あざみ野高校女子送球部! (ポプラ文庫ピュアフル こ 4-6)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154595

作品紹介・あらすじ

中学時代の苦い経験から、もう二度とチーム競技はやらないと心に誓っていた凜。しかし高校入学後、つい本気で臨んだ新体力テストで遠投の学年記録を叩き出してしまい、凜はハンドボール部顧問の成瀬から熱い勧誘を受けて……。ハンドボールの面白さを青春のきらめきとともに描き出すさわやかな青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 娘がハンドボールを高校でやっていて
    以前の住処の最寄り駅があざみ野。
    マイナーなところでツボ過ぎる(笑)

    ハンドやっている人には「あるある」感が強いんじゃないでしょうか。マンガの方が伝わりそうな小説。結構楽しめました。

    ここに出てくる関西弁の育成上手な監督ってあざみ野周辺の学校のあの監督がモデルでは。。。懐かしく感じました。

  • ハンドボール部の青春物語です。
    主人公(外見は割とかわいいが、内面と体格はごっつ男前。高校生女子)の
    スポ根ものって、あんまりないかもねー。
    試合のシーンもすごくしっかりしています。
    20170531

  • この夏、行きがかり上で、地元の高校生のハンドボールの試合を見る機会があった。
    その流れで、オリンピックのハンドボールも見た。
    ちょっとハンドボールづいていて、それでこの作品も読んでみることにした。

    著者は書店員さんだそうだ。
    競技経験者なのかな?

    飛びぬけた実力で、中学のバスケ部で浮いてしまった凛。
    高校で、ハンド部顧問成瀬に強引に部活に誘われる。
    そこで出会った不思議ちゃん、智里が気になり、結局部活に入ることに。
    まったくスポーツの経験がないのに、俊足。
    ポテンシャルだけはある、という同級生だ。
    確かに、彼女がどうなっていくのか、気になってページをめくってしまう。

    ポジションのこと、戦術のこと、選手からほかのプレイヤーがどう見えているか。
    競技の経験が全くない自分にも、いろいろと想像できることが多かった。

    またいつか、生でハンドボールの試合を見る機会があったら、もう少し楽しみ方が変わってくるーかな?

  • タイトルの通り、高校の女子ハンドボール部のお話

    中学のときにバスケットボールで活躍していた凛は、チームメイトとの意識と実力の差という苦い経験からチームスポーツはもうやらないと決意していた
    しかし、高校の体力測定で基礎能力の高さから、成瀬先生からハンドボール部に誘われる
    1回だけの体験入部のはずが、智里という不思議な存在が気になった凛は「いつやめてもいい」という条件でハンドボール部に入部する


    このストイックな姿勢が、武士道シックスティーンを思い浮かべた
    あっちも不思議なライバルがいるしね

    ってか、度々描写される成瀬先生のいい声アピールのせいで、成瀬先生の声が脳内で大塚明夫に変換される
    そのついでて、凛は鬼頭明里、智里は早見沙織あたりっぽい感じで脳内に響く



    ハンドボールについては、マンガの「送球ボーイズ」でちょっと知ったくらい

    ファウルのデメリットが少ないので当たりが強くなるというのはルール設定の面白さですよね
    水球とかも激しいけど、同じような理由だろうか?



    公立の学校の先生で、行く先々のハンドボール部で結果を出す成瀬先生
    そして元の学校は徐々に勢いをなくしていくって、名前は忘れたけど実際にこんな顧問の先生聞いたことがある
    なので、この設定はそんなに違和感は感じない

    でも、一人の生徒をダシにチームを強化するのは指導者としてどうなんだろうね?
    ま、「絶望してこい」って送り出されながらも折れずに試合中に立ち直す凛も相当なんだけどさ


    成長する理由やトレーニングに説得力があるので、物語の展開にご都合主義は感じない
    結構リアリティのある負け方をしてるのもそう

    ただ、後半が駆け足気味
    エピソードを追加して、1巻1年間で3巻構成くらいでも成り立つけど、2年の後半からは重要視するところが違うって事なんだろうなぁ

  • 今一つ応援したくなる主人公ではないけど、
    顧問や先輩のもと、
    少しずつ成長し、
    過去の自分を乗り越えていく姿は
    まさに青春。

  • ハンドボール経験者が読めば想像しやすいプレーもあるけど、個人的にはもっとハンドボールを身近に感じられるような描写にして欲しかったです。
    マイナースポーツであるし、「女版、宮崎大輔」な訳だから、もっと派手でもっとカッコ良いプレーを書いても良かった感じがあります。
    「送球ボーイズ」を読んだ方がハンドボールを身近に感じられるかと。
    期待しすぎのかもしれないけど、ハンドボールを好きな人からしたら少し残念な作品でした。
    「武士道シックスティーン」のような描写の方が個人的には好きです。

  • ハンドボール部の青春スポーツ小説です。マイナースポーツといえるハンドボールですがなかなか深いスポーツだなぁと思いました。主人公の凛がかっこいいです。成瀬先生の指導のもと成長していく部員たちの姿が素敵です。

  • ハンドボール経験者として、興味深く読んだ。
    経験者だからこそ面白いと思うのかもしれない。
    未経験者にハンドボールの面白さ魅力は伝わったのだろうか。
    巻を重ねて、もっと深く魅力を伝えて欲しい。
    まだまだあるんだよ、魅力が。ワクワクもドキドキも、かっこよさも泥臭さも、激しさも爽やかさも。ずるさも賢さも。
    作者には俺んとこに取材に来て欲しいくらい。

  • 前半ゆっくりとした物語の展開でその分深く描かれていたんですが、その影響か後半は駆け足で、内容的にも宇副なってしまっているのがちょっと残念でした。

    本当は3巻くらいで書いて欲しかったかな。でも、面白かったですよー。

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