さかなのたまご: いきのこりを かけた だいさくせん (ふしぎいっぱい写真絵本 31)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 215
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (37ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154908

作品紹介・あらすじ

川に行くと、今日も水の流れる音が聞こえてきます。そんな川の中をのぞいてみると、たくさんの魚たちが、いろいろな作戦でたまごを守ろうと奮闘しています。砂利の下にたまごをうめてかくすサケ、二枚貝の中にたまごをうみつけるニッポンバラタナゴ、水草でたまごをかくす巣をつくるトミヨ、そして、オヤニラミに自分のたまごを托卵し守らせるムギツクなど、魚たちが長い時間をかけて作りあげてきた「たまご大作戦」は、生存競争を勝ち抜くための生きものの知恵でもあります。この本では、淡水魚たちのさまざまな繁殖戦略を迫力の写真で紹介しています。著者は、日本の水環境とそこにくらす生きものたちを撮影し続けてきた写真家・内山りゅう氏です。表紙にも登場しているカワヨシノボリの愛嬌のある表情や、コロコロとしたたまごたちのかわいらしい姿など、見ているだけでも楽しめる1冊です。魚の卵の大作戦をのぞいてみましょう!

感想・レビュー・書評

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  • 子供から何回も何回も持ってくる。
    親も知らないことがあるから一緒に勉強できた!

  • 8歳1ヶ月の娘
    5歳1ヶ月の息子に読み聞かせ

    娘の国語の教科書で紹介されていた本
    さかなのたまご
    いろんな方法で守られている

    前に別の本で
    魚界はオスが子育てすることが多い
    って知ったけど
    オスがんばってるなあ

    管がでてきて
    貝の中に産み付けるのは衝撃

    さかなのたまご
    魚卵
    どうしても
    サケの卵は
    イクラとしか見れなくて。美味しそうって思っちゃう。
    でもサケも卵を守るために
    必死なのよね

    人間こわいわ

  • デザイン/稲垣結子(ヒロ工房)

  • 2022.10 2年 動画

  • ぼくも卵から育ててみたい。卵はどこでとったのかな。

  • 2年生に読み聞かせした。
    いろんな魚が、自分のたまごを守るために奮闘するお話。特に他の魚のたまごを食べて、そこへ自分のたまごを産み、あまつさえ自分が食べたたまごの親に自分のたまごを守らせる姑息な手段を用いる魚もいたのが印象深い。
    写真絵本なので、川や魚やたまごの美しい写真も見どころ。

  • 生き残りをかけた大作戦というなんとも壮絶なサブタイトル!
    いかにして種を絶やさないように産卵し守るのか、魚たちの色々な大作戦を知れるのですが、子どもたちは透けた卵の中身や、雨上がりの水溜まりでナマズが見つけられるかも!など絵本から知ることができたことを色々私に報告してくれました。
    そう言う私も知らない事ばかりで、驚きの連続で本に見入ってしまいました。

  • さかなの大事な仕事は、卵を産んで子どもたちを残すこと。
    川の中を覗いてみると、さかなたちはあのてこのてで、卵を守ろうと頑張っています。
    さかなたちの「たまご大作戦」を覗いてみよう!

    科学の写真絵本。
    美しい川の写真と、そこに生息する生きものたちの様子。

  • さかなたちが生き残るための重要な作戦は、“たまごをどのようにまもるのか“。
    この絵本は、さかなたちの守り方を写真で教えてくれる。

    孵化をするまでオスが見張り役をしていたり、貝に卵を産みつけたり、カッコウのように他の魚に自分の卵を見張らせたりと、さかなたちの卵を守るための様々な作戦を知り、驚く。

    その中でも心に残ったのは、悲しいかな、外来種のたくましさだ。
    カダヤシはお腹の中で卵がかえり、稚魚が泳ぎ出てくる。
    もう稚魚の状態で!?
    そのように進化したからこそ、繁殖するんだな。

    その時の環境に適応できたものが生き残る…それが、自然の摂理なのかも。


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著者プロフィール

1962年東京生まれ。東海大学海洋学部水産学科卒業。淡水世界をフィールドとし、そこに生息する生き物とそれらを取り巻く環境の撮影をライフワークとする。1999年、和歌山に移住。写真集や図鑑、写真絵本などの創作活動を続けている。テレビ番組の制作・出演も多く、環境学習会、講演などの活動もしている。
主な著書に『大山椒魚』(ビブロス)『水のコレクション』(フレーベル館)『田んぼの生き物図鑑』(山と渓谷社)『新人諸君! 弱い雄の戦略に学べ!』(プレジデント社)

「2017年 『水のこと 水の国、わかやま。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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