる。人は変わる。─それが生きているということだから。「我らの西部劇」祐也のことが手遅れにならず安堵。家族だからこそ言葉にしなければわからない。そのことを子どもにも伝えたい。

  • 活版印刷に惹かれ三日月堂にやってくる人々。
    何かを依頼しようとしてるわけでもないのに。
    活版印刷や店主弓子さんとの交流で、癒される。
    いいなぁ、わたしも三日月堂行ってみたい。

  • 「死」を受け入れる人々が書かれる。三日月堂を軸に、少しずつ繋がっていく四つの物語。 死んでいった人達の残した「人生に時期がある」や「輝く遠い場所」という言葉が、読み終わった私の中に響いている。

  • 素敵な連鎖で三日月堂を次々と訪れる人たち。それぞれに悩みを抱いているものの、自らなんとか解決して新たな一歩を踏み出したいと願っている。そんな人たちに寄り添い、活版印刷によって想いを形にして授けてくれる弓子さん。客とともにデザインを思案し、活字を拾い、心を込めて刷り上げる。さて、これから彼女自身も大型印刷にどう挑み、活版を生業として確立していくのかが楽しみだ。

  • ほしおさなえさんの文庫本の第二弾『海からの手紙』です。

    今回もとても味わいがある4つのエピソードで「ちょうちょうの朗読会」「あわゆきのあと」「海からの手紙」「我らの西部劇 どれも引き込まれらように読みました(^~^)

    どれも良かったんですが、私が気に入ったのは「ちょうちょうの朗読会」、朗読を勉強中の職業も性格も違う女性達が、あまんきみこさんの作品を自分達の初めての朗読会で発表すると言うお話で、グループの中の一人の女性が自分は他の誰よりも劣ってると思い込み弱気になるのだけど、でも大切にしている物語だからこそどうしても自分も参加して成功させたい気持ちが・・・
    練習を通じて他の彼女達も、似たようなことを思い、他の人のことをいいなぁって感じてたのを知るんだけど、その人の評価って自分で決めるものじゃなく、自分の大切な物を一生懸命やってれば周りも見てくれて、自ずと引込まれていくんだなぁって感じました(⌒▽⌒)

    4章が読み切りのように感じますが 第一弾のお話から ゆる~~~く全部繋がっていきます。 当然、1話読み切りとしても読めますよ(≧∇≦)
    どの章も本人にしか分からない『大切にしているもの』があるんだなと思わせてくれる作品でした(´∀`)

  • 活版印刷所を訪れる人々が店主との触れ合いで過去や自分自身と向き合い生きる力をもらうストーリー。
    4編それぞれのお話が次に繋がる所も楽しめます。
    今号は生死に関する事がテーマの一つである様に感じました。小学生の子供がいたら一緒に読んで楽しめると思います。

  • 図書館で。
    それぞれの短編が少しづつ重なっているのが面白い。
    タイトルは覚えてなかったけれども白い帽子、懐かしいなぁ。教科書に乗っていた「これはレモンの香りですか?」は今も覚えている。今度借りてみよう。

    後はあわゆきと、豆本と、総集編のお話。個人的には書いたものをまとめたり、総集編のようなものを出すのであれば今のデジタル印刷の方がラクだろうなぁとは思う。というか校正が絶対そっちの方が手間かからなそう。

    エッチング懐かしいな~ やったな~ 印刷の時、プレスを間違えて版が沿ったのはよくわるくも忘れられない(笑)プレス機壊さなくて良かった。

  • 活版印刷三日月堂に訪れる人々と、店の店主弓子さん。彼らの関わりはあくまで店の者と客という一線を決して越えないのですが、話の終わりには少しずつ前向きになっていく様がとても好きです。
    気に入ったのは、豆本を作る「海からの手紙」です。創作に、そして自分自身に向き合う姿が印象に残りました。

  • 過去から繋がってるところに、
    凄い特別感があってうらやましくさえあります。
    豆本いいなぁ。
    読み聞かせいいなぁ。
    こんな活動してみたい。
    そして、松井さんに会いたくなって、本借りました。

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著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

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