- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591154588
感想・レビュー・書評
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いいところまでは推理を的中させるのに、肝心な詰めが甘くて手柄を他の刑事に持っていかれる惜しい刑事。恋の結末、ラストのオチは想像していた通り過ぎてかわいそうになってしまった。
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そう、押井がさっきから「こ、この」とか「つ、つまり」などと言っていたのは、脚の震えのせいで声まで震えていたのが原因だったのだ。決して誤植ではなかったのだ。
(P.213) -
美人で素直な女性刑事灰田後輩が加わり、押井の手柄の横取りで出世した横出後輩と三人で遭遇する五つの事件。良い意味で前巻と変わらない雰囲気と最後の最後以外前巻よりも洗練されたシンプルな文章によるテンポの良い軽快さを存分に楽しんだ。お笑いライブの話は元芸人な著者の来歴も過るキレのなさがちょっと生ぬるい…。
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シリーズ第二弾。今回もやっぱりおしい。とってもおしい。頑張れ頑張れと思うのだけれど、これはどういってもかわいそうな結末にしかならないのよね(笑)。押井の励みになるヒロインが登場するも、この展開はさもありなん。
お気に入りは「おしい刑事の国際交流」。えー、あんなの全然気づかなかった。というより、不自然だと感じもしなかったので。そこに目を付けられる押井刑事は本当に切れ者だと思うのですが……それなのに、なぜそうなる!
そして最終話「おしい刑事と雪山連続殺人」も。今度こそ完璧、と思いつつやはり惜しすぎるこの結末。やっぱり、という感じではありますが。これからもめげずに頑張れ押井!